客室乗務員
日本航空株式会社勤務 Y.I.さん
最適なコミュニケーションツールを使いお客さまに最高のサービスを提供します。
-
世界各国の人と出会い、さまざまな国を訪れる客室乗務員の仕事は、大学で得た語学力や知識を生かせると感じ、選びました。現在、国内線の全クラスと国際線のエコノミー・ビジネスクラスを担当しています。お食事やお飲み物のご提供、機内販売などを行うサービス業務と、お客さまを安全で快適に目的地までお運びするための保安業務を行っています。乗務はシフト制のため、毎回、異なるメンバーとチームを組んで仕事をします。チームワーク良くスムーズに業務を遂行するには、コミュニケーションが欠かせません。コミュニケーションが円滑なチームには良い雰囲気が生まれ、お客さまにも伝わります。「JALに乗って良かった」というお客さまの言葉が励みになります。
人文学部英語コミュニケーション学科
2019年3月卒業
中学校教諭(英語)
埼玉県 公立中学校勤務 S.S.さん
英語教育の理論を実践し、
生徒の英語力向上に貢献したいです。
-
英語教員を目指して英語コミュニケーション学科に進学しました。印象に残っているのは、少人数のオールイングリッシュの授業です。アメリカ、イギリス出身の方を中心に、ネイティブの先生方に指導していただきました。日常的に英語でコミュニケーションを取る機会が多くあり、生の英語に触れて発音力が磨かれました。また、会話の内容にも踏み込み、毎時間多くの学びを得られた授業です。
4年次に所属した英語教育学ゼミの先生には大きな影響を受けました。一人ひとりの力を伸ばすことを重視され、ときには厳しく指導してくださいました。模擬授業では親身になってポイントを教えていただき、卒業時には50分間の授業を一人で組み立てられるように。外国語や各国の文化について学ぶと同時に、教職免許取得に向けた実用的な学びを得られた4年間でした。
人文学部英語コミュニケーション学科
2021年3月卒業
営業職
テルモ株式会社 勤務 A.U.さん
医療現場に貢献できる仕事を通じて国際的に活躍することが目標です。
-
大学では、普段の授業やイギリス留学の経験から、多様な価値観を受け入れ、チームワークをもって共に課題に取り組む力を養いました。社会に出て働く上で、最も大切なことを学ぶことができたと思います。 印象に残っている授業は「Intensive English*」です。少人数クラスで、ネイティブの先生と毎日のように英語でコミュニケーションを取ったり、課題や発表に英語で取り組んだりする機会があり、英語で話すことへの抵抗感がなくなりました。また、3年次には大学の留学プログラムを活用し、イギリスのグロスターシャー大学へ半年間留学。多彩な文化圏の学生と関わる中、相手の考えを受け入れる姿勢を得ることができました。
人文学部英語コミュニケーション学科
2020年3月卒業
デザイナー
株式会社パワーデザイン勤務 Y.T.さん
時代をとらえたデザインで
喜ばれるものづくりを追究します。
-
テーマパークのお土産品のデザイナーとして、シーズンやイベントに合わせてさまざまなお土産をデザインしています。アイデア出しからデザイン制作、製造用データの作成、製品の仕上がりチェックなどが主な仕事です。入社3年目からはチームリーダーとして、プロジェクトの進行管理やお客様とのやり取り、デザインのディレクションを担当しています。
テーマパークのお土産の役割は、思い出を持ち帰ること。お客様の希望を正確にくみ取った上での、メンバーへの指示の出し方や、より高いクオリティに仕上げるためのディレクションについて、日々考えながら取り組んでいます。
家政学部造形表現学科
2018年3月卒業
中学校教諭(美術)
千葉県 公立中学校勤務 M.M.さん
美術を通して生徒と交流し、
安心できる存在になりたいです。
-
造形表現学科に進学したのは、幼い頃から好きだった美術について、専門を究めるよりも幅広い分野を学びたいと思ったから。今でも印象に残っているのは油絵の授業です。モデルの方を限られた時間の中でデッサンし、着色していったのですが、短時間に集中して描いた経験が初めてだったこともあり、それまで感じたことのない緊張感や達成感を味わうことができました。
また、教職課程で出会った先生からは、社会で長く活躍するために、メリハリを持って仕事に臨むことが大切と教えていただきました。当時はピンとこなかったものの、働き始めてからその意味が理解できるようになり、仕事に向き合う指針になっています。先生方との距離が近く、社会に出てから役立つことをじっくりと学んでいけた学生時代でした。
