服飾美術学科

学科の概要

 

学科の概要

学科コンセプト

ファッションと科学で未来を紡ぐ。

「ファッション」と「科学」の両軸から服飾について学べる学科です。衣服のデザインや縫製はもちろん、コンピューターグラフィックスを駆使した3D実習、繊維や染料の性質を理解するための科学実験、学生主体で行うファッションショーなど、座学だけに留まらない実践的な授業を多彩に展開しています。

さらに、SDGs重視の流れをふまえて、「資源循環」や「サステナブルファッション」といった未来を見据えた学びも強化。創造的で豊かな未来をつくり出せる、確かな知識と技能を育てます。

学科の特徴

総合的カリキュラムで専門力を身につける

服飾に関する総合的カリキュラム

本学科は、日本の被服教育の中核として約140年の歴史をもっています。服飾を科学とファッションの両面からとらえ、「生活科学」「服飾造形・服飾工芸」「デザイン・ビジネス」「服飾文化」の全分野に対する基礎学力を備えた学生を世の中に送り出すことを主眼としたカリキュラムを設置しています。

豊富な実験・実習・演習科目

実際の服づくりの体験、繊維・布・染め・洗剤などの性質の把握のための実験、アパレル企画やコンピュータグラフィックの実践など、豊富な実験・実習・演習科目を通して得られる実力を養成します。

衣生活関連の専門家として自立できる女性を育成

衣服の文化・歴史的変遷・社会との関わり、服を着る対象・作る素材・デザイン・作り方・取り扱い方、アパレル製品の企画・生産・販売などに関する基礎教育を充実させる一方で、本学科の伝統である家庭科教員の養成、衣料管理士・学芸員などの養成にも力を注いでいます。

次世代に応える学びを強化

持続可能性の追求

SDGsに応える学びを提供

サステナビリティの概念に基づいた服飾ビジネスやDXに対応した学びを強化。アパレル向けの3Dモデリングソフト〈CLO〉の実習にも力を入れています。生産管理や品質管理といった工業製品としての服づくりに必要な知識を学び、卒業後に活躍できる力を身につけます。

地域社会や企業と連携

実践的な課題発見・解決能力を身につける

地域社会や企業が持つ課題をテーマとしながら授業を行うことで、現場で活躍するための実践力を身につけます。また、他学科の学生と協働して課題に取り組むことで、新たな視点で物事を考える力やコミュニケーション力を身につけます。

ファッションショーの企画・運営

企画・運営で服づくりを超えた成長の場に

服づくりだけではなく、演出やヘアメイクに1年次から関わることができるファッションショーは、主体性・企画力・実行力が求められます。ショーは作品を見てもらうだけではなく、衣服がどのように動き、それが美しく見えるか、また、着心地はどうかなどを観察・検証する重要な学修の場になっています。

人材養成・教育研究上の目的

服飾美術学科は、デザイン、服飾造形、服飾工芸、アパレル設計、服飾文化、ビジネス、素材・加工・整理を統合したカリキュラムのもとに、服飾を科学とファッションの両面からとらえ、アパレル・教育界に貢献できる人材を育成する。

教育方針・受入方針