栄養科

 

資格・就職

取得できる資格

  • 栄養士
  • 中学校教諭二種(家庭)
  • 栄養教諭二種
  • フードスぺシャリスト(受験資格)
    ※フードスペシャリスト協会による認定試験に合格した者には、卒業時に認定書が交付される。2年生の12月第3日曜日に試験を行う。
  • 管理栄養士(国家試験受験資格)
    ※卒業後、3年以上の栄養士としての実務経験後に受験資格を得られる。
■ 栄養士

栄養士免許は、定められた資格必修科目を履修することで取得できます。行政機関、学校、病院、給食センター、社会福祉施設、企業などで、栄養バランスを考慮した献立の作成や、調理担当者への調理方法の指導、食生活改善の指導などを行います。最近では食品会社の新製品開発、生活改善の指導など、活動の場が広がっています。


■ 管理栄養士

管理栄養士専攻では卒業時に、栄養学専攻卒は実務経験1年以上、短大卒は実務経験3年以上で受験資格が得られ、国家試験に合格すると資格が得られます。病院で医師らとともにチーム医療の一員としての活躍が期待されています。また保健所、行政機関、社会福祉施設、食品関連会社などの広い分野でも活躍が期待されています。


■ 栄養教諭

栄養教諭は児童生徒に対する食に関する指導(食育)と学校給食の管理を一体のものとして行います。学校給食を「生きた教材」として活用し、食べる体験を通して、望ましい食習慣の形成や実践化につなげられるようにします。さらに食物アレルギー、生活習慣病、肥満傾向のある児童生徒への個別相談指導、家庭科や保健体育等の教科においては、教科担任や学級担任の教諭との連帯協力のもと、食に関する指導を行うことも。また学校行事、生徒会活動、クラブ活動、家庭・地域との連携・調整を行うなどの役割を期待されます。養護教諭と同様で、配置は任意となります。


■ フードスペシャリスト

食に関する専門知識や技術をもち、食べ物や食生活について販売者や消費者に情報を提供したり、外食産業において食空間をコーディネートしたりする専門職です。

資格を活かした働き方

管理栄養士·栄養士の職場選択

■ 直接採用

そこの施設の職員となるものである。健康保険では直属職員でなければ保険請求できない。

■ 委託派遣

施設が運営を給食会社に委託し、委託会社は人員を派遣する。管理栄養士·栄養士を全て派遣する方式と、一部の職員を派遣する方式がある。年々拡大してきたが、同業者が増加し、低成長時代に入った。

管理栄養士·栄養士の職場選択

1. 病院

入院者用、病院職員用、外来者・家族用給食があるが、全ての給食管理を行うことが多い。病人の栄養指導を行うのは管理栄養士であるので、管理栄養士以外は就職困難となってきた。今後管理栄養士の専門化が進み、「病態栄養専門士」、「糖尿病療養指導士」(いずれも民間資格)などを要求される時代に入る。

2. 老人施設

老人保健施設、老人福祉施設、有料老人ホームなどがあり、介護保険適用施設は介護施設とも呼ばれる。入所と通所があり、通所でも食事提供を行うことがある。病院とほぼ同一の業務だが、きざみ食、柔らか食など老人食の比重が高い。今後、有料老人ホームが増加する見込み。

3. 福祉施設

児童福祉施設、知的障害者施設、身体障害者施設、その他の福祉施設がある。入所施設での募集がある。現在のところ家政大の卒業生は採用されておらず、進出が望まれる分野である。

4. 学校

小中学校の給食施設に学校栄養職員として直接採用されることが多い。「栄養教諭」が採用されれば、両者の役割分担が必要となる。

5. 幼稚園・保育園

エンゼルプランの子育て支援で保育園が増加中であり、栄養士の採用も多くなった。今後、公立は減少し、私立が増加する見込みである。食事に熱心な園は直接採用することがある。

