リハビリテーション学科の教員らの研究論文が,国際誌に掲載されました.

ランダムノイズ刺激による目と頭の協調運動調節

国際医療福祉大学小田原保健医療学部の前田佑輔 講師,東京家政大学健康科学部の鈴木誠 教授,磯直樹 准教授,岡部拓大 講師,趙吉春 助教,ソーレヒルズ花楯の王尹容 作業療法士の研究グループは,前庭神経に対するランダムノイズ刺激によって目と頭部の協調運動が向上することを明らかにしました.本研究は,「Frontiers in Human Neuroscience」に掲載されました.

Maeda Y, Suzuki M, Iso N, Okabe T, Cho K and Wang Y-J. Modification of Eye-Head Coordination With High Frequency Random Noise Stimulation. Front Hum Neurosci 2020; 14: 592021.

研究紹介ポスター
https://bit.ly/391GjmB

掲載雑誌サイト
https://bit.ly/336F69I

私たちは目と頭の位置を無意識のうちに上手にコントロールして生活しています.たとえば,物を見つめながら頭を右に振っても,その物を見失うことはありません.これは,頭が右に回旋したのと同じ角度だけ目が左に回旋しているからです.このような目と頭の協調運動には,前庭と呼ばれる耳の奥にある神経が関与していることが知られています.

本研究では,前庭神経に弱いランダムノイズ刺激を行うことによって,目と頭の協調運動が向上することを明らかにしました.今後は,めまいや姿勢制御の障害に対する効果的なリハビリテーション法について検討していきたいと考えています.

リハビリテーション学科は,最新の研究知見に基づく質の高い教育を行うとともに,研究成果を社会に発信していきます.1_poster_vor _インスタグ ???.jpg
   
     
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