児童学科

子どもに寄り添い、
次世代の保育を創造する

 

★特集★

児童学部長と語る、辰五郎自主自律AO入試。

家政大児童学科では、どのような学生を求めているのか? 本学では、入学者の受け入れ方針、いわゆるアドミッションポリシーを定め、その教育理念を理解し勉学に励みたい学生を求めています。渡邊辰五郎自主自律AO入試や学校生活について、岩崎児童学部長が10名の新入生と懇談しました。
この大学に決めた理由は?
岩崎:入学から2ヶ月経ちましたね。もう大学には慣れましたか? 入学してみて想像通りでしたか?
Nさん:新しい友達がたくさんできて、毎日大学に行くのが楽しいです。
岩崎:高校の時とは違うことがいっぱいあると思うんですよね。
Tさん:入学前に聞いていたとおりで、保育のことをいろいろやってるし、先生方は本当に親切に教えてくれます。
Aさん:私はこの学校を決めた理由が、「わかくさ」という療育施設があったり、森のサロンでの地域との連携に興味持って入ったので、授業でそこの見学に行けたり、ボランティアで参加できるのを聞いて、すごく楽しみです。
岩崎:学内にこういう附属施設がこんなにあるのは、なかなかないのですね。ぜひ有効に使ってください。

辰五郎入試にチャレンジする人はどんな人?
岩崎:ここに集まっていただいた皆さんに、辰五郎入試について少し聞いてもいいですか?
Iさん:入試の方法というか、辰五郎入試は大学の歴史とかそういうことも分かるから、そこから入ってみたいなという気持ちがありました。
Sさん:早く受験を終わりたかったのもあります。
Mさん:私はオープンキャンパスに参加して個別相談をしたときに、辰五郎入試があることを知って。大学の歴史からアドミニッション・ポリシーなど自分に合っていると思って、早く決めたいと思ったので受験しました。
Aさん:私がこの学校を知ったのが、高校2年生の夏。オープンキャンパスとか個別相談を通じて辰五郎入試があるというのを知って、1番早い入試なので受験する機会が増えるじゃないですか。受けると、それでより入れるチャンスが増えるっていうのと、やっぱり学校のことを色々調べなきゃできないので、色々知ってから入れるっていうのがいいなと思って。
Yさん:自分は中学の頃から保育士になりたかったので、高校入って大学を決める時にお母さんから「家政大は歴史あるし、いいんじゃない」って言われて調べ始めました。高校3年間、部活動だったので、一般で受けるっていうのはちょっと厳しくて、自分の部活動の実績とかを使いたかったので、辰五郎入試を選びました。
Uさん:部活で毎日忙しくて一般受験では厳しいと言われたので、まず最初に辰五郎入試を受けました。
Tさん:私は家政大入りたくて、とても憧れていたので、できるだけチャンスを増やして、とりあえず、一番最初の受験から頑張ってみようと思って選びました。
Hさん:高校2年生の夏にオープンキャンパスに参加した時、辰五郎入試があると聞いて、私はグローアップ公募受験で考えていたんですけど、その前にも受験できるチャンスがあったということで、辰五郎入試を受けました。
受験に向けてどんな準備が必要?
岩崎:では、辰五郎入試を受験するにあたって、どんな準備をしたのか教えてください。
Sさん:準備は同じ部活に辰五郎入試を受ける人が何人かいたので、友達と一緒にどうやっていいのかというのを、話し合いながら準備しました。事前に配られた資料をみんなで読んで、これはこうなんじゃないかとみんなで考えて。
岩崎:なるほどね。そういうふうに友達と準備したのですね。
Mさん:準備は家庭科の先生が家政大学出身の先生だったので、その先生に色々聞きながら進めました。
Kさん:私は部活が忙しかったので、担任の先生が国語の先生で、エントリーシートの添削をしてもらったり、私も家庭科の先生が家政大の卒業生だったので、いろいろ話を聞いたり、添削もしてもらいました。二次試験は同じ学校に同じ辰五郎入試で保育・児童を受ける子たちが何人かいたので、みんな一緒に集団討論の練習という場を設けてもらって練習しました。
岩崎:家政大の卒業生が高校の先生としていらっしゃるのですね。
Aさん:対策はエントリーシートとかを担任の、国語の先生に添削していただいたり、二次試験の絵本の面接ディスカッションの練習をやってもらったりしました。
Nさん:準備は担任・部活の顧問が国語の先生だったので小論文も一緒に添削してもらい、ディスカッションはその先生と部活の仲間に協力してもらって実際に時間をかけてやってもらったり、みんなの意見を聞いたりしました。
Yさん:対策はエントリーシートや小論文で、高校の先生に添削していただいてまとめたって感じで。二次試験の時は高校の先生と部活のみんなに協力してもらって、回数何回もやって誰かの質問をしてそれに答えるとか。
