看護学科

 

統合実習のご紹介

統合実習
基礎看護領域チーム / 角替先生

統合実習について

Q1.統合実習とは何ですか?

A1. 統合実習とは、4年次に実施する看護学を修得する上での集大成の実習科目です。
具体的には、「その人らしい生活を支える看護」を目的に1年次からの講義や実習での学びを踏まえ、さらに自ら専門性を追求したいと考える看護領域や分野を選択し、選択した看護領域や分野において2週間の実習を行います。 そのことにより、看護の専門性を獲得するとともに、個々の目指す“看護とは”を探求し、自らの看護観を明確にします。 統合実習において選択できる領域は、基礎・母性・小児・成人・老年・精神・在宅・公衆衛生看護学の8領域です。

Q2.統合実習での実習内容は?

A2. 統合実習では、看護学実習の最終段階として、個々の学生がこれまでの学習の到達度を評価し、これらを強化・発展させるための課題を明確にし、その課題達成のために自らが選択した看護領域において実習していきます。 具体的には、専門性に特化した医療機関や地域の施設で実習し、より高い看護実践能力を養います。

先生に聞いてみました!

Q1.統合実習(基礎看護領域)における活動内容は?

A1. 健康問題を抱え病院に入院している患者を複数受け持ち、患者に必要な援助を通して、看護チームにおける役割と責務を認識するとともに、安全で質の高い看護実践能力の向上と自己の看護観を追求し、明らかにしていきます。

Q2.どんな学生に向いていますか?

A2. 臨床の現場では、複数の患者を受け持ち、看護を実践していきます。
患者一人ひとりの状態やその日の検査や手術等の予定から援助の優先順位を決め、安全に看護実践していくことを学ぶことは、将来、病院での勤務に役立ちます。 また、医師、薬剤師、理学療法士など多職種との連携について学びを深めたい場合は、積極的に選択していただきたいと思います。 この実習を通して、本学科が大切にしている「その人らしい生活を支える看護」について学びを深めていただきたいと思います。

学生に聞いてみました!

Q1.統合実習のいいところは?雰囲気は?

A1. メンバーで協力し合い、チームで看護をしようという気持ちが強かったです。
チームで取り組む分、状況に合わせたケアの変更、時間調整の相談などがしやすく、お互いの考えや意見を共有しました。一人一人が学びへの明確な意識を持ち高め合うことができたと思います。
また、一人で困っているときはメンバーが一緒に考え、手伝ってくれました。チームの雰囲気は明るく、笑顔でいることが多かった為、少し気持ちが沈んでしまった時も自然と明るくなれました。

Q2.取り組んでよかったことは?

A2. 複数の患者を受け持つ大変さを働く前に学べたことは本当に良かったと思います。
一人を受け持つ時とは違い、患者の優先順位や時間調整、グループ間での優先順位など様々なことを考え、看護を実践できました。 また、患者との関わりだけでなく、チームの一員としての役割、連絡・相談・報告など指導者や先生との関わりなどもあり、実習での学びは自分自身を見つめ直すきっかけになりました。 看護師としてだけでなく人として成長することができました。