埼玉県立大学保健医療福祉学部の濱口豊太教授，早稲田大学人間科学学術院の田山淳准教授，東京家政大学健康科学部の鈴木誠教授らの研究グループによる研究成果が，国際誌（PLoS ONE）に掲載されました．
Hamaguchi T, Tayama J, Suzuki M, Nakaya N, Takizawa H, Koizumi K, et al. The effects of locomotor activity on gastrointestinal symptoms of irritable bowel syndrome among younger people: An observational study. PLoS ONE 2020; 15: e0234089.
https://doi.org/10.1371/journal.pone.0234089
研究の概要
過敏性腸症候群は,腹痛と便通異常を生じ，日常生活に障害をもたらします.本研究では，過敏性腸症候群における胃腸症状と歩行量の関係性ををロジスティック関数にて詳細に分析しました．その結果，歩行量が少ないほど胃腸症状が重度になることを明らかにしました．今回の知見は，過敏性腸症候群に対する効果的な運動療法を開発するための貴重な情報になります．
リハビリテーション学科では，最新の研究知見に基づく質の高い教育を行うとともに，研究成果を社会に発信していきます．