Hさん:対策は、資料を何回も何回も読み直して自分なりに考えをまとめてみたり、去年の受験した先輩がいてその記録が残っていたのもあって、そのお題を見ながら対策したりしました。二次試験はクラスの子に協力してもらって、実際に集団討論の雰囲気をある程度同じようにして練習しました。
岩崎:なるほど。ありがとうございます。担任や進路の先生、国語の先生、家政大出身の家庭科の先生なんかがね、みんな添削してくださったり、すごいですね。やっぱり高校の先生たち、そうやってよく見てくれるんですね。あと二次試験に備えて、友達と一緒にディスカッションとかお題を出して話し合うということをやったわけですね。
実際に受験してみて感じたことは?
岩崎:では、実際に辰五郎入試を受験してみて、どんな感想でしたか?
Tさん:小論文もグループディスカッションでもいっぱい対策してきたので、当日はあまり緊張しないで自信を持って行きました。2次試験の先生方の雰囲気がとても良くて、とても穏やかというか、もう安心して臨めました。
Iさん:エントリーシートを書く段階では、自分のことを分析しながら書かないと書けないので、自分のことを見つめ直すのもいいなと思った。小論文を練習する中で、この学校のことをいっぱい知ることができたのも良かったし、受かった時も、この学校のことをいっぱい学んできたから、余計、頑張ろうって思えたんです。二次試験の時もみんなが言っている通り、先生方がやりやすい雰囲気を作ってくださって、みんなで意見を出し合えたので良かったです。
Hさん:一次試験では今までのボランティア活動をエントリーシートに書けたので良かったなと思って、保育士を目指すこともしっかり考えられたので、入学してからどんな保育士になりたいかとか考えながら、勉強するモチベーションになっています。二次試験のグループディスカッションは、やっぱり意見を出しやすい雰囲気で話しやすかったので、質問の際も手を挙げて答えることができ良かったです。
Mさん:小論文は準備したので、書けました。二次試験の時はすごく緊張したんですけど、先生が緊張しないでみたいな感じで言ってくれて、その雰囲気がすごく良くて、この学校に入りたいなって思いました。
Aさん:小論文の対策はしていたので、けっこう自信を持って受験できたんですけど、二次試験では、学校での対策がなんか堅い感じのディスカッションの練習をしていて、そんな感じなのかなと思って、学校でもうまくできなくて心配だったんです。けれど、いざ本番になってみたら、大学の先生方が緊張をほぐしてくださったので。そのうち、グループの子たちとも絵本についてたくさん話し合うこともできたし、質問もちゃんと言えたので良かったです。
Nさん:一次試験の時は、資料を何回も何回も読んではいたんですけど、本番は同じ題材ではなかったから、最初はちょっと焦って時間配分とか最後、慌ててしまうこともあって、もっと対策しとけばよかったなって思いました。二次試験の時は、本当に先生方の雰囲気とかが良くて、みんなで話しやすい感じだったので良かったです。
Yさん:一次試験の要約は自分で書けるけど、小論文は実際に自分が書いていく中で当日まですごくドキドキして不安な気持ちもありました。エントリーシートで自分のことを色々書いたり自己分析していく中で、どういう人になりたいかとか、どうしていきたいかっていうのが明確になったので、それを本番緊張していても書きたいことは書けたかなって思いました。二次試験はやっぱり緊張していたけど、自分で対策していたこともあったり、当日先生方もすごくリラックスしているという感じで、緊張した空気じゃない、いい空気感を感じたので、自分の意見を一回出してみんなでいろんな視点から考えることができたかなと思っています。
Kさん:一次試験は頂いた資料の要約とか苦手なので本当に大変で、二つ目の小論文も難しくて本当に不安だったんですけど、高校の先生方に相談して添削していただいたおかげで本番ではスラスラ書けたので、いろいろ協力してくださった先生に本当に感謝しています。意見を出すのがうまくできなくてすごく悩んでいたので、二次試験の方が正直不安だったんですけど、当日の試験会場の雰囲気がすごくよかったので、楽しい環境だったなと思いました。
岩崎:ありがとうございます。エントリーシートにしろ、小論文にしろ、高校の先生方が応援してくださって準備できたので、非常に不安だったり、難しいこともあったと思うんだけど、クリアできたようですね。二次の試験はちょっと変わった試験でしょ。いろいろ一生懸命考えて工夫して、こういう人に保育者になってもらいたいなってところがみんなに伝わるといいなと思って考えたんです。けっこう、独特な入試でしたね。皆さん緊張もあったということですが、児童学科の先生たちが緊張をほぐしてくれたりして、良かったなあと思いました。
皆さんの話を聞くと、こちらも参考になります。今後よりよい入試、それから学生にとって役に立つことができればいいなと思っています。本当に今日はありがとうございました。 (まとめ:教員 松本なるみ)