家政学部造形表現学科
2018年3月卒業
デザイナー
YUKA FABRIC 代表 Y.Y.さん
お客様に届くデザインを考え、企画、営業、販売まで思い切った挑戦ができます。
-
大学卒業後、11年間、中学校の美術教諭を務めた後、昨年4 月に起業。自分のデザインがどこまで通用するのかを試してみたいという気持ちが、挑戦の後押しとなりました。とはいえ、明確に商材を決めていたわけではなかったので、しばらくは模索の日々が続きました。そして、大学での学びや、教員の頃の経験を思い出しながら、「ワンピースのようなエプロン」をコンセプトに、自分で絵柄を描いて布にプリントし、エプロンやクロスなどの企画・製造・販売を行う事業にたどり着きました。現在は、店舗販売、オンラインショップの運営、イベントの出店などを行っています。
家政学部造形表現学科
20007年3月卒業
バイヤー
株式会社しまむら勤務 A.K.さん
買い付けた商品が人気を得て売り上げや高評価につながる喜びは格別です。
-
高校の授業では化学の実験が好きだったので、興味のあるファッションについて実験を交えながら学べる点に魅力を感じ、服飾美術学科に進学。大学の授業では特に「被服材料学実験」が好きで、実験を通じて繊維の特徴を見極められることのおもしろさに惹かれました。専門的な繊維の知識を修得し、現在の仕事では商談する際に役立っています。
家政学部服飾美術学科
2017年3月卒業
高校教諭(家庭科)
神奈川県 公立高校勤務 H.K.さん
家庭科を通じて、教育の魅力を多くの人に
伝えていきたいです。
-
家庭科の専門学科がある高校で、家庭科教諭として服飾系の授業を担当しています。普通科の家庭科の授業に比べ、より専門的な内容に踏み込むため、洋服や和服のつくり方まで教えています。また、高校3年生の担任も持っています。
家庭科は被服や調理だけでなく、経済や福祉など幅広い範囲を学びます。高校生のときは毎時間、家庭科でも良いと思うほど好きな科目でした。服飾美術学科では、色やデザイン服飾造形、住居など幅広く学びました。今、授業の準備をする際に当時のプリントを読み返したり、先生の授業を思い出したりと、すべての学びを役立てています。もっと多くの専門科目を履修すれば良かったとすら思います。
家政学部服飾美術学科
2017年3月卒業
衣装制作者
Mu-Costume design 勤務 C.G.さん
芸術性の高いフィギュアスケートの世界観を衣装を通じて表現したいです。
-
大学で幅広い知識や技術を身につけたため、衣装づくりのあらゆる工程をスムーズに行えています。特に、手芸実習で学んだ編み物や刺しゅうの技術、所属した手芸研究室で習得したスモッキングやフリーレースといった技法は、衣装を装飾する際に用いています。哲学など教養教育での学びも、選手が演じる作品の背景を理解する際に役立っています。 最も印象に残っているのは、バレエ「白鳥の湖」を研究し、白鳥から黒鳥へと変化するスケートの衣装をつくった卒業制作です。曲の背景を理解した上で衣装のコンセプトを設定し、デザインに落とし込む考え方が身につき、現在の仕事に生かしています。また、衣装制作の全工程をやりきった経験が、自信につながりました。
家政学部服飾美術学科
2021年3月卒業
公認心理師・臨床心理士
医療法人和楽会 診療内科・神経科
赤坂クリニック勤務 S.M.さん
患者さんと一緒に治療に取り組む姿勢を
大切にしています。
-
勤務先のクリニックは、パニック症、うつ病、社交不安症など不安や抑うつ症状の治療を専門に行っています。薬物療法だけでなくカウンセリングやマインドフルネスといった治療法も選択でき、患者さんに合った治療法やサポートを探していくクリニックです。私は、個人カウンセリングのほか、社交不安症患者さんへの集団療法、マインドフルネス療法などを担っています。
患者さんの中には私よりも年上で人生経験が豊富な方も。そんなときに思い出すのが、「カウンセラーと患者さんは対等な立場」というゼミの先生の言葉です。解決策や改善法を提案し患者さんと共に治療に取り組む姿勢を大切にしています。
人文学部心理カウンセリング学科
2020年3月卒業
東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻
2022年3月修了
養護教諭
東京都 公立小・中学校勤務 M.O.さん
