リハビリテーション学科の教員らの研究論文が,国際誌に掲載されました.

「リハビリテーション学科の教員らの研究論文が,国際誌に掲載されました」

Tanaka T, Hamaguchi T, Suzuki M, Sakamoto D, Shikano J, Nakaya N, Abo M. Estimation of motor impairment and usage of upper extremities during daily living activities in post-stroke hemiparesis patients by observation of time required to accomplish hand dexterity tasks. BioMed Research International 2019, Article ID 9471921.

https://www.hindawi.com/journals/bmri/2019/9471921/

東京家政大学健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻の教員らの研究論文が,国際誌(BioMed Research International)に掲載されました.

研究の概要
簡易な検査を用いて脳卒中による上肢の運動麻痺と日常生活における上肢の使用状況を推定することができれば,対象者にとって必要な練習を効率よく行うことができるようになると思われます.そこで本研究では,Southampton Hand Assessment Procedure(SHAP)の各検査項目から,運動麻痺の程度と日常生活における手の使用状況を推定することを試みました.

その結果,SHAPのHeavy power(少し重い物品を移動する項目)の所要時間が最も多くの対象者に適用できる検査項目であることが分かりました.また,Heavy powerの所要時間から上肢の運動麻痺の程度や日常生活における上肢の使用状況を推定できることが示唆されました.

本研究による知見は,対象者の評価や練習内容の決定に要する時間を短縮できることにつながると思われます.今後もより効果的なリハビリテーションのトレーニングおよび評価の方法について検討していきたいと考えています.

リハビリテーション学科では,最新の研究知見に基づく質の高い教育を行うとともに,研究成果を社会に発信していきます.

   
     
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