心理カウンセリング学科

 

カリキュラム・実習

心理学・カウンセリングの豊富な知識と実践力

自分自身や他者の心を理解し、うまく付き合っていくためには、心理学やカウンセリングはとても役に立つ学問です。

心理カウンセリング学科では、心理学・カウンセリングに関する多彩な講義・演習・実習授業を通して、さまざまな視点から人の心を見つめます。また、問題を抱えた人への心理支援に関する専門的な演習・実習によって、心の専門家に必要な実践力を身につけることができます。

4年間の豊富な実習・演習授業

1年次 心理学実験基礎
グループアプローチ実習Ⅱ など
2年次 心理学実験
心理演習 など
3年次 心理アセスメント実習
認知行動療法
心理実習 など
4年次 臨床心理ケース・スタディ演習
臨床心理学実習 など

主な授業紹介

心理学概論

心理学の生まれた背景や多様な領域の歴史を学びます

目に見えない「心」がなぜ、学問として扱われるようになったのでしょうか。心理学の発展の歴史のなかでは、さまざまな視点から「心」が解釈され、さまざまな説明が試みられてきました。時代の背景によって、「心」のとらえ方も変わっていきます。この授業では、「心」に対して多様な理解の視点を持てるようにするために、心理学の生まれた背景、また、心理学のさまざまな領域のはじまりと発展の背景について学びます。

心理学実験基礎

実験や調査の方法を学びさまざまなテーマで実践します

心理学は、人間のこころのさまざまな機能について、データを集め、それを分析することが研究や学習の中心となります。心理学実験実習では、このようなスキルを、実習を通して学習していきます。授業では、少人数のグループに分かれて、さまざまな実験や調査を行っていきます。まず、心理実験や心理テストの進め方について具体的に学びます。その後、実際に行った実験や調査の統計処理の仕方やレポートの書き方を習得しながら、将来、研究論文を読んだり、研究を計画したりするうえでの基礎を養います。

心理アセスメント実習

目に見えない「心」を客観的に理解するための方法を学びます

心理アセスメントとは、人の性格や心の状態を測り、客観的に理解しようとすることです。授業では、その代表的な手法である心理検査法、面接法、観察法を体験的に学びます。3つの手法をペアなどを組んで実体験することで、さまざまな情報から心を理解し、心理支援につなげる専門的スキルを学びます。

グループアプローチ実習Ⅰ・Ⅱ

集団に対するカウンセリング技法を学びます

カウンセリングの先進国である欧米では、「集団へのカウンセリング」や「グループへのカウンセリング」が重要視され、スクールカウンセラーにとって必修の条件とされています。 そこで、授業では、一人ひとりがファシリテーター(リーダー)となって、集団へのカウンセリング・ロールプレイ実習をしていきます。こうした実習で養った力は、養護教諭や産業カウンセラーとして、カウンセリングを実践するために必要な力となります。

臨床心理ケース・スタディ演習

心の問題に対する臨床心理学的な関わり方を学びます

カウンセリングや臨床心理学を学ぶときには、事例研究(ケース・スタディ)が不可欠です。授業では、学校や医療機関等における実際の事例論文を講読したり、身近な他者に心理検査を実施して、発表・議論を行います。それらを通して、臨床心理事例のアセスメントや理解の仕方を学び、臨床心理学の視点からの働きかけや対応等について理解していきます。

救急処置実習

養護教諭に必要な学校内での救急処置について学びます

傷病の処置だけでなく、学校内で傷病が起きる状況を考え、疾病予防と事故防止および救急連絡体制、事後措置、校内研修などの救急処置活動について学びます。さらには、看護学や救急処置実習など、これまでの学びを学校現場で活用する方法をイメージし、養護実習につなげていきます。

小児疾病学

子どもの身体的・精神的特徴を理解し、疾患に応じた診断法や治療法を学びます

子どもはとても未熟で、成長・発達の途上にあります。養護教諭を目指すなら、例えば、腎臓の濃縮力が低いために脱水になりやすいなど、子ども特有の病気や特徴を理解することが必要です。この授業では、これらの身体的特徴に加え、精神的な特徴についても念頭におきながら、子どもはどのように成長・発達していくのかを理解し、疾患の種類に応じた診断法や治療法についても学びます。

