子ども支援学科

 

学科の特色

子どもの存在そのものをまるごと受けとめ、健常児も支援を要する子も、文化の違いも国の違いも、すべてを乗り越え、それぞれの子どもたちがもって生まれた可能性を実現できるような支援に関わる知識と技量を身につけます。自然豊かで、身近に子どもたちが楽しく遊び、生活する保育実習環境のもとで、4年間を通して充実したスタッフや同じ目標を志す仲間とともに学修します。

[POINT 1] 3つの科目群で,多様な子どもに的確な保育実践ができる保育者を養成

<健康保育科目群>

乳幼児期の心身の健康をより確実に促進できる能力を身につけ、病気や障がいのある乳幼児などにもきめ細かな専門的対応ができる人材を養成します。

<特別支援教育科目群>

知的障がい・肢体不自由・病弱に対応することを中心に、視覚・聴覚・LD(学習障がい)・ADHD(注意欠陥・多動性障がい)などの支援ができる人材を養成します。

<子ども芸術・文化科目群>

子どもに関わる「遊び―芸術―文化」についての学びを深めるため,臨床美術やリトミックなど多角的に子どもの表現活動を援助できる実践力を要請します。


[POINT 2] 学内に保育所と子どもクリニックを併設

キャンパス内に保育所と、アレルギー疾患・発達障がいの専門クリニックが併設されています。これらは実習施設としても活用され、実践力を養うことができます。


[POINT 3]  外部講師を招きワークショップを開催

確かな保育実践力を育むために,パネルシアター作家を招き,さまざまなワークショップを行っています。

教育方針・受入方針

このような人を求めています

子どもが好きで、子どもと同じ目線で語りかけられる人

一番大切にして欲しいことは、まずもって、子どもが大好きなこと!そして、目の前にいる子どもを丸ごと包み込み、その子どもの目線で身近な物事を生き生きと受け止め、その子どもに語りかけられることです。

子どもの有様を冷静に観察でき、心を込めてかかわれる人

一方で、保育者として目の前にいる子どもの有様を冷静かつ的確に観察でき、受け止め、どのように保育することが必要なのかを考え、心を込めてかかわれることは、とても重要なことです。

自己肯定感を有し、支援を必要とする子どもの代弁者となれる人

「自信を持つ」とは、どこまで本当に自分を信じられるかということです。ありのままの自分を受け入れ、自己の最善を尽くせる能力を有すること、そして、一生懸命に目の前にいる子どもにとって必要な支援の内容を的確に判断し、確実に実践してゆける能力、その基盤は子どもの思いに寄り添い子どもの代弁者となれることです。

子ども支援の専門職となる意欲が明確で、必要とされる学力・行動力・向上心の優れた人

人類が誕生し、この世から滅び去るまで、永遠に続く仕事の一つが子どもを育てることです。子どもを適切かつ確実に支援できる仕事は、いつの時代も人類にとって必要な専門的な職業なのです。こうした尊い専門職に対する意欲が明確で、それに必要な 学力・行動力・向上心の優れた人物を求めます。

仕事の紹介

卒業後の主な仕事は、保育士や幼稚園教諭、特別支援学校教諭。先生たちが経験した、それぞれの仕事を紹介します。

保育士 [細井 香先生]

保護者の代わりに子どもを預かり、健全な心身の発達を支援するのが保育士の役割です。食事や排泄、睡眠などの生活援助や衛生・安全管理など、仕事は多岐にわたります。保護者の相談にのり、適切な助言をすることも大切です。現在は、保育所のほか、障がいをもつ子どものための障がい児施設、虐待からの保護を目的とした児童養護施設、さらに児童の自立支援施設など、さまざまな施設で保育士の力が必要とされています。保育士の仕事のやりがいは、子どもの「成長の瞬間」に立ち会えることだと思います。私が保育士として勤務していたとき、子どもたちの初めての一歩、初めての発見にたくさん出会いました。また、お母さんの相談にのり安心していただけたときなど、保育士は人と社会に貢献できる尊い仕事だと感じました。「子ども・子育て支援法」が成立し、保育の世界は大きく変化しています。専門性や知識、豊かな発想力やコミュニケーション力に加えて、誰にも負けない得意分野も見つけてください。それがあなたの強みになるはずです。

幼稚園教諭 [小櫃 智子先生]

幼稚園は、満3歳から就学前の子どもの保育を行い、子ども一人ひとりのより良い発達を保障する大事な役割を担っています。遊びを通して、子どもたちの豊かな心や「やりたい」と思う意欲、健全な生活を営む態度を育むのが、幼稚園教諭の仕事です。また、子どもと関わるだけではなく、教材準備や子どもの記録、指導計画の立案、さらには、保護者の子育てに関する相談にのるなど、家庭支援も大切な役割のひとつです。幼稚園のほか、今後増えることが予想される認定こども園など、活躍の場は広がっています。私は、子どもたちと一緒にいろいろなことを体験し、楽しさや喜び、時に悔しさなどを味わうことで、子どもの心や身体の成長を実感してきました。これが幼稚園教諭の喜びでもあると思います。幼稚園教諭を目指す皆さんには、豊かな人間性を養っていただきたいと思います。さまざまなことに興味をもち、心を動かす体験をたくさんしてください。

特別支援学校教諭 [阿部 崇先生]

特別支援学校は障がいがあったり、特別な支援を必要としたりする子どもたちのために設置されています。特別支援学校に在籍する子どもたちは障がいもさまざまであり、さらに併せ持つ子どもも多く見られます。そのため、特別支援学校教諭の大事な役割として、一人ひとりの子どもの特徴に合わせた指導を行い、子どもの自立を支援していくことが挙げられます。支援にあたっては将来の社会生活や日常生活を見通して個別の指導計画を作成して、その目標にしたがって日々の授業を行います。特別支援学校に入学する子どもは、入学した時点ではコミュニケーションがうまく取れなかったり、身の回りのことができなかったりします。そのような子どもに根気強く働きかけ、工夫して支援していくことにより徐々にコミュニケーションが取れるようになったり、できなかったことができるようになったりすることは、何よりの喜びです。