服飾美術学科

 

ゼミ・研究室紹介

服飾美術学科では、専門分野ごとにゼミナールが開かれています。
3年次後期より、それぞれのゼミに所属します。
各教員の開く専門ゼミⅠ、専門ゼミⅡのなかで、それぞれの分野に応じた、制作方法や展示、実験や調査のための様々な方法を学びます。
そして、それぞれのゼミでの学修の成果として、卒業研究を受講した学生には、口頭発表・展示・ファッションショーなどの発表の場が設けられます。

生活デザイン研究室(石田 恭嗣)
被服衛生学研究室(潮田 ひとみ)
消費生活研究室(大井 龍)
手芸研究室(大塚 有里)
染色加工研究室(木村 美智子)
被服整理学研究室(葛原 亜起夫)
服飾造形第4研究室(髙水 伸子)
被服構成システム研究室(田中 早苗)
被服材料研究室(濱田 仁美)
服装史研究室(沢尾 絵)
服飾造形第3研究室(杉野 公子)
基礎デザイン研究室(富谷 智)
和服造形第1研究室(金子 真希)
服飾造形第5研究室(佐藤 奈未)
服飾造形第2研究室(鈴木 由子)
服飾造形第四研究室 / 髙水先生

個人体形に合わせたオリジナル衣装の制作をしています。
布が立体に変わっていく面白さを感じ取って欲しいと思います。

先生に聞いてみました!

Q1.ゼミの研究・活動内容は?

A1. 自身の納得する素材・デザインを追求した個人体形に合わせたオリジナル衣装の制作をしています。
“絵にも描けない美しさ”を表現する為に、デザイン画上では分からない着心地や着やすさ、自身で見ることの出来ない背面の美しさを綺麗に魅せれる様に、目と手を鍛えています。 卒業制作は学習してきたことの集大成なので、1年生から積み上げてきたことを発揮する場になります。

Q2.どんな学生に向いていますか?

A2. まずは”洋服が好き”ということと、素敵なものを作りたいという飽くなき探究心や意欲を持っている人に向いています。
一つの作品を完成させるまでには多くの工程がある為、地道な努力を続ける力・投げ出さず向き合う力が必要になります。 普段着ている衣服への興味や、布に対する関心を持ち、布が立体に変わっていく面白さを感じ取って欲しいと思います。

ゼミ生に聞いてみました!

Q1.ゼミのいいところは?雰囲気は?

A1. このゼミの良い点は、作品のジャンルの指定がない為、自由に自分の作りたいものを制作することができることです。
個々に制作を進めますが、分からないことがあっても先生がアドバイスしてくださり、親身になってサポートしてくださいます。ゼミ生同士お互いに進捗を報告したり制作する姿を見たりして、刺激し合いながら制作に励んでいます。

Q2.取り組んでよかったことは?

A2. 卒業制作が4年間の集大成なので、授業で学んできたことを発揮できる場があり、取り組んで良かったと思います。授業では全員同じ課題に取り組みますが、卒業制作ではそれぞれ計画を立て、全く別のものを制作するので、お互いに刺激し合いながら取り組むことができました。寸法を測りパターンを起こすまでは修正も多くとても大変ですが、少しずつ布から自分の思い描いた形になってくると、とても楽しくやりがいを感じました。道のりは長いですが継続力や成し遂げる力が身に付いたと思います。

被服材料研究室 / 濱田先生

被服の素材に関する研究をするゼミです。
基礎的な知識の習得から最先端の研究までを行っています。

先生に聞いてみました!

Q1.ゼミの研究・活動内容は?

A1. 被服材料、という素材に関する研究をするゼミです。
服には見た目のかわいさだけではなく、着心地が良い、汗がすぐ乾く等、機能や素材に関することがあります。このゼミでは、そういった着心地や風合いの良い素材の研究や、ナノファイバー等を使った新素材の開発、紙おむつ等の衛生製品の風合いや快適性の研究、さらに文化財の展示による布への負荷の研究、等を行っています。
基礎的な知識の習得から最先端の研究までを行っており、最終的には卒業論文にまとめます。ゼミ生の中には、学会発表をして賞をとった学生もいます。

Q2.どんな学生に向いていますか?

A2. よく理系だから無理、という人がいるのですが、理系・文系は関係無いです。苦手だと思わず視点を変えて、自分の好きなファッションに関わることだと考えてみてください。
好奇心・探求心があり、何かを自分で発見したい、探求したい、と思う方にはとても向いています。
何も無いところから何かを創り上げる、アートとサイエンスは似ていると思います。 科学はわからないことを解明し、新しいモノや技術を創ることだからです。新しいものへの好奇心や不思議だなと思っていることがある人は実験に向いていると思います。

ゼミ生に聞いてみました!

Q1.ゼミのいいところは?雰囲気は?

A1. ゼミの良い点は、授業で習った事をより深く研究できることです。
先生との距離が近く質問などがしやすく、学生の意見を尊重してくれます。説明も丁寧で分かりやすく、知識が無かった部分も先生にサポートして頂けたことで卒論までたどり着くことが出来ました。
ゼミ生は真面目な学生が多く、仲が良く話しやすい雰囲気です。発表の時などは、お互いの為になる様質問もしたり意見を言い合ったりし、高め合うことができる環境です。

Q2.取り組んでよかったことは?

A2. 卒業研究で自分の知りたいことを追求できたことです。
高校で文系を選択していた人でも、興味を持てば、先生が分かる様に指導してくださり、研究に臨める環境があります。 自分たちのペースで研究を進められるので、計画を立て、見通しを持って進める大切さを学びました。
また研究は複数人のチームで取り組むので、1人ではできないことを協力しながら作業を進めるなど、協調性を身につけることができました。自分だけじゃない、迷惑をかけちゃいけない、という気持ちで頑張ることができました。