子どもにとって生きる上で大切な
保健教育にも力を入れていきます。
-
学生時代は、保健教育の実践を探究するゼミに所属していました。模擬授業の時間もあり、学齢に合わせた話し方、教材の見せ方や演出、子どもの反応への対応など、仲間と一緒に検討を重ねながら学びました。
今年度、初めて4年生を対象に授業を行ったのですが、クラスによって反応が大きく異なりました。活発に意見が出るクラスもあれば、思うような進度にならないクラスもあり、指導案通りにはいかないことを改めて実感。先輩の養護教諭の資料や実際の授業を見学して学ぶ日々です。
人文学部心理カウンセリング学科
2021年3月卒業
特別区 公務員(福祉職)
荒川区子ども家庭総合センター 勤務 A.S.さん
地域の子どもと保護者の方の困りごとに悩んで考えて、解決の糸口を一緒に探ります。
-
入学時は養護教諭を目指していましたが、フィールド実習を通じて児童養護施設のボランティアを始めたことで、児童福祉などの対人援助への関心が高まり、地域の方の身近な相談役となれる今の仕事を選びました。大学の授業は学生同士で意見交換をする場面が多かったほか、ロールプレイを通して学ぶカウンセリング実習など、実践的な学びが充実していました。学生時代に身につけた傾聴の基本姿勢は現場での対話に生きています。また、仕事の中では、心理学の授業で学んだ用語が出てくる場面が多く、基礎知識が役立っています。
人文学部心理カウンセリング学科
2024年3月卒業
幼稚園教諭(私立)
東京都 私立幼稚園勤務 M.S.さん
実習やボランティアでの実践的な学びは、幼稚園でも保育園でも役立ちます。
-
保育士と幼稚園教諭どちらの資格も取れる大学を探し、専門的な知識や技術だけでなく、保育の歴史など教養も総合的に学べる東京家政大学を選びました。ゼミでは、発達障がいや気になる子どもへの支援を学修。専門的な学びを得られたほか、先生には、就職先を幼稚園か保育園かで最後まで悩んだ私に、挑戦することの大切さを教えていただきました。
4年次の1年間は、公立の幼稚園でボランティアとして活動。現場ですぐに使える子どもへの関わり方、言葉かけ、保育技術を学べました。特に、気になる子への関わり方は学びが多く、その子らしく過ごせる援助方法の面で今の仕事に役立っています。
家政学部児童学科児童学専攻(現 児童学部児童学科児童学専攻)
2022年3月卒業
保育士(公立)
埼玉県 公立保育園勤務 C.S.さん
子どもたちの主体性を大切にしながら保護者の方にも寄り添った保育を届けたい。
-
公立保育園の保育士となって4年目です。現在は4歳児クラスの担任を務めています。友達を思いやれるようになった、自分の思いを表現できるようになったなど、子どもたちの成長を保護者の方や同僚の保育士と喜び合える仕事です。「先生、大好き!」と無邪気に笑ってくれる子どもたちのかわいさにも触れられる毎日を過ごしています。重要な業務のひとつに、保護者の方とのコミュニケーションがあります。登園時に家庭での様子を聞いたり、降園時には園での様子をお伝えしたりして、保護者の方が安心してお子さんを預けられる信頼関係づくりに力を入れています。
家政学部児童学科児童学専攻(現 児童学部児童学科児童学専攻)
2021年3月卒業
小学校教諭
和光市 公立小学校勤務 Y.T.さん
何事にも前向きに取り組む姿勢を子どもに示し、共に成長したいです。
-
学生時代、大学の先生に紹介いただいた複数の小学校でボランティア活動をしていました。クラスに入って、授業のサポート、丸つけ、給食を一緒に食べるなどしていました。小学校の先生方の授業を見学することもでき、授業の組み立て方、子どもたちの反応など勉強になりました。掲示物の貼り方や名簿の作り方といった細かなことですが、参考書には載っていない現場ですぐに使える技も習得できました。
小学校の先生を目指す友人たちとの出会いも、大きな財産になっています。同じ目標に向かって学んでいたので、行動を共にする機会が多く、お互い刺激を受けながら頑張れたと思います。
家政学部児童教育学科(現 児童学部初等教育学科)
2020年3月卒業
保育士(施設保育士)
社会福祉法人日本肢体不自由児協会 心身障害児総合医療療育センター
むらさき愛育園勤務 K.N.さん
幅広い分野の学びや実習が
将来の選択肢を広げてくれました。
-