学科TOPICS

学科の概要

子どもに寄り添い、次世代の保育を創造する。

児童学科は、次世代の保育を創造するために、これまでの伝統を生かし常にアップデートし続けています。これまでの60年間、児童学科では、子どもに関する「保育・心理・文化・福祉・保健」の5分野からなる児童学を中核に据え、スペシャリストを全国に輩出してきました。
これからも複雑化し変化する時代の要請に応じ、これまで培ってきた児童学をベースにして、子どもの幸せを第一に考え地域社会に貢献する人材を育成します。

児童学専攻

確かな経験知と専門性を、次代の保育者へつなぐ。

育児支援専攻

社会のあらゆる場面で、子どもを育む力を。

学科の概要 子どもに寄り添い、次世代の保育を創造する。

学科パンフレット

カリキュラム・実習

専攻の特色・ポイント

児童学専攻

児童学専攻に設置された「子ども理解研究」「児童学特別演出 A〜D」(「ミュージックパフォーマンス」「保育(遊び)環境デザイン」など)「児童学特別講義 A〜D」(「インクルーシブ保育」「子どもと文化」など)を通して、質の高い保育を学び、幼稚園教諭一種免許状、保育士資格取得のための学修を高度なレベルで行います。

育児支援専攻

育児支援専攻に設置された「育児支援研究」「育児支援特別演習 A〜D」(「人をつなぐコミュニケーション技法」「病児のケアと親子のサポート」など)「育児支援特別講義 A〜D」(「世界の子育て支援」「保育カウンセリング」など)を通して、現代的なテーマを幅広く学び、幼稚園教諭一種免許状、保育士資格取得のための学修を高度なレベルで行います。

ゼミ・研究室紹介

ゼミ・研究室紹介

児童学科のゼミは、3年次のゼミナールⅠや児童学研究法の学修をもとに、自らの興味・関心のあるテーマを定め、テーマに関係のある指導教員の指導と助言を得ながら、文献研究やフィールド調査・実験・制作などを行います。

また、その成果は、論文や作品という形で提出され、他のゼミや後輩などへの発表も行います。卒業研究に取り組むことで、絶えず変化する現代社会で生きていくうえでの、学び方の基礎を自らの力で構築することができるようになることを目的としています。

先輩の声

[児童学専攻]

先輩の声 児童学専攻

児童学専攻M.M.さん

「保育の実践力が身につき、自分らしさを再発見できる場所」

子どもに関する基礎知識を学ぶだけではなく、常に目の前の子どもの姿に寄り添うことができるような援助を考える姿勢が身につき、子どもについて多面的に学ぶことができます。

[育児支援専攻]

先輩の声 育児支援専攻

育児支援専攻 F.Y.さん

「多彩な考えを持つ先生や仲間のもとで、自分の可能性を広げられる場所」

子ども理解だけではなく、保育カウンセリング・子育て支援・マイノリティ保育など幅広い分野で学びを深められるところが育児支援専攻の魅力だと思います。自分が何に興味があるのか・将来何になりたいのか…四年間の学びを通して明確になると思います。

資格・就職

  • 児童学専攻

    • 幼稚園教諭一種免許状 (全員取得が原則)
    • 保育士資格 (全員取得が原則)
    • 社会福祉主事任用資格
    • 図書司書教諭
  • 育児支援専攻

    • 幼稚園教諭一種免許状 (全員取得が原則)
    • 保育士資格 (全員取得が原則)
    • 社会福祉主事任用資格
    • 認定ベビーシッター資格
  • 卒業生の就職先・活躍フィールド

    • 保育士
    • 幼稚園教諭
    • 保育教諭
    • 図書館司書
    • ベビーシッター
    • 児童指導員  など

    ※専攻によって異なる場合がございます。

資格・就職

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