ドリームプラン奨学金

 活動報告

 
令和7年度(2025年度)後援会ドリームプラン奨学金 採用

災害の実際をしり、災害時の看護のあり方について考える

健康科学部 看護学科 2年 Y.R.
(所属・学年は活動当時のもの)

私たちは昨年3月にそなエリア東京に参加し、実際に被害を受けた現場について説明を受けることや、他大学と意見交換行い自身の知識の乏しさとサークルを行う上で意味がある活動をできるようにしたいと感じました。

将来看護に携わる者として、現場で防災・減災や必要な支援を学び、その学びを今後の災害時に生かすことを目的に、南三陸で活動を行いました。

目的

私たちは、震災を経験した南三陸の現地に足を運び、人々の声に耳を傾け、地域に寄り添う中で、震災を風化させないという思いを大切にしていきたいと考えています。
この経験を、将来医療職として、被災地や困難な状況にある人々を支える力に変え、地域社会に貢献する人材へと成長したいと考えています。

●人々に伝えていくことで、風化させない
●現地で、見て聞いて地域に寄り添う力を身に付ける
●医療職として人々を支える力に変えたい

活動内容

スケジュール【2025年8月27日~8月29日】

●8月27日
大宮〜仙台 仙台〜志津川(8:21発9:30着)
15:00 3.11メモリアル
16:00 語り部ツアー
    コクボ荘

●8月28日
9:30 東東公営住宅(風船バレー、ハンドマッサージ、お題なんでしょうクイズ) 13:00 東西公営住宅(ハンドマッサージ)
14:00 志津川デイサービス(折り紙、色塗り、体操)

●8月29日
9:30 井里前地区集会所(新聞ゲーム、ハンドマッサージ、お題なんでしょうクイズ)
志津川〜仙台 仙台〜バスタ新宿(17:15発23:10着)


1日目は3.11メモリアルや語り部ツアーに参加し、東日本大震災がどのような影響を与えたのか、また当時現場がどのように動いていたのかを学びました。

2日目には活動以外に、活動の振り返りや大学生活や今後の活動にどのようにして活かせるのか話し合いました。その中で、大学で実施されている避難訓練について、改善の余地があるという意見が出ました。

予定していた訪問看護は、利用者減少の関係で、同行することはできませんでしたが、公営住宅では日常的に住民の方々が集い、お茶会や運動などを通して交流している印象が残りました。

3.11メモリアル

3.11メモリアルを見学して震災時の人々が置かれた状況や心理を、証言や残された建物を通して深く理解できた。

有料エリアでは、震災の発生から被害の広がりまでを示す映像があり、津波が地域の人々の生活にどれほど大きな影響をもたらしたのかを、具体的に知ることができた。
時の状況に自分を置き換え、災害を自分事として捉える時間になった。


語り部

南三陸町では、東日本大震災の語り部ツアーを体験し、災害は、今も続く問題があると言うことがわかりました。語り部の方の体験談から、突然日常が失われる恐ろしさや、避難の判断が生死を分けることを知り、恐怖心をみんな感じたということが想像できました。

また、正しい知識と地域での助け合いが命を守ること、体験を語り継ぐことが次の災害への備えにつながることの大切さを実感しました。この学びを、自分自身の防災意識や学校での報告で周囲に広めることに役立てました。

高齢者とのレクリエーション

結の里」では、50代から90代までの幅広い年代の方々に楽しんでいただけるよう、風船バレーや新聞紙を使った“長くちぎる”“手繰り寄せる”といったゲームを中心にレクリエーションを実施いたしました。事前の広報活動の効果もあり、多くの参加者が集まり、チームで協力しながら大いに盛り上がる様子が見られました。

また、宮城県にちなんだ「お題なにゲーム」では、参加者同士がヒントを出し合いながら交流を深め、会場には終始笑顔があふれておりました。活動の合間にはハンドマッサージも行い、「気持ちよかった」「手があたたかくなって軽くなった気がする」といった感想をいただきました。マッサージを通して自然と会話が生まれ、震災前の海沿いでの暮らしや、公営住宅への移住、その後の地域での生活など、参加者の皆さまの体験や思いを丁寧に伺うことができた点も大変印象的でした。

一方、デイサービスでは折り紙や塗り絵を利用者の方々と一緒に楽しみ、おやつの時間も共有しながら、穏やかで温かいひとときを過ごすことができました。

今回の活動を通じて、地域に寄り添うためには、相手の歩みや背景に耳を傾け、理解しようとする姿勢が何より重要であることを改めて実感いたしました。


ケアなどを通じた寄り添い

手に触れたり同じことをする時間を作ることで安心感や仲間意識が生まれ話しやすい状況を作ることができ、当時の素直な気持ちを聞くことができました。
また、被害に遭ってない遠くから来た人だからこそ辛かったなどの気持ちを話せることもあり、看護師になったあとに避難所などで活かせることができると感じました。

高齢者とのレクリエーション
高齢者とのレクリエーション
高齢者とのレクリエーション
集合住宅・デイサービス
集合住宅・デイサービス
集合住宅・デイサービス

文化祭

災害を風化させない為に文化祭で多く人に被災状況を伝え、さらに自分がその場にいたらどのような行動を取るか被災がない県に住んでいたらどのような支援ができるのかなどを考えて貰うことで災害を身近なものとして捉えて貰うこともできました。

おわりに

・被災状況や復興・生活状況、地域の人の想いからできることを考え、文化祭で実施
・ケアを通して寄り添いを実感

今後
・防災訓練の見直し
・大勢の人への発信


最後に今回の活動を通じて被災状況やその後の復興・生活状況、地域の人の思いを知り、今の私たちに何ができるのかを考えて話し合い、文化祭で実施することができました。また、ハンドマッサージやリクリエーションを通じた寄り添いを実感することもできました。今後は防災訓練の見直しや大勢の人に発信していく方法を考えていきたいと思います。