心理カウンセリング学科

 

養護教諭を目指す先輩

私の将来の夢

養護教諭

心理カウンセリング学科 4年

子どもたちの心身の健康を支えるエキスパートになりたい

中学時代の養護教諭に「この仕事に向いているのでは」と勧められたことが、養護教諭を意識したきっかけです。家政大学を選んだ一番の理由は「カウンセリングを強みとする養護教諭」という学科紹介の言葉にひかれたからです。心理学を学び、カウンセリング技術を身につけることが、今の養護教諭に求められていることだと直感しました。心理学は実践的な授業が多く、なかでも「発達心理学」は、各発達段階における課題などについて具体例や動画から学びます。1年次の「養護教諭論」は4年間で学ぶことの基礎になりましたし、先生が経験された事例を聞くことができる貴重な授業でした。現代の子どもたちはさまざまな問題を抱えています。その心身の健康を支えるエキスパートとして、信頼される養護教諭になりたいと思っています。

大学院に進学した先輩

私の将来の夢

スクールカウンセラー

心理カウンセリング学科 卒業 / 東京家政大学大学院へ進学

大学院で心理学の学びをさらに深め子どもも保護者も支援していきたい

家政大学への進学を決めたのは、養護教諭1種免許が取得できるからです。中学校の部活動ではケガをするたびに保健室にお世話になり、こうした経験から、多感な中高生の心身のサポートができたらと思い、養護教諭にあこがれました。印象に残る学びは、養護実習、看護臨床実習、臨床心理学実習などの現場実習です。教室内で行うロールプレイとはまったく異なり、患者さんや子どもたちの表情や反応から対応方法を考えなければなりません。思い通りにいかないことばかりでしたが、現職で働く方たちの対応を実際に観察でき、プロの対応をぜひ身につけたいと強く思いました。卒業後、家政大学大学院に進みました。もっと知識を深め、問題に直面する子どもたちだけでなく、保護者も支援できるスクールカウンセラーを目指しています。

夢をかなえた先輩たち

大学・心理教育学科(現 心理カウンセリング学科)
大学院・心理教育学専攻(現 臨床心理学専攻) 修了

公認心理師・臨床心理士

心の病を抱えた患者さんに寄り添いカウンセリング。
育児休暇から復帰後は気負いがなくなり、
患者さんの気持ちを受け止めることを重視するように。
 医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 勤務
N.K.さん

 2006年3月 文学部心理教育学科(現 人文学部心理カウンセリング学科)卒業
 2008年3月 大学院文学研究科心理教育学専攻(現 人間生活総合研究科臨床心理学専攻)修了

 パニック症、社会不安症、うつ病の患者さんを対象とする、専門性の高いクリニックに、カウンセラーとして勤務していま、ドクターたちと心理士が連携を取りながらカウンセリングができ、カウンセラーとしてやりがいのある職場です。
 1対1、あるいはグループでのカウンセリングを行うのが私の日常です。1対1のカウンセリングでは、継続的に同じ患者さんを担当するので、信頼関係を築くことが重要です。まず、相手の話をじっくり聞き、共感することから始めます。
 相手が安心してお話できるようになったら、物事の受け止め方、考え方によって気持ちや行動が変わるということをもとにした、認知行動療法での療法ではカウセリングをスタートします。
 グループ療法では、社会不安症(対人恐怖症)が私の担当で、こちらでも認知行動療法により、苦手な場面でも話ができるようにしていきます。
 抱えている問題も性格も十人十色で、治療法に正解はありません。カウンセラーの経験が浅かった頃は、早く症状を改善しなければという気持ちが先立ち、認知行動療法の技術提供に偏りがちでした。 そんな私を変えてくれたのが、子育てです。出産後、育児休暇を経て復帰してからは、気負いが消え、相手の歩幅に合わせて話を聞くという、基本に立ち返ることができました。今では症状の改善より、患者さんの気持ちをしっかり受け止めることを重視し、それが結果的に症状改善につながるという考えに行き着きました。
 こうしてカウンセリングを行った患者さんの「心が楽になった」という言葉と笑顔が励みになっています。 また、夏休みに社会不安で不登校になった高校生をカウンセリング士、休み明けに投稿できたという報告を受けた時は、自分の子どものことのようにうれしくなりました。
 カウンセラーになって11年目ですが、この仕事は常に勉強が必要です。研修会や勉強会に出席し、年数回は関連する学会に参加して、発表をすることもあります。育児休暇中も、勉強ができるチャンスと捉え、生後4か月の乳児を売れて、オーストラリアの学会で発表してきました。
 仕事と家庭の両立に悩んだこともありますが、今は、ベストでなくても、自分なりのベターのところで無理せずやっていけばいいと考えられるようになりました。職場の理解もあり、この仕事を長く続けたいと思っています。


取得した資格

 ・公認心理師(大学院卒業後)
 ・臨床心理士(大学院卒業後)