心身ともに重度の障がいがある障がい児・者のための施設で、保護、治療および生活指導を行っています。職場には看護職と支援職の区分があり、私のような保育士のほかに児童指導員、介護福祉士などさまざまな資格を持った人と一緒に働いています。他職種の人と連携を取りながら、利用者の方の生活をサポートすることが主な仕事です。
大学では幼稚園教諭・特別支援教諭(幼稚部)免許と保育士の資格・免許を取得。まず健常児の発達を知った上で特別支援に関わる仕事をしたいと考え、卒業後は幼稚園に勤務しました。その頃やっていた手遊びや絵本の読み聞かせなどを今の職場でも行っています。成人の方は幼児と違う反応があるのかな、と心配していましたが、小道具を使って雰囲気を盛り上げ、一緒に楽しめています。
子ども学部子ども支援学科(現 子ども支援学部子ども支援学科)
2020年3月卒業
特別支援学校教諭
埼玉県 特別支援学校勤務 S.A.さん
子どもの発達と障がいに合わせて育ちを支援。教員としての成長も実感する毎日です。
-
特別支援学校(聴覚障害)の幼稚部で5歳児の担任を務め、子どもたち一人ひとりの発達や聴力に合わせた個別の支援を行っています。特に力を入れているのは、言語の獲得に向けた支援。耳から言葉を覚えることができないため、物の名前や文字を意図的に伝えていく必要があるのです。子どもたちとのコミュニケーションでは、発声と手話に加え、絵カードなどの視覚情報を駆使しています。私自身も手話を勉強中。ろう者の先生が開催する手話教室に参加するなど、積極的に学んでいます。子どもたちの成長を間近で見守れるのがこの仕事の魅力。自分が考えた支援が子どもとかみあい、成長の助けになれたときは喜びもひとしおです。
子ども学部子ども支援学科(現 子ども支援学部子ども支援学科)
2020年3月卒業
行政管理栄養士
東京都地方自治体保健センター勤務 M.U.さん
保護者への栄養指導で子どもの健康を後押し。大学での学びが、日々の相談業務を支えています。
-
行政管理栄養士として、自治体で暮らす人々の健康を、栄養や食事の面から支援しています。私は母子栄養の部署に所属し、主に妊婦さんや子育てに励むお母さんの栄養相談や離乳食教室の企画・運営を担当しています。
離乳食教室では内容のリニューアルを自ら提案し、参加者へのアンケート結果を元に働きながら子育てする方でも取り入れやすい要素や体験を盛り込みました。これまでと違うことを行うには、周囲の理解や協力も大切です。行政に携わる身として、本当の意味で市民に役立つサービスを提供したいという思いが背中を押しました。
家政学部栄養学科管理栄養士専攻(現 栄養学部 管理栄養学科)
2022年3月卒業
営業職
味の素株式会社勤務 F.Y.さん
食に関する専門性を高め、健康に暮らせる社会づくりに貢献していきます。
-
食品メーカーで業務用商品の営業をしています。主な取引先は、食品専門商社など外食卸店と、企業や医療施設などに給食を提供する給食会社です。私が取り扱っている商品は業務用調味料が多く、取引先に向けた商品勉強会を開いたり、担当者の方と一緒にレストランのシェフや給食施設の管理栄養士さんに商品提案を行ったりしています。この仕事を選んだのは、就職活動時にさまざまな業界、職種の説明会に参加して視野を広げて検討した結果、中学生の頃から関心があった食の道がいちばん自分に向いていると感じたからです。
家政学部栄養学科栄養学専攻(現 栄養学部栄養学科)
2022年3月卒業
管理栄養士(病院)
独立行政法人国立病院機構
さいがた医療センター勤務 K.O.さん
管理栄養士を目指し、やり抜いた4年間。食事の面で患者さんを支えていきたい。
-
病院管理栄養士として、給食管理や栄養指導、集団指導をしています。勤務する病院は、統合失調症や依存症、認知症など、精神疾患の治療に力を入れているのが特徴です。
患者さんの中には、思うように食べられなかったり、逆に食事しか楽しみがなかったりと、食が回復の壁になることも。背景には心や脳の問題があります。
栄養学的に正しいことを一方的に押しつけても、患者さんに受け入れられなければ意味がありません。栄養指導のとき、雑談で和ませたり、相手の話をよく聞いたりと、コミュニケーションを通じて信頼関係を築くことを大切にしています。
家政学部栄養学科管理栄養士専攻(現 栄養学部 管理栄養学科)
2022年3月卒業
栄養教諭
埼玉県 学校給食センター勤務 M.S.さん
栄養教諭を目指し、真剣に学んだ2年。給食を楽しみにする子どもが仕事の支えです。
-
