わかくさについて

 

児童発達支援事業所 わかくさWAKAKUSA

「わかくさグループ」から
「児童発達支援事業所 わかくさ」へ
東京家政大学 わかくさ(わかくさグループ)は、
56年目を迎えます。

わかくさグループは昭和41年に児童学科教授の跡見一子先生が本学児童学科有志の学生を募り4号館集団治療室で障がい児の保育を開始しました。
当時、幼稚園・保育園に入れない障がいのあるお子さんのお母さまから、どこか遊べるところはないでしょうか?と尋ねられたことがきっかけでした。
昭和53年より、板橋区から補助金をいただき、わかくさグループと名前をつけ、スタートしました。
東京家政大学のキャンパスは、昔から樹木の多い恵まれた環境にあり、卒業生の会は「緑窓会」大学祭は「緑苑祭」、付属の幼稚園はみどりヶ丘幼稚園と、緑がイメージカラーです。
当時のお部屋には緑色のカーペットが敷いてあり、子どもたちが「緑のお部屋」と呼んでいたので、この部屋で過ごすグループを「わかくさグループ」としたのが、名前の由来だそうです。

跡見先生は、保護者の方へこのようなメッセージを送られました。

皆様のお子さんに多少お困りの問題があっても、お子さんの前では口にしないようにしていただきたいということ、ご夫婦がお互いを責めたり、また育て方が悪かったのかとご自分を責めたり、心を閉ざしてしまうこともお子さんに決して良くないことです。とかくお母さん方は、言葉が出ない、あれができないと焦り、子どものマイナス面にとらわれがちな人が多いように思いますが、そうではなくお子さんの発達を見守ってあげて、今日はこんな言葉が出た、こんなことができたと喜んで子どもを褒めたり、励ましたりすることが子どもの成長には大きな効果になります。ご夫婦の協力で円満な家庭生活を過ごしていただきたいと思います。お子さんはご夫婦の宝であり、ご兄弟も含めてお子さんを見守ってあげていただきたいと思います。


私たちも、設立からのこのおもいを引き継ぎ、家庭支援に力を入れ、お子さんはもちろん、家族の皆さんも幸せに過ごせるように援助していきたいと考えています。