大学・心理カウンセリング学科卒業

養護教諭

高校時代の養護教諭に憧れて同じ道へ。
自分の人生にプラスになる一生の仕事に出会え、
毎日、やりがいと幸せを感じています。
静岡県公立小学校勤務

F.K.さん

 2018年3月 人文学部心理カウンセリング学科卒業


 
養護教諭を目指したのは、高校時代に運動部のマネージャーを務めていたとき、ケガをした選手を、迅速かつ的確に手当てする養護教諭に憧れたからです。心のケアもできる養護教諭になりやくて、心理学も学べる東京家政大学を選びました。
 現在の勤務先は、児童数60数名の小学校で、雑木林や畑が広がるのどかな地にあります。新任でも養護教諭は1人なので、最初は不安でいっぱいでした。でも、のびのびして素直な児童や温かい保護者、優しい先生方に、ほっとしたことを覚えています。
 学校全体の保健管理、環境衛生管理及び検査、児童の健康管理、救急処置活動、保健教育などが、養護教諭の主な業務です。出勤するとまずは保健室の環境を整え、水質検査をします。児童が登校してくる時間には、扉を開け放した保健室で、あいさつを交わしつつ、一人ひとしの様子を見ます。その後、児童はストレッチをして公園をランニングするので、それを見て健康状態が気になる児童に声をかけています。授業が始まることには、各教室を回って健康観察をし、みんなが元気に授業を受けている姿を見ると安堵します。
 授業中は、事務処理や、月1回発行する保健だよりや掲示物の作成などを行いつつ、ケガや体調不良で来室した児童の処置をするのが日課です。その際、転んでケガをした児童には、水で傷口を洗うことを教えるなど、個別に保健指導も行うようにしています。
 年度の初めには調査票で個々の健康状態を把握。4月の健康診断は養護教諭にとって重要な業務です。準備や健診の補助、記録などを担当し、結果を保護者に通知します。運動会や野外活動などの行事にも、養護教諭は欠かせません。また、クラス担任などと一緒に、チームティーチングで、保険教育を行うこともあります。
 心がけているのは、低学年の児童は体調の悪さを言葉で説明できないことも多いので、表情やしぐさ声のトーンなどに気を配り、状態を把握することです。手当した児童が回復して元気を取り戻した時が、やりがいを感じるときです。
 基礎は大学でしっかり学びましたが、まだまだ勉強すべきことが多く、機会があれば学校外での研修も受けるようにしています。自分の今後の人生においても、この経験がプラスになる、一生の仕事に巡りあえて幸せです。将来は、児童にとって自分のお母さんのように気軽に何でも話せて、心のケアができる養護教諭になりたいと思っています。
 養護教諭の業務内容は、突発的なけがや体調不良の子どもへの応急処置をはじめ、学期ごとの発育測定や健康診断、その後のデータ集計、保健の授業など多岐にわたります。休み時間に子どもを観察していると、授業だけでは分からない性格や人間関係など、いろいろなことが見えてきます。元気がない子だけではなくいろいろな声掛けするなど、心理面の フォローをしつつ気持ちをくみ、問題があれば担任先生やスクールカウンセラーの方々連携してサポートをっています

 子どもに頼られたり、「ありがとう」と言ってもらえると本当にうれしいです。子どもからもらった“元気”が自分の働く原動力になっていると実感しています。今後も愛と厳しさを持って、子どもたちに寄り添う養護教諭として働き続けたいです 。

取得した資格

 ・養護教諭1種
 ・保育士
 ・赤十字救急法救急員

大学・心理カウンセリング学科卒業
大学院・臨床心理学専攻修了

教育相談員

  子どもたちの話をしっかり聞くことが大切。
  本人の状況に応じて、アドバイスをしたり、
  支援の方法を考えています。

 市教育センター勤務

I.M.さん

 2012年3月 文学部心理教育学科(現 人文学部心理カウンセリング学科)卒業
 2014年3月 人間生活学総合研究科臨床心理学専攻修了


 私は高校時代、百人一首部に入っていました。初めて競技かるたに取り組んだので最初はなかなか札が取れず、1回の試合が長時間だったこともあり、精神的に追い込まれる時期がありました。そんなとき、先輩からの励ましや助言がとてもありがたかったことを覚えています。以来、人との関わりをもつ援助職に漠然と興味を持ち、心の専門家である臨床心理士という資格があることを知りました。
 資格を取った今は、市の教育センターで、臨床心理士の資格を生かし、教育相談員として小中学生の相談に乗っています。主な悩みは、学校に行きたくない、授業の内容がわからない、やる気が起きないなどというもの。友人関係や親子関係の悩みでは、もともと人と話すことが苦手だったり、つらいことを言われて落ち込んでいた利、部活動やSNSでのトラブルなどもあります。まうは子どもたちの話をよく聞き、本人の状況に応じてアドバイスをしたり、背中を押すような言葉かけをすることもあります。
 なかには、自分の気持ちをうまく言葉にできない子もいます。そんなときは、体を使ってバランスボールを投げあったり、簡単なゲームをしたり、ドールハウスで遊ぶといったプレイセラピーをします。気持ちを言葉にできなくても、子どもの遊び方によってどんな状態なのかが見えてきたりします。また、声を出したり、笑ったりすることで、緊張が解けて話しやすくなることもあるのです。
 一方、保護者の方は、お子さんの不登校や学校での生活態度について相談に来られます。子どもと保護者の両方の気持ちをじっくりと聞いたうえで、適応支援教室を紹介するなど、支援の方法を考えます。また、子どもの知能検査や心理検査を行い、本人の得意、不得意を見極め、得意なところをどう補って支援していくかを子どもや保護者、学校の先生と話しあうこともあります。
 子どもと接していくうちに、だんだんと笑顔になっていったり、本人が「これをやりたい」と自己決定できるようになっていくのを見ると、「関わってよかったな」と思います。とはいえ、どんなに自分が努力しても、人が相手のことなので、なかなかうまくいかない場合も必ずあります。そんなときは、結果がどうあれ「今日一日を無事に終えられた」という自分の中での区切りを持つことが大事だと思っています。
 今、就職して4年目ですが、この短期間でも臨床現場や職場でさまざまな価値観をもつ人たちと接することができ、これまでの自分の価値観や考え方も大きく変わりました。これからも多くの現場で経験を積んでいき、その経験から学べる仕事なので、生涯働き続けていきたいです。


取得した資格

 ・公認心理師(大学院卒業後)
 ・臨床心理士(大学院卒業後)
 ・医科医療事務管理士