看護学科

 

先輩の声

先輩に聞く「学び」活用術

~ 家政大だからできる「学び」。「自分の“好き”」の見つけ方を聞いてみよう ~

看護学科 T.A.さん

家政大は「自ら学ぶ力を養うことができる場所」です。

Q1.自分の「好き」を見つけるきっかけとなった授業は?

A1. 基礎看護学の学内演習の授業が印象に残っています。
基礎看護学は学生が看護師役と患者役に分かれて行う演習で、シーツ交換や車椅子の乗り降りの練習等を行いました。患者がどのように援助されるのか体験でき、看護師の視点では人を看護する大変さを実感し、同時にどのようにすれば良いかを考えるきっかけになりました。 看護師になりたい、人の助けになりたいという気持ちから看護学科へ入学し、この授業を通し改めて看護師を志す気持ちが固まりました。

Q2.実習授業の魅力は?

A2. 実習ではチームの一員であるという意識を強く持ち、チームで看護をする重要性を学びました。
実習中は自分自身が成長し乗り越えていかないといけない場面が多いため、自身を見つめ直すことにも繋がりました。 また、座学で学んだことを実習で実践することで、もっとこうした方が良いのではないか、と援助の方法を考えることにも繋がりました。

Q3.サポートしてくれた先生はどんな人?

A3. 看護学科の先生は臨床経験が豊富な先生が多いので、実習中は学生の立場と看護師の立場両方を理解しサポートしてくださったので心強かったです。
時には厳しい指導もありましたが、現場に出てから困らないよう、優しさからくる厳しさなのだと感じ本当に感謝しています。 また国家試験対策などの勉強で苦戦している時も手厚くサポートして頂き、精神的にも支えてくださいました。

Q4.家政大の"学び" を活かすには?

A4. 看護実習では自ら計画を立て実行していくので、分からないことを学んで解決していく力が必要になります。
単位をただ取得するだけでなく、仲間と話し合ったり、やるべきことを見つけ自分から積極的に動いたり、常に考えながら学んでいくことが必要だと思います。 自ら学ぶ力を養うことで、人としても大きく成長でき、看護師としてだけでなく今後の人生にも活かしていくことができると思います。

社会で活躍する先輩

2017年度卒業生 T.W (公立福生病院)

東京家政大学の魅力は豊富な知識と技術を身につけていくことができるカリキュラムと国家試験や就職に関する様々なサポート体制です。1年次から演習・座学・実習を通して看護の基礎をじっくり学ぶことができます。具体的に、1年次は看護の専門的な知識を修得するため解剖生理学といった基本的な科目を学び、2年次から各領域ごとに専門性の高い座学と演習を行います。3年次は各領域ごとの実習を1年かけて行います。実習では、実際に患者さんを受け持たせていただき、看護問題にあわせた看護を先生と病院の指導者の指導のもとで、自分で考え提供していきます。4年次は国家試験対策の勉強が主です。国家試験に向けて模試・勉強会など徹底した指導をしてくださいました。また、東京家政大学は1年生の時から国家試験を意識した模試を行い、勉強の場所として図書館・学習室などが設けられ学びやすい環境が整えられています。

東京家政大学の看護学科は、保健師・助産師コースがあることも魅力のひとつです。学んでいくうちに看護師以外の、興味のある分野を選択し進むことができるので自分の本当にやりたいことが見つかる場所だと思います。また、それぞれのコースに進んでからも、看護師国家試験と並行しそれぞれの資格に向けた講座を開設してくださり、安心して勉強に取り組むことができます。行政で働くことを目標としている方には公務員講座という講座もあり就職支援体制も学生のニーズに合わせたものが数多くあります。また、就職に向けた面接や論文指導など個人に合わせた手厚い指導もしてくださいました。東京家政大学は自分の夢に向かって全力で取り組むことができる環境と支援体制が組まれていると感じました。

大学での4年間は実習や勉強で大変なこともありますが、優しく時に厳しく、看護とは何か、を根気強く丁寧に指導してくださった先生方、同じ看護師という夢を追いかける看護学科の仲間、大学生活において多くのサポートをしてくださった学務課の方々、多くの方の力で今、看護師として働くことができています。

どんな職業でも言えることだと思いますが、特に看護師など医療系の職業は働き始めてからが大変な職業だと思います。資格があって初めてできることが多く、戸惑うことや悩むことも多いです。わからないことも学生の時以上にあります。しかし、患者さんひとりひとりと丁寧に向き合い、患者さんに寄り添った看護が重要だと考えています。自分らしく、患者さんのニーズに合わせたより質の高い看護を提供できるように今後も努めていきます。

2017年度卒業生 Y.M (公務員:保健師)

私は、保健師として市町村保健センターで働いています。仕事内容は、市民の健康の保持・増進のために、電話や来所での相談、家庭訪問、乳幼児健診や両親学級などの健康事業活動を行っています。

現在は保健師として働いている私ですが、大学入学時は病院の看護師になろうと考えていました。その気持ちに転機があったのは、大学4年生の「公衆衛生看護学実習」の「市町村実習」でした。「市町村実習」で保健師は住民だけではなく関連機関とのさまざまなつながりを築き、継続的に地域と密接に関わっていることを知りました。看護師の仕事は、病院の中でのことが多く、患者さんの病気を治すことが優先なのでなかなかその人の生活状況までは見えてきません。一方、保健師は、住民の方がその人らしく生きていくにはどうしたらいいのかを一歩踏み込んで考えられます。そう思いにつれ、生活に寄り添えるフィールドで仕事がしたいと思うようになり、行政の保健師として働くことを決めました。

就職後は、大学時代に学んだことを活かしながら、健康相談や乳幼児健診などを行っています。保健師は、赤ちゃんから高齢者まで全世代を対象とするため大変なこともありますが、さまざまな人と関われることにやりがいを感じながら日々仕事をしています。また、健康相談後に市民から「ありがとう」や「相談してよかった」などの感謝の言葉を言われることもやりがいにつながります。就職後は大学時代の友人と会う機会が多くあります。大学時代も講義や実習などで大変でしたが、そのおかけで知り合えた友人は現在でも私の宝物になっています。

私は保健師としてまだまだ未熟ですが、支援者として少しでも安心して頼ってもらえる保健師になっていきたいと思います。そのために日々の仕事では、その人の置かれた状況や考えを理解し、表情や声のトーンからその思いを察し、共感と傾聴の姿勢を心がけています。これからも保健師として市民の健康を保持・増進できるようにがんばっていきます。