文化情報学環
教育課程編成の全体方針
・ディプロマ・ポリシーに基づき、「全学共通教育科目」「専門教育科目」「司書に関する科目」で構成される教育課程を編成します。「全学共通教育科目」では、変化の激しい現代社会の中で、自主的・自律的な人生を創るために必要な幅広い教養を身につけます。「専門教育科目」については、専門領域の知識・技能を学修し、感性を磨くため、社会学・社会福祉学関係、教育学・保育学関係、文学関係の科目群を環状に配置します。
・「専門教育科目」は、「専門基礎科目」と「専門応用科目」の科目群で編成します。特に「専門応用科目」については、社会事象を多角的に学修するために、「人間と社会」「ビジネス・地域と社会」「社会教育経営」「文化と社会」の4領域による科目群を配置します。これに加え、情報発信の表現・手法を習得するための「発信手法」の科目群を配置します。さらに実践的科目として、学修内容を社会の中で実践する「実践実習」、自身の研究テーマを設定し学修の集大成としての研究を行う「総合科目」の2領域による科目群を配置します。理論と実践の往還を通して、幅広い視野による社会事象の観察・分析を行い、さまざまな社会的課題を主体的に解決できるよう、以上の科目群を体系的に編成します。
教育内容
「専門基礎科目」
「社会学概論」「社会教育概論」「社会調査概論」「情報学概論Ⅰ」「研究方法基礎論」など、文学関係、社会学・社会福祉学関係、教育学・保育学関係の基礎的科目を配置します。
「専門応用科目」
「人間と社会」
「生涯学習支援論Ⅰ・Ⅱ」「ソーシャルネットワーク論」など、人間と社会および両者の関係について検討・追究する科目を配置します。
「ビジネス・地域と社会」
「ビジネス基礎Ⅰ・Ⅱ」「北欧文化とウェルビーイング」など、ビジネス・地域と社会および両者の関係について検討・追究する科目を配置します。
「社会教育経営」
「社会教育経営論Ⅰ・Ⅱ」「博物館経営論」など、社会教育にかかわる事象について経営的観点から検討・追究する科目を配置します。
「文化と社会」
「地域社会とアート」「日本人と日本文化」など、文化と社会および両者の関係について検討・追究する科目を配置します。
「発信手法」
「情報メディアデザイン基礎A・B」「ファシリテーション」など、情報発信の表現・手法を習得するための科目を配置します。
「実践実習」
「PBL事前・事後指導Ⅰ・Ⅱ」「実践実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」など、学修内容を社会の中で実践しながら、自ら問題を探究し、主体的に解決策を模索できる力を身につける科目を配置します。
「総合科目」
自身の研究テーマを設定し学修の集大成としての研究を行う「専門ゼミナール」「卒業研究」を配置します。
教育方法
- 専門教育科目にあっては専門領域の知識・技能に関する科目群を配置した上で、特に「情報学概論Ⅰ」などの専門基礎科目を配置することで、文化情報の収集および分析方法に関する基礎的な知識・技能の習得を支援します。
- 「研究方法基礎論」などの専門基礎科目を配置することで、文化情報の収集および分析方法に関する論理的思考力の習得を支援します。
- 専門応用科目において「人間と社会」「ビジネス・地域と社会」「社会教育経営」「文化と社会」の4領域による科目群を配置することで、収集および分析した文化情報の活用を通じての社会的課題の発見力の習得を支援します。
- 専門応用科目において「発信手法」の科目群を配置することで、発見した社会的課題に対する新たな価値創出となる提案の発出および実践する力の習得を支援します。その上で、「実践実習」の科目群を配置することで、学修内容を社会の中で実践しながら、自ら問題を探究し、主体的に解決策を模索する力の習得を支援します。
- 専門応用科目にあっては「総合科目」としての「専門ゼミナール」「卒業研究」を配置することで、現代社会の“知の総和”を向上し、さらにwell-beingを実現するための力の習得を支援します。
評価
大学に準拠する。