《授業レポート》「救急処置実習」の様子

「救急処置実習」での事例検討の様子をお伝えします

「救急処置実習」は、3年生が受講する養護教諭課程の必修科目です。
  
「救急処置実習」では、実際の学校での子どもの怪我や体調不良を想定し、動画作成を通して養護教諭としてどのような対応をすべきかを考えて取り組む課題を行ないました。
いくつか用意された、学校での事故や怪我の様子が記載された事例問題は文章によるものです。
この文章から、現場を想像して対応を検討し、さらに、動画を撮りながら実際にその対応をロールプレイによって実践します。

こうした課題は学生にとっては初めての挑戦でした。
グループのメンバーで授業外の空いている時間を調整し、何度か集まって、話し合い、何度も撮影し直してようやく完成にこぎつけていました。
 
そして、授業前に各自動画を視聴し、疑問点や意見を整理した上で、授業に臨みました。
授業では、全員で動画を視聴した後に作成グループが動画について口頭で追加説明をしたり、疑問点などを述べました。
グループ以外の学生も作成グループに対して、質問や意見を述べて意見交換しました。

最後に、教員から
「ここではこのような処置をするのでは?」
「連絡体制はこれでよいのか?」
「来室した児童に対しての声掛けは的確か?」
「保護者にお伝えする時に注意することは?」
など様々な角度から、実際の現場ではどのようにして対応するのかが話され、学生は聞き逃すことのないようしっかりと耳を傾けて、プリントにぎっしりと書きこんでいました。
 
意見交換することでお互いの学びを深め合い、一生懸命に1つ1つの事例に向き合っている姿が見られました。
動画はたくさん学んだことがよくわかる、素晴らしい出来栄えでした。
学生、本当に頑張りました!

   
     
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