健康科学部の紹介

 

健康科学部の紹介

学部長メッセージ

鈴木 幹子

健康科学部 学部長

「自分らしく生活する」支援を創造し実践できる医療専門職の育成

東京家政大学における医療専門職の人材育成が狭山キャンパスから開始されて8年が経過しました。2014年に看護学科が、2018年にはリハビリテーション学科が開設され、健康科学部は2学科体制となっています。

看護学科では、近代看護の祖ナイチンゲールの示唆を基盤とし、誕生から老いまで、あらゆる年代における人々が「その人らしく生活できる」を支える実践能力を備えた看護師・保健師・助産師を育成しています。看護の対象は、「生活する人々」であり、健康の保持増進と生活の質の維持には、対象が持つ力を発揮できるように支援することが必要です。看護学科では、対象の思いや価値観を理解し、対象の強みを引き出すことができる知識・技術・態度を身に付けた看護専門職を目指しています。2022年4月から、新カリキュラムが適用され、看護の対象理解を主眼とした「健康・生活・地域実習」が開始されます。1年次から段階的に臨地実習を積み重ねて看護観を育み、そして、看護の未来を創造し、リーダーシップを発揮できる看護の実践家となるよう支援していきます。

リハビリテーション学科の教育コンセプトは、「建学の精神に基づく職業的自律を目指し、あらゆる世代の人々がその人らしく生活をすることができるよう、社会のニーズに対応できる質の高いリハビリテーションサービスの実践力を養い、保健医療福祉の発展と向上に貢献できる人材の育成」です。作業療法学専攻は、”こころ”と”からだ”と”生活”に障がいがある子どもから高齢者まで、「その人らしく生活ができる」ことを目指し、生活の再構築と「新しい生き方」の獲得を支援できる作業療法士を育成します。理学療法学専攻は、病気やけがなどで機能低下や運動障害を生じたあらゆる年代の人々が、「その人らしく生活できる」よう、身体機能・運動能力の改善、基本動作や日常生活活動の改善を支援できる理学療法士を育成します。高い質の実践力を有する専門職者を目指し、新しい治療機器や介護福祉機器等を積極的に導入しています。また、"人に寄りそう優しさ"や"共感する心"を持つセラピストとして知識・技術・態度を磨けるように指導体制を構築しています。

健康科学部の教職員は、学生の皆さんが医療に携わる専門家として成長できるよう支援していきます。生命を尊び、健康支援を創造し実践していく意欲のある方、自然豊かな狭山キャンパスで共に感性を磨き、共に学び、一緒に成長していきましょう。

人材養成・教育研究上の目的

健康科学部は、看護及び医療の分野で、科学的根拠に裏づけされた知識・技術と生命の尊厳と人格を尊重する態度を涵養し、あらゆる年代の人々の健康の保持増進と自分らしく「生活する」ことを支援できる人材を育成する。
  • 看護学科は、専門知識と、保健・福祉・看護の基盤となる援助的人間関係を成立・発展させる技術を教授し、あらゆる年代の個人、家族、集団、地域社会を対象とし、健康の保持増進と生活の質を維持する看護実践ができる看護師・保健師・助産師を育成する。
  • リハビリテーション学科は、基礎知識と専門知識技術を基に乳幼児から高齢者までを対象に、
    作業療法学専攻では、人の“こころ”、“からだ”、“生活”に焦点を当て、その人らしい生活が獲得できるように支援できる人材を育成する。
    理学療法学専攻では、疾病や傷害に起因する機能や形態障害に対して基本的身体能力や移動能力の改善を支援できる人材を育成する。