児童学科

よくある質問

 

よくある質問

Q1:保育の仕事を希望しているのですが、どのように就職活動をおこなっているのですか?
A1:社会福祉法人や学校法人の場合、保育園・幼稚園・認定こども園などの保育職への公募の多くは、9月から始まります。児童福祉施設の公募は6月くらいから始まることが多いです。本学では、実習先や卒業生が就職している園、推薦できる園を紹介しています。キャリア支援センターや、ゼミ・クラス担任、教職員が一体となって、きめ細かいサポート体制が整っています。
Q2:公立園に入る学生が多いと聞いていますが、公務員試験対策や就職支援は、何かおこなわれているのでしょうか?
A2:キャリア支援センターでは、公務員試験対策講座をはじめ、就職対策に関する講座をたくさん用意しています。児童学科・保育科では、公立園に以前勤務していた、もしくはつながりのある教員がおりますので、その経験をもとに、学生はアドバイスを受けたり、時には面接指導を受けたりしています。また、ピアノなどの実技がある場合、試験前に音楽関係の教員が指導することもあります。公務員試験(公立保育士、公立幼稚園教諭)の合格実績は、令和4年3月卒業者では児童学専攻25名、育児支援専攻32名、保育科8名と確実に安定した成果を示しています。
Q3:社会福祉に興味があり、社会福祉士ではなく、保育士として、将来、児童福祉施設(乳児院や児童養護施設など)で働きたいのですが、そうした進路は可能でしょうか?
A3::はい。可能です。保育士は、厚生労働省の管轄する福祉分野での国家資格ですので、保育所だけではなく、そのほかの児童福祉施設でも働くことができます。ゼロ歳の乳児からケアする乳児院、幼児から高校生がいる児童養護施設、母子で暮らすことのできる母子生活支援施設、その他、障害を持つ子どもの発達支援を行う児童発達支援センター、など多岐にわたります。また、児童相談所の一時保護所でも保育士として先輩方が活躍しています。
例えば、育児支援専攻に入学する学生の中には、入学当初から、児童虐待に心を痛め児童養護施設で施設保育士として働きたいという学生も少なくありません。そうした社会課題に保育士として取り組むことができます。保育士と社会福祉士では、それぞれが持つ専門性に違いがあり、保育士は子どものケアに関して「遊び」や子どもの発達・養育の視点から関わることが最大の強みだと言えます。ぜひ、保育の専門性から、そうした進路にアプローチしてください。
Q4:保育実習や幼稚園教育実習では、自分で実習先などを探して実習をするのでしょうか?
A4:児童学科・保育科では、保育者となるために実習はとても大事な科目として、学生が現場や子どもたちに触れ合い、実感の伴う学びができる絶好の機会と捉えています。保育実習は薬週間を3回、幼稚園教育実習は約2週間を2回、おこないます。 保育実習や幼稚園教育実習では、原則として大学がこれまで連携してきた実習先に実習を依頼しています。公立園には所管する自治体へ事前に大学から依頼しています。2回目の実習は、学生の希望を聞きながら、自己開拓も認めています。 実習は、大学からの事前事後指導が重要だと考え、一人ひとり面談して学生の心身の状況も加味しながら、児童学科・保育科が独自に作成した手引き書や教科書、ルーブリックなどを使って、丁寧に学習支援をおこなっています。また、実習中は教員全員が実習巡回に行き、実習の様子を聴きながら実習生の状況を把握して、豊かに学べるよう実習園と協働して指導にあたっています。いずれにしても保育現場で働く前に、豊かな実習経験となるよう、全力でサポートします。
Q5:ピアノは全く習ったことがないのですが、授業についていけるでしょうか?
A5:初心者には、少人数制クラスを用意し、初歩から丁寧に指導しています。また、ピアノ練習室が充実しているので、学生は熱心に練習に取り組んでいます。不安がある人は、児童学科・保育科の教員が執筆した教科書*に掲載されている「子どもの歌」をたくさん歌っておくと役立ちます。 *「かんたんメソッド コードで弾きうたい」細田淳子、笹井邦彦、西海聡子、悠木昭宏、小田切舞美(カワイ出版)
Q6:オンライン授業やe-learningなどは、授業の中でおこなわれているのでしょうか?
A6:現在は、ほとんどの授業が対面でおこなわれていますが、対面授業のなかでもICTを活用しています。本学では、manabaという学習支援ツールを対面授業でも活用し、オンラインと対面の両方で展開しています。例えば、アンケート機能を使って授業中に教員が問いかけた質問に対して、学生がその場で回答や意見を入力し、皆でその質問をスクリーンで見ながら共有した後で講義をおこなうなど、ICTと対面を組み合わせて、学習者に響く授業をおこなえるよう工夫しています。manabaでは提出物や授業資料などが全てデータとして集積され、時間が経った後でもいつでも見直しができるポートフォリオとして記録されるため、学びの履歴を実感することができます。これまでの講義を形だけオンラインにする、課題を出して終わりというのでは、ICT活用とは言えません。これまでの授業にはないメリットを活かした学習構造を作り出す工夫を、児童学科・保育科の教員は日々、おこなっています。
Q7:一人暮らしをする予定ですが、学生生活について少し不安もあります。
A7: 入学という新しい環境に入ることに加え、一人暮らしをするというのは、環境が大きく変わるため、とてもストレスを感じることです。学生寮やアルバイト(保育系もあります)、奨学金などの紹介をはじめ、大学では様々な学生支援をおこなっています。また、ちょっとしたことでも、学内で相談(カウンセリング)を受けることができます。担任制ですのでクラス担任に相談してみてもよいでしょう。児童学科・保育科では卒業までクラス制となっており、年1回、親睦を兼ねた懇親会もおこなっています。卒業しても、情報交換や励まし合いなどで卒業後も長くつきあえる仲間ができるようです。児童学科・保育科は気持ちの優しい学生ばかりですので、友達同士できっと助け合って楽しく過ごすことができるでしょう。
Q8:海外の保育にも興味があります。留学プログラムなどはありますか?
A8:ニュージーランドでの保育視察と語学研修を兼ねた魅力的な短期プログラムがあります。子育て支援や保育の考え方を学び、海外の生活・文化・保育事情を学ぶことができるため、自分の保育観を広げ、豊かにすることができます。しかし、現在は、コロナ禍の影響で実際に現地を訪れるプログラムは実施していません。