ドリームプラン奨学金

 活動報告

 
令和6年度(2024年度)後援会ドリームプラン奨学金 採用

ブランド設立「Puryu」

家政学部 服飾美術学科 4年 Y.Y. U.Y.
(所属・学年は活動当時のもの)

応募の動機

私たちはお互い全く違う骨格や体型をしているため、お揃いの服を着る際に困難を感じていました。この経験を通じて、どの体型の方でも体型を気にせず着用できるアイテムを作りたいという思いが芽生えました。

私たちはそれぞれ異なるコンプレックスを抱えていますがその経験を活かし、全ての人々が自分の好きな服で自己表現する楽しさを追求できるブランドを目指したいです。

どんな体型の方でも安心して着用できる服を提供し、ファッションを通じて自分に自信を持ってもらえるブランドを作りたいと思い応募しました。

活動内容

〈ブランド概要〉

ブランド名:Puryu ブランド名は、フランス語の「pur=純粋」という言葉に、私たち二人の名前「yuu」と「yuka」の頭文字を組み合わせて名付けました。大人になっても人目を気にせず純粋な心でファッションを楽しんでほしいという願いが込められています。

コンセプト:大人女性のためのフェミニンカジュアルブランド。 このブランドは、様々な体型の方に着ていただきやすいシルエットにこだわり、自分らしさを大切にできるお洋服をお届けします。


〈販売までの流れ〉

① 企画書作成 OEM会社と打ち合わせを行い、デザイン案や商品の詳細を決定。企画書を作成して全体の流れを整理。
② 生地選び アトリエを訪問し、商品に最適な生地を選定。質感や色合いを直接確認しながら決定。
③ 最終デザイン案の打ち合わせ・見積もり 選定した生地に合わせてデザインを微調整し、ボタンやDカンなどの細かいパーツを決定。その後、全体の見積もりを確認。
④ トワル作成・トワルチェック 試作段階としてトワルを用いて形を作成。試着を重ね、長さやボリューム感などを調整。
⑤ サンプル作成・サンプルチェック トワルを元に本番用のサンプルを作成し、細部までチェックして最終仕様を確定。
⑥ 写真撮影 都内スタジオを借り、造形表現学科の友人に協力してもらい商品写真を撮影。ブランドのイメージに合わせた小道具を用意し、配置、空間作りにこだわった。
⑦ SNS宣伝 Instagramでブランド「Puryu」の公式アカウントを開設し、商品の魅力を発信。投稿やストーリーを活用。
⑧ オンライン販売 Instagramと連携したオンライン販売を開始。 購入者が手軽に商品を購入できるよう工夫。

販売した服
ブランドイメージカード

実施後の感想

大学1年生の頃から「いつか自分たちのブランドを持ちたいね」と話していた夢が、ようやく実現しました。その瞬間は本当に嬉しかったです。数少ない品数しか量産できなかったものの、その裏では多くの方が関わってくださっていて、1着の服を作るだけでもたくさんの人の力が必要だということを強く感じました。限られた時間の中で納得のいく生地を選び、在庫を確保するのは想像以上に大変でしたが、少しずつ形にしていく過程はかけがえのない経験でした。

撮影もすべて自分たちで行い、細部までこだわりました。また、私たちが得意とするSNS活用も頑張りました。Instagramでは着回しコーデのリールを作り、購買意欲が湧くような商品紹介を工夫するなど、最後まで「どうすれば魅力的に見せられるか」を考え抜きました。多くの人の力や自分たちの努力が詰まったブランドを無事に形にできたことに、とても感謝していますし、これからさらに多くの人に愛されるブランドを目指したいです。