今年8月2日~8月8日までの5泊7日、看護学科としては初めての試みとなるスタディツアー「カンボジア医療・保健短期留学」に、看護学生10名が
リハビリテーション学科3名の学生とともに参加しました。
健康科学部2学科の学生が数日間の集団生活や共同作業など、チームでやり遂げる