学環の概要
文化情報学環コンセプト
情報をストーリーとして発信する
情報通信技術とグローバル化が進む現代社会では、膨大な情報を活かして社会に貢献できる力が求められています。
本学では、文化資源や多様な情報をもとに、「問いを編み、新たな価値で社会をつなぎ」、人の心に届くストーリーとして発信する能力を身につけます。ウェルビーイングの視点を大切にし、情報を価値に変える力を通して、人と社会、文化をつなぐ創造的な人材を育成します。

文化情報学環長挨拶
学環長
白木 賢信 教授
現代社会は、情報技術の加速度的な進展とグローバル化の深化により、既存の枠組では捉えきれない多層的かつ複雑な課題に直面しています。特にAI活用の急拡大は、研究方法論のみならず、研究の在り方そのものに対して根本的な見直しを迫っており、今改めて「知とは何か」「創造とは何か」が問われています。このような不確実性の高い時代にあって、これからの高等教育機関が重視すべきは、単に情報を集積させることではなく、自ら「問い」を立てる力を養うことで、そのための深い思考や実践的な体験に時間を費やすことに違いありません。
2026(令和8)年4月開設の文化情報学環は、本学にあって、社会学、教育学、文学等の学問領域が培ってきた知見を、生活者の視点から融合させた学際的な教育研究組織です。その基本コンセプトは「問いを編み、新たな価値で社会をつなぐ」ことです。これは、文化と情報にかかわる「問題解明(事象の曖昧さや不明な点を論理的に明らかにすること)」を通じて、複雑化した現代社会の課題の本質を浮き彫りにし、それを人々の心を動かす「ストーリー」として発信していくことを意味します。多様な人々が共感できるよう問いを編み直すことで、一人ひとりの幸福(ウェルビーイング)と社会の持続的な発展を接続することを目指しています。
文化情報学環では、少人数教育の特長を最大限に活かし、本学博物館をはじめとする学内施設や企業・地域社会をフィールドとした実践的な体験を重視しています。学生は、自ら問いを立て、他者と協働しながら現場での体験を重ねることで、具体的な「問題解決(問題の解決策、問題の解を導き出すこと)」のための高度かつ汎用的なスキルを習得していくことでしょう。
―建学の精神『自主自律』を基盤とし、知の総和を向上させて未来を切り拓く―
文化情報学環は、情熱と論理をもって新たな社会価値を創造しようとする皆さんの研鑽を、全力で支援いたします。

文化情報学環の特徴
文化情報学環は、文化と情報の両面から現代社会を深く理解し、より豊かな社会生活を育む力を学ぶ場です。多様な文化への理解を深めるとともに、情報技術を活用した実践的なスキルを身につけます。
文化情報学環では、こうした力を育むために、国内外の文化に関する知識や異文化コミュニケーション能力、ビッグデータ分析・メディアリテラシーなどの情報スキルの習得を重視しています。さらに、企業や自治体と連携したプロジェクト型学習(PBL)を通じて、現場での実践力を養い、理論と実践を融合させた学習で、社会に貢献できる人材を育成します。
文化と情報の学びを通じて、心身の健康、社会とのつながり、自己の成長を含む“ウェルビーイング”の実現を目指しましょう。
3つの特徴
多様な情報にストーリーを加え、
発信する能力を身につける
書誌やWebコンテンツ等の膨大な情報を分析し、テーマのもとに構成し、自分なりのストーリーとして発信する知識・技術を身につけます。本学環の特徴である分野横断的学修により、他領域にまたがる情報を扱います。
PBL等の実践活動を通じて
探究力を深める
自ら問いを立て、その解決のために主体的に模索し、実践する実行力が必要です。豊かな社会実現を目指し、文化・経済活動を促進するため、新たな価値創出となる提案を行い、情報を発信し、実施します。プロジェクト学習(PBL)や企業等と提携した実践活動を通じて、効果的に学修します。
ミュージアムでの活動で
情報収集・管理スキルを身につける
140周年記念館にリニューアルする本学博物館や地域の美術館、資料館などでの実習活動を通じ、学芸員資格に必要な知識・技術を身につけます。学芸員資格を通して、文化・経済活動に役立つ情報の収集・管理スキルを獲得していきます。
文化情報学環でできること
- 企業や地域社会と連携した学びを通じて、文化・社会への提案力を身につけます。
- 情報を整理し、ストーリーを組み立て、デジタルや紙媒体で発信します。
- 人とつながるコミュニケーション力を身につけ、ミュージアムや企業で実践します。
- ウェルビーイングな社会を目指し、「幸福の国」北欧諸国の事例を学べます。

4年間の学びのステップ
- 1年次・・・これからの学びに必要な基礎知識を幅広く学ぶ
- 2年次・3年次・・・社会について多角的に学びながら、情報発信の表現と手法を身につける。学習内容を社会で実践するため、企業等と提携した実践活動等を豊富に実施。
- 4年次・・・研究テーマを設定し、学習の集大成として卒業研究を行う
学びの環境
2026年に完成予定の140周年記念館の中にリニューアルされる「博物館」は、文化情報学環にとっての実践的な学びの場になります。
さらに、社会課題解決プロジェクトを支援するデジタルクリエーションフロアや、動画や音楽などのコンテンツ制作ができる共創スペース、学生が自由に使えるラーニングコモンズなど、最先端の環境で先進的な学びに取り組むことができます。
東京家政大学博物館
2026年に完成予定の140周年記念館の中にリニューアルされる博物館は、学芸員資格取得のための実習も行われるなど、実践的な学びの場としても機能します。
クリエイティブガーデンズ(140周年記念館6~7階)
3Dプリンターや、映像製作ができるスタジオなどが用意され、最先端の環境でデジタル時代に必要なスキルが身に付きます。
学環共同プロジェクト室(15号館)
140周年記念館の完成と同時に、学環所属の学生が使用でき、企業等とのプロジェクト学習(PBL)に利用できる「学環共同プロジェクト室」が開設します。ここでは、仲間や企業等と積極的にコミュニケーションを取りながら、アイデアを形にする活動が行われます。
Adobe Creative Cloudライセンス
文化情報学環の学生には、デザインの現場で利用されている「Adobe Creative Cloud」のライセンスが付与されます。これにより、プロと同じ環境で、イラスト制作やグラフィックデザイン、動画の編集など創造的な活動が可能になります。
人材養成・教育研究上の目的
社会で日々創出される膨大な文化情報を収集・分析することで社会的な課題を発見し、その課題に対して新たな価値を提案・実践できる人材を育成します。






