西洋服飾

 

収蔵品紹介 西洋服飾

ローブ・ア・ラ・フランセーズ [ロココ・スタイル]
1780年頃 フランス

シュミーズ・ドレス、スペンサー [エンパイア・スタイル]
1810年代 イギリスまたはフランス


デイ・ドレス [ロマンティック・スタイル]
1830年代前半 イギリス

イヴニング・ドレス [クリノリン・スタイル]
1865年頃 イギリス

デイ・ドレス [バスル・スタイル]
1870年代前半 イギリス

当館の「西洋服飾」コレクションは、2021(令和3)年に本学服装史研究室から移管された45点のドレスや小物類を中心とする西洋歴史服のコレクションです。
18世紀後半から20世紀初期のヨーロッパにおける女性服の変遷をたどることができる内容です。

本学名誉教授・能澤慧子氏(西洋服装史)は、服飾史を研究するうえで、文献や絵画・写真等の図像からは得がたい、実物の服が持つ資料的価値を強く意識し、本学が創立125周年を迎えた2006年に西洋歴史服の収集を開始しました。
以後、10~30年ごとにスタイル(様式)が変わる19世紀とその前後の時代の女性服について、各スタイルの典型を示すドレスを厳選し、体系的なコレクションを形成してきました。

これらの資料は、当館や学外の博物館・美術館で展示公開されてきたばかりでなく、本学服飾美術学科教員によるレプリカ制作を含む研究の対象となるなど、実物資料ならでは方法で教育研究に活用されています。