心理学統計法

人の心をデータから理解するための基礎を学びます

統計学の知識を学ぶことで、人の心を理解するときに、自分の思い込みや経験から理解をするのではなく、客観的なデータから理解し分析していくことのできる力を身につけます。
現実のデータを自ら分析するための実践的な力に主眼を置き、実践演習に取り組みながら授業が展開されます。

Q & A

Q1.「○○心理学」「△△心理学」といろいろあるけど、どう違うの?
A1.一口に心理学と言っても、分野は多岐に渡ります。心理カウンセリング学科で学ぶことのできる代表的な分野についてご紹介します。
人格心理学 性格心理学とも呼ばれ、性格のとらえ方や性格が作られるプロセスなどを研究します。臨床心理学の基礎ともいえます。
発達心理学 人が生まれてから死ぬまで、どの時期にどのような課題に直面し、それを乗り越えるためにどう変化・適用し続けるかを学びます。
学習心理学 私たちの行動パターンや習慣は、さまざまな経験を通して作られます。このメカニズムを研究する学問が学習心理学です。
健康心理学 心と身体の健康について心理学の視点から研究します。心身の病気になりやすい性格やストレスのメカニズムを扱います。
教育心理学 教育のもつ心理的側面を研究したり、心理学の知識と方法によって教育場面を理解しようとする学問です。
社会心理学 集団内での個人の行動、対人関係の形成、リーダーシップ、国家と個人など、社会行動の諸現象を幅広く研究します。
臨床心理学 悩みや問題を抱えた人を援助する方法を考える学問で、精神障害、神経症、薬物依存、人間関係の問題、発達の問題などを扱います。

時間割モデル

○は前期 ●は後期 ★は通年 ◇は1期 ◆は2期 □は3期 ■は4期

1年次

1限 ★英語ⅠA ★心理学実験実習 ○心理カウンセリング 基礎論 ●臨床心理学 ○解剖生理学
●心理統計法
2限 ○養護概論 ★心理学実験実習 ★英語ⅠB ○人間の探究(b)
●社会の探究(b)
○実践情報活用Ⅰ
●社会心理学
○解剖生理学
3限 ○からだとスポーツⅠ
●からだとスポーツⅡ
○心理統計法
●人格心理学
○自然の探究(a)
●心理学史
○カウンセリング論
●看護概論
●栄養学(食品学を含む)
4限 ★グループアプローチ実習
5限 ●体育と健康 ●教職基礎論 ●医学一般

2年次

1限 ○精神医学
●遊戯療法
●生理心理学 ○認知心理学 ○教育概論Ⅰ
●教育概論Ⅱ
2限 ○精神医学
●小児疾病学
○看護技術Ⅰ
●看護技術Ⅱ
○心理療法論
●基礎ゼミナール
○健康心理学
●家族心理学
3限 ★心理学研究法 ○パソコン応用 ○カウンセリング実習
●産業組織心理学
○遊戯療法
●日本国憲法
4限 ●カウンセリング実習 ●学校心理学 ○日本の歴史
●心理学
5限 ●カウンセリング実習 ○学校教育心理学
●特別活動の研究

3年次

1限 ★衛生学・公衆衛生学 ○スクールカウンセリング論 ○生徒指導論
2限 ●看護臨床実習Ⅰ ○教育心理学 ○道徳教育の研究 ○教育制度論
●応用統計法Ⅱ
●障害児・者心理学
3限 ○教育方法の研究 ★ゼミナールⅠ ○被害者支援心理学
●養護実習Ⅰ
★救急処置実習
4限 ●学校保健 ○応用統計法Ⅰ ●健康相談活動
5限

4年次

1限 ●教職実践演習(養護) ★ゼミナールⅡ
2限 ○老年心理学
3限 ★養護実習Ⅱ ○看護臨床実習Ⅱ
4限 ★養護実習の研究
5限