学位授与方針(ディプロマポリシー)

 

学位授与方針(ディプロマポリシー)

校祖渡邉辰五郎は、女性が経済的に自立することに加え、自らの意志と判断でよりよい社会の形成に貢献できることを目指す「自主自律」を建学の精神として本学の礎となる和洋裁縫伝習所を設立しました。そして、第二次大戦後、東京家政大学の設立に尽力した初期の学長である青木誠四郎は、これからの社会において自主的・自律的に生活していくためには、「愛情・勤勉・聡明」をもたなければならないと生活信条を掲げ、その著『若い女性(ひと)』のなかで「愛情・勤勉・聡明」について次のように述べています。

  • 「愛情」とは「他人の立場に立ってその人の幸福のためにどうなければならないかを考え、それを包んで他に対すること」である。
  • 「勤勉」とは「他のために自分のために働くこと」である。
  • 「聡明」とは「よく考えられた生活」を創り、営むことである。

こうした歴史を踏まえ、本学では、「自主自律」の生き方ができることを教育目的とし、この教育目的の実現を目指し「愛情・勤勉・聡明」にもとづいた生活を創り、営むことができることを教育目標と定めています。そして、この教育目標の具体的な像として以下に掲げた資質能力を総合的に身につけた学生に対して学位を授与するものとします。

【知識・技能】

  • 社会において、「よく考えられた生活」を自主的・自律的に創り、営むのに必要となる幅広い教養とそれに支えられた自ら学ぶ力を有している。(聡明)
  • 自らの専門領域の知識・技能と研究方法を身につけ、社会においてそれを実践的に生かすことができる。(聡明)

【思考力・判断力・表現力】

  • 他者および自己への愛情をもって、他者の意見や価値観に耳を傾けつつ、自らの考えを再構築する思考力・判断力・表現力を有している。(愛情・勤勉・聡明)

【主体性・多様性・協同性】

  • 他者の幸福と自己の幸福を重ね合わせ、それを踏まえて他者や自己に接することができる。(愛情)
  • 勤勉に「よく考えられた生活」を自主的・自律的に創り、営んでいくことができる。(勤勉・聡明)
  • 社会のさまざまな課題に向き合い、すべての人が「よく考えられた生活」を自主的・自律的に創り、営むことができるよりよい社会を協同的に形成することができる。(愛情・勤勉・聡明)