会長挨拶

 

会長挨拶

東京家政大学緑窓会会長
山田 民子
東京裁縫女学校、東京女子専門学校校歌(明治36年2月小杉榲邨作詞)
ご 挨 拶 ~2025年度を迎えて~

緑窓会会員の皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから2年近くの歳月がたち、支部会や支部総会が活発に開催されるようになりました。支部総会は、すでに32県において開催されました。
参加者が少ない支部もありましたが、『とっても大きな会が開催された』と感じさせられるのはなぜなのでしょうか。参加させていただくたびに緑窓会の組織の強固さを感じます。卒業生の皆様は、東京家政大学で学んだこと、学べたことにとても感謝していらっしゃいまして、社会で貢献し活躍していらっしゃる方がとても多いです。
緑窓会は社会からも高い評価をいただいており、歴史は卒業生によって築かれてきたものです。同窓会の歴史は長く、今年創立133年となります。1892年(明治25年)に卒業生の発起により「同窓会」の発会式を行っています。当時の会長は、渡邉辰五郎校長でした。明治40年辰五郎校長が逝去された後は、渡邉滋校長が就任され「東京裁縫女学校同窓会」と改称されておりますが、昭和12年に「渡辺学園同窓会」と改称しています。昭和21年、畑井新喜司校長が同窓会会長に就任されています。その後、青木誠四郎先生が学長に就任と同時に同窓会会長としても就任され、昭和25年に「渡辺学園緑窓会」と改称されました。学園のトップが緑窓会の会長を務めていたということに重さを感じます。
 その後、平成18年斎藤禮子会長の時に「渡辺学園東京家政大学緑窓会」と改称されて現在に至っております。

 支部においても明治39年に8支部が設置されており、昭和16年には海外を含めて58支部設置されていました。現在は、台湾を含めて48支部が支部長様を中心に活動をおこなっております。支部の歴史も長く大切に考えられてきたことがわかります。支部と学園のつながりはとても大きなものであり、学園の活性化につながるものと思います。
 時代とともに支部の在り方も変わって行くことと思いますが、歴史と伝統を継続していく ことの重責を感じます。

 同窓会雑誌も創刊されており、昭和44年には「緑窓会報」が創刊されました。「緑窓会だより」は平成13年に第1号が発行されております。このような情報紙は学園と緑窓会をつないでおり、会員の皆様にも情報を共有していただくために発行されているものです。今年は、緑窓会報107号、緑窓会だより№25(4月1日発送)が発行されましたのでご覧ください。

 令和7年2月8日、後援会と緑苑クラブの合同新年会にご招待をいただきました。『お互いに連携を取りながら、在学生や卒業生への支援・協力を致しましょう』と新たな決意をいたしました。

 緑窓会は、顧問でいらっしゃいます菅谷定彦理事長・井上俊哉学長と綿密な連携を取りながら、今後も会員相互の連携を深め、交流の輪を広げて、母校の発展と緑窓会の発展、そして会員の皆様のご活躍に貢献できる運営を目指していきたいと思います。
 
 本年も皆様にとりまして、健康に恵まれた幸多き年でありますようお祈り申し上げます。