ディプロマポリシー(学位授与方針)

 

人間生活学総合研究科

人間生活学総合研究科では、東京家政大学家政学部、栄養学部、児童学部と人文学部での基礎的知識を基盤とし、家政学分野と人文学分野での精深な学識と高度な専門知識を有し、それを基盤に独創的に発展させることができる研究能力と豊かな創造力、応用できる実践力を備えた研究者、教育者、及び専門職業人としての能力を修得し、得られた成果を学会・研究会などで発表し、学位論文、研究成果として明示させたものに、博士(学術)及び修士(家政学)、修士(健康栄養学)、修士(文学)、修士(心理学)、修士(学術)の学位を授与する。

《修士課程》

修士課程の学位授与方針(ディプロマポリシー)

児童学児童教育学専攻

児童学児童教育学専攻では、現代社会における乳幼児、児童に関する問題を探究する研究者を育成するとともに、保育所、幼稚園、小学校などにおける研究的実践者を養成することを人材育成及び教育研究上の目的とし、以下の学識・能力を有するに至ったものに修士(家政学)の学位を授与する。

  • 乳幼児や児童の問題に広く関心を持ち、知識を深め、創造性豊かな研究を進めることができる。
  • 保育、教育の現場において、乳幼児や児童の幸せや育ちを見据え、研究的実践の創造に寄与できる。
  • 乳幼児や児童をめぐる社会の多様なニーズに対応できる専門性を身につけている。

健康栄養学専攻

健康栄養学専攻では、少子高齢化社会に対応できる中央及び地域の保健・医療・教育・福祉の向上に寄与すると共に、我が国の産業の発展に貢献することのできる高度専門的職業人、教育指導者、研究者の養成を目的とし、以下の学識・能力を有するに至ったものに修士(健康栄養学)の学位を授与する。

  • 専門分野における高度な知識・技術を修得し、探究・研究能力及び課題解決能力を有する。
  • フードサイエンス分野、ライフサイエンス分野、及びヘルスサイエンス分野を広く深く理解し、豊かな専門的能力を修得している。
  • 社会や文化に対する幅広い見識を有するとともに、専攻分野にその見識を活かせる探究・研究課題解決能力が認められる。
  • 管理栄養士・栄養士、地域栄養・食育活動のリーダーとして実地に役立つ実践的指導力が育成されている。

造形学専攻

造形学専攻では、服飾美術分野(被服科学、服飾造形学、服飾デザイン学)においては、衣服の美的・機能的側面の追究を通して、また造形表現分野(メディア表現、美術史、工芸、平面表現、空間表現)においては生活美術の追究を通して、産業や教育、創作などの場面における有為な人材の養成を目的とし、以下の学識・能力を有するに至ったものに修士(家政学)の学位を授与する。

  • 服飾美術及び造形表現の分野において、高度の専門的知識を修得している。
  • 服飾美術及び造形表現の分野において、高度の実践力、技能を身につけている。

英語・英語教育研究専攻

英語・英語教育研究専攻では、国際化時代に対応できるコミュニケーション能力を養成し、英語学、英語文学、英語文化に関する研究や、英語教育実践の方法、言語習得理論等の英語教育学に関する研究能力を有した視野の広い総合力を持った人材の養成を目的として、以下の学識・能力を有するに至ったものに修士(文学)の学位を授与する。

  • 高度なコミュニケーション能力、論理的思考、共感的理解力を身につけている。
  • 英語の実践的能力を高め、これによって国際的に活躍することが期待できる。
  • 英語という言語の仕組みやその歴史を体系的に学んでいる。
  • 英語文学作品を研究し、人間、社会、文化、歴史の仕組みについて理解を深めている。
  • 英語教育学や言語習得理論の最新の情報を取り入れながら多角的に研究し理解を深めている。
  • 研究の成果を生かし、高度職業人として教育の現場で指導的教育実践活動ができる。

臨床心理学専攻

臨床心理学専攻では、高度かつ独創的な研究をおこなう能力を身につけ、心理臨床に関する理論と知識を駆使して、心理的な問題を抱えた人に対する援助や組織・集団を心理学的に支援することができる実践力を身につけた人材の養成を目的とし、以下の学識・能力を有するに至った者に修士(心理学)の学位を授与する。

  • 臨床心理士・公認心理師としての人間性と広い視野を有する。
  • 臨床心理士・公認心理師としての必要な理論と実践能力を身につけている。
  • 研究成果を学会などで発表し、学術論文として公表できる研究能力を備えている。
  • 身につけた専門的知識と総合的判断力を生かして、臨床心理士・公認心理師として活躍できる資質と能力が備わっている。

教育福祉学専攻

教育福祉学専攻では、高度かつ独創的な研究をおこなう能力を身につけ、生涯学習・社会教育分野、社会福祉分野、心理学分野を総合的に学び、高度な専門知識や技術に精通し、地域社会や学校にあって人を支援するネットワークやチームワークのリーダーとして活躍できる人材の養成を目的とし、以下の学識・能力を有するに至ったものに修士(学術)の学位を授与する。

  • 心理学を基礎に、社会教育・生涯学習、社会福祉の現場におけるリーダー(高度専門職業人)としての人間性と広い視野を有する。
  • 心理、教育、福祉に関わる現場のリーダー(高度専門職業人)として、必要な理論と実践能力を身につけている。
  • 研究成果を学会などで発表し、学術論文として公表できる研究能力を備えている。あるいは、職場等の活躍する場において、問題を発見し、課題を分析し、問題解決に寄与できる知識・技術、課題解決能力を備えている。
  • 身につけた専門的知識と総合的判断力を生かして、心理、教育、福祉の現場のリーダー(高度専門職業人)として活躍できる資質と能力が備わっている。

《博士後期課程》

博士後期課程の学位授与方針(ディプロマポリシー)

人間生活学専攻

人間生活学専攻では、自らの専門領域については言うまでもなく、関連分野を含めた広い領域についても大きな関心をもって勉学に努め、人間生活をめぐる心理臨床学、生活科学、社会科学の分野において、総合的、学際的視野にたつ人材の養成を目的とし、以下の学識・能力を有するに至ったものに博士(学術)の学位を授与する。

  • 自らの専門領域について深い学識と理解を有し、研究者・高度専門職業人として自立した活動をすることができる。
  • 新しい課題を解決することができる優れた研究能力を有することが、自らの研究成果によって証明できる。