12月9日、「高齢者福祉論Ⅱ」の授業に丹野智文さんをお迎えしました。
丹野さんは、自動車販売会社でトップセールスマンとして活躍中の2013年、若年性アルツハイマー型認知症と診断されました。診断後は営業職から事務職に異動。その後、認知症の啓発活動を仕事として現在も同社に勤務しています。2015年に認知症当事者のための総合相談窓口「おれんじドア」を開設し、当事者同士のネットワークづくりのきっかけともなっています。診断後支援としてのピアサポート、全国、海外での講演活動も精力的に行っています。(中央法規出版『認知症の私が、今を楽しく生きる理由(わけ)ー「生活の工夫」と家族・仲間の力』著者情報より)
講義では、これまでの経験から認知症支援では未だに当事者目線に乏しく、多くの課題があることを具体的な事例を通して教えていただきました。さらに、ご自身が実践する様々な工夫をお話しくださいました。例えば、予定を忘れてしまう対策として、携帯電話のアラーム機能を活用すること。その際、否定的な感情にならないよう、語尾をのばしたり、優しい語調で記録するなど、丹野さんらしいユニークなアイディアも教えていただきました。認知症と診断されてから、不確かな感覚の中で不安なことも多かった経験から、楽しく生活することを大切にしているのだそうです。
学生には、今の社会の仕組みに満足せず、若い感性で新しい視点で支援を提案したり、新しい技術を組み込んだ方法を目指してほしいとメッセージをいただきました。
講義後半の質疑応答の時間では、ボランティアで参加する認知症カフェに当事者の参加を促すにはどうすれば良いか、生活課題を乗り越えるための工夫が思いつかないときにはどうするのか、などの質問に丁寧に答えていただきました。講義の時間があっという間に過ぎてしまうほど、認知症を理解するための充実した時間となりました。
丹野さんは、自動車販売会社でトップセールスマンとして活躍中の2013年、若年性アルツハイマー型認知症と診断されました。診断後は営業職から事務職に異動。その後、認知症の啓発活動を仕事として現在も同社に勤務しています。2015年に認知症当事者のための総合相談窓口「おれんじドア」を開設し、当事者同士のネットワークづくりのきっかけともなっています。診断後支援としてのピアサポート、全国、海外での講演活動も精力的に行っています。(中央法規出版『認知症の私が、今を楽しく生きる理由(わけ)ー「生活の工夫」と家族・仲間の力』著者情報より)
講義では、これまでの経験から認知症支援では未だに当事者目線に乏しく、多くの課題があることを具体的な事例を通して教えていただきました。さらに、ご自身が実践する様々な工夫をお話しくださいました。例えば、予定を忘れてしまう対策として、携帯電話のアラーム機能を活用すること。その際、否定的な感情にならないよう、語尾をのばしたり、優しい語調で記録するなど、丹野さんらしいユニークなアイディアも教えていただきました。認知症と診断されてから、不確かな感覚の中で不安なことも多かった経験から、楽しく生活することを大切にしているのだそうです。
学生には、今の社会の仕組みに満足せず、若い感性で新しい視点で支援を提案したり、新しい技術を組み込んだ方法を目指してほしいとメッセージをいただきました。
講義後半の質疑応答の時間では、ボランティアで参加する認知症カフェに当事者の参加を促すにはどうすれば良いか、生活課題を乗り越えるための工夫が思いつかないときにはどうするのか、などの質問に丁寧に答えていただきました。講義の時間があっという間に過ぎてしまうほど、認知症を理解するための充実した時間となりました。