学校での給食管理と食に関する指導が主な業務です。給食管理では、献立や調理指示書の作成、材料の発注や納品確認など、食に関する指導では食育授業、給食だよりの作成、給食委員会への参画などを行っています。栄養教諭の仕事を知ったのは高校生の頃。母の友人で短大を卒業して栄養教諭になった方がいたからです。私自身、塾のアルバイトで経験した小学生との関わりが想像以上に楽しかったので、子どもに接する栄養教諭の道を選びました。
食育授業では、子ども自身が考えながら取り組むことを意識し、食べ物の働きや食べる量を伝えています。全校で残菜量減少を目指していますが、子どもが食育で食べられる量を理解できても実行に移すのは難しく、思うようにはいきません。継続的な指導の大切さを痛感します。
短期大学部栄養科
2020年3月卒業
公務員
福島県 保健福祉事務所勤務 S.S.さん
放射性物質を中心に、事業者を調査と指導。食の安全を守り、福島の復興に貢献します。
-
大学進学にあたっては、卒業後の進路を重視しました。地元の福島は、東京に比べ就職先が限られます。公務員を視野に入れたとき、在学中に多様な資格が取得できる本学科は魅力的でした。
福島県は東日本大震災の影響で、今も県産の農水産物を中心に、放射性物質の残留が懸念されています。生活者に安心して福島の食べものを手にとってもらうためにも、検査は重要な位置づけにあります。学生時代は放射線について学べる研究室に所属。研究の一環で福島にも足を運び、地元の復興を考える機会にもなりました。放射線関連の業務が中心の今、復興に貢献できていたらうれしいです。
家政学部環境教育学科(現 家政学部環境共生学科)
2019年3月卒業
児童福祉司
埼玉県 児童相談所勤務 S.S.さん
一人ひとりとの対話を通じて
必要な支援を届けていきたいです。
-
社会福祉士の資格取得を目指していたので、オープンキャンパスで出会った先輩方の学びに対する姿勢や合格率の高さに感銘を受け、進学を決めました。障がい者の就労支援事業所での実習、外出ボランティア、グループホームでのアルバイトなどを通じて知的障がいを持つ方と関わる機会が多く、コミュニケーションの取り方や声かけなど現場だからこそ得られる学びがありました。
講義で得た福祉に関する知識は持っていて損はないものばかり。また、大勢の前での発表やレポート作成などで培った伝える力は、社会人になった今でも随所に生かされています。仲間と勉強も頑張り、現役で社会福祉士に合格しました。
人文学部教育福祉学科
2020年3月卒業
精神保健福祉士
社会福祉法人JHC板橋会勤務 Y.O.さん
地域で生活する一人として支え、支えられる。共に働き、成長できる支援者を目指します。
-
精神障がい者の方が中心の就労支援事業所で、精神保健福祉士として働いています。統合失調症やうつ病、不安障害などの精神疾患のため日常生活や社会参加が困難な方々の生活支援を基本に、社会とのつながりをサポートする仕事です。例えば、一般企業への就職を目標とする方には、小さな短期目標を達成しながら力をつけていくスモールステップを取り入れたり、日々の会話や多彩な仕事の機会を通じて得意、不得意を見きわめ、自信につながるお声がけをしたりしています。
作った品物を販売するイベントで地域のお客様の反応を直接聞け、売り上げが工賃になることも通所するメンバーのモチベーションにつながります。販売を通じて自分の仕事を誇りに思い、一人の住民として地域で生活していることを当たり前に感じてほしいです。環境を整えて、その方らしく生き生きと仕事ができるためのサポートが、私の仕事です。
人文学部教育福祉学科
2018年3月卒業
社会福祉士(児童福祉司)
埼玉県 児童相談所勤務 Y.Y.さん
心の底から笑顔になれるよう、子どもの心に丁寧に向き合っています。
-
児童相談所では、幅広い専門知識、適切かつ迅速な判断力が求められます。教育福祉学科で学んだ福祉制度やサービス、連携する組織、相談援助の知識などは、多様な視点から社会的支援をするための礎です。国家資格である社会福祉士の資格取得に向けた勉強も、今の仕事に役立っています。大学時代に積み上げた知識をもとに、仕事での経験を通してより理解を深めて支援を行うことができています。実習発表会や講義でのプレゼンテーションでは、簡潔でわかりやすく、正確に伝える力や文章力がつき、仕事に不可欠なスキルとして生きています。また、実習で現在の職場を見学し、温かい職場の雰囲気に触れたことが、この道に進む後押しになりました。
人文学部教育福祉学科
2021年3月卒業
看護師(病院)