6. 事務所

社員食堂、独身寮などがある。古典的な職場であるが、独身寮は減少しつつある。ほとんどは委託派遣である。


管理栄養士·栄養士の職場選択

1. 食品の開発・管理

食品製造や製品管理等で管理栄養士・栄養士の知識を求めることがあり、製造は現在オートメーション化されており、ライン監視業務が主となっている。HACCP、品質管理などの知識が要求される。機械や商品との付き合いであり、対人関係が苦手な者には合っている。

2. 学校教職員

大学・専門学校の教職員やクッキングスクールなどでの指導などがある。

3. 営業(渉外、外回り)

児事務職であるが、食品会社での顧客者との各種の折衝、商品紹介、販売、予約受付、会の打合せなど接客が主。募集は多く、最近では健康食品会社での採用が増加中である。

4. 販売(店頭販売)

食品販売であるが、近年では健康食品販売が伸びてきている。薬局などで今後も増加見込み。

5. 研究・検査

食品会社の商品についての研究を行うが、検査会社の食品分析や食品衛生検査が多い。一般の食品会社では成分分析などについては検査会社に委託しており、募集は多くない。

6. 外食産業管理者

ある店舗の総合管理を行う。日常的には店舗運営であり、従業員教育、顧客苦情処理などであり厳しく経営責任を負わせられる。経済学部出身者などが多いが、栄養出身者も時折採用される。

7. 宅配サービス

高齢者向けと病人向けがあり、徐々に市場拡大しつつある。最近では介護保険と結びついており、居宅配食サービスの一つとなっている。今後、糖尿病食の配食など病人用も増加する見込み。HACCPなどの管理もあり、衛生管理者が歓迎される。

8. エステシャン・美容部員

健康と美容が結びつき、栄養が重視されるようになり、最近やや採用増加。今後も伸びてゆくことが予想される。

9. 薬局

今後、薬局は化粧品やシャンプー販売から健康食品・サプリメントの商品への転換を図ると思われる。販売員として採用が増える見込み。

10. 健康増進施設

メタボリックシンドローム撲滅キャンペーンなど盛んであり、健康運動を実施する施設が増加している。栄養指導等に需要が見込まれる。

就職

3年次編入

東京家政大学短期大学部から東京家政大学への推薦編入学制度があります。

短大の勉強と編入試験対策に取り組んだ2年間。編入後は、「栄養」についての視野が広がった。

東京家政大学短期大学部栄養学科を経て東京家政大学に3年次編入

中学・高校と陸上競技をやっていたことがきっかけで、バランスの良い食事の重要性を痛感して栄養士を目指すようになりました。短大で栄養士の勉強をするなかで、もっとじっくり深く学びたい、管理栄養士の国家資格を取得したいと思うようになり、編入学を希望する思いが強くなりました。短大から推薦で編入学するためには一定の成績を取る必要があるため、課題や試験勉強もきちんとするなかで、編入試験対策の勉強時間も作るようにして取り組んできました。編入したことで、将来の仕事についての視野が広がり、栄養教諭になりたいと思うようになりました。栄養教諭は給食管理と食に関する指導をしますが、私は食育を重視し、子どもたちに食べることの楽しさを伝え、食を自分のこととして考えられるよう導いていきたいと思います。

一般教養や必修科目をじっくり学べる喜びと新しくできた友人たちとの交流で充実の毎日

東京家政大学短期大学部栄養学科を経て東京家政大学に3年次編入

短大で栄養学を幅広く学び、また学外実習やインターシップを経験するうち、もう少し深く学びたい、もっと一般教養を身につけてから社会人になりたいと考えるようになり、編入学を決めました。同級生の多くは就職活動を始めていたので不安もありましたが、編入学を志している友人や、担任の先生に悩みなどを聞いてもらいながら、編入学試験を無事に乗り越えることができました。編入学後は、大学1年次、2年次の授業を他学科や他学年の学生たちと一緒に受けることになり、人見知りの私は、慣れるのに少し時間がかかりました。それでも、一般教養や専門科目をじっくり学べる喜びや、さまざまな学生との交流のなかから得られたコミュニケーション力が、大学生活をより充実したものにしてくれました。

卒業後の主な進路