東京武蔵野病院勤務 Y.H.さん
患者さんの人生を支えられる
存在を目指します。
-
大学選びは、学びたいことがあることや自分に合った雰囲気を重視。10校以上もの看護系大学を見学し、教員と学生の距離が近く、相談しやすい印象を受け、先輩学生に落ち着いた方が多かった東京家政大学を選びました。
授業では、一般的な看護知識に加え、災害看護や海外の看護の話であったり、外部の先生を招いて講義が行われたりと、幅広く学ぶことができました。また、1年次から4年次まで行われた臨地実習は、さまざまな患者さんと出会い、なりたい看護師像を明確にする貴重な経験でした。3年次の6領域実習では、領域によって対象となる患者さんがまったく違い、関わり方もその都度考える必要があって大変でしたが、より良い看護を考える経験ができました。
健康科学部看護学科
2023年3月卒業
助産師(病院)
市立青梅総合医療センター勤務 K.S.さん
産婦さんやご家族の声を聞き
希望する出産をサポートしたいです。
-
母が出産時にお世話になった助産師さんの話をよくしていて、時間が経っても人の記憶に残る職業だと感じていました。子どもが好きだったこともあり、高校生の頃には助産師を志し、4年間で看護師と助産師の資格を取得できる東京家政大学を選びました。
大学時代は3年次末に実施される助産師課程の選抜試験に向けて、1年次から日々の授業を大切にして勉強に取り組みました。年次が上がるにつれ内容がより高度になるため、1年次で基礎を固めることが重要です。また、看護技術の授業は印象に残っています。4人グループでベッドの整え方から清拭、体位変換などの練習を重ね、技術を磨きました。大学で得た知識や技術を仕事に生かすことが多いと感じます。
健康科学部看護学科
2023年3月卒業
保健師
埼玉県 地方自治体 子育て世代包括支援センター勤務 M.Y.さん
対象者と信頼関係をつくり、不安や困りごとを解消していきたいです。
-
学科の魅力は、看護師と保健師の両資格を取得できることや、他学部の人とも交友関係を持てる点です。大学時代は看護ボランティアサークルの活動に力を入れました。毎月、老人福祉センターで開催される「健康カフェ」の幹事を務め、ハンドマッサージや血圧測定を行っていました。難聴や麻痺など障がいのある方が参加されることも多く、マッサージの強さや話の聞き方などを工夫するよう心がけていました。学科の授業でも相手に向き合う姿勢や傾聴について学んでいたので、実践することでより身につきました。現在の仕事でも、相手の立場に寄り添って話を聞く際に役立っています。
健康科学部看護学科
2022年3月卒業
作業療法士
医療法人和会 武蔵台病院勤務 H.F.さん
作業療法士と研究者の両側面から 結果につながるリハビリを探究し続けています。
-
病院の通所リハビリテーションで、主に体の動きに不安のある患者さんに対し、食事をする、顔を洗うなど、生活動作に必要な体の使い方の回復、向上を支援しています。
勤務する施設には、病気やケガの病状が現れ始めた急性期から、回復期を経て障がいが見られつつも自宅で過ごせる段階の生活期と、さまざまな患者さんが訪れます。私たちが関われる時間は限られているので、患者さんの生活や目標に合わせて、運動療法、認知療法、日常生活の動作練習、指導を行っています。
健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
2023年3月卒業
東京家政大学大学院人間生活学総合研究科健康栄養学専攻
応用心身制御学研究室 在籍中
理学療法士
医療法人社団和風会
所沢リハビリテーション病院 勤務 M.H.さん
臨床と大学院で栄養との関わりを学び、
将来はスポーツ分野に携わりたいです。
-
勉強会への参加やさまざまな文献に目を通し、知識の集積をはかるものの、経験不足であることは否めません。課題の解明や治療法の引き出しを増やし、患者さん一人ひとりに合った提案ができる理学療法士になるのが目標です。
今は病院で働きながら大学院に通い、運動と栄養の関係について学んでいます。指導いただいている先生は、とても研究熱心で助言を仰ぐたびに視野が広がります。先生のように、深い洞察と多様な可能性を検討できるようになっていきたいです。
健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
2023年3月卒業
東京家政大学大学院人間生活学総合研究科健康栄養学専攻
応用心身制御学研究室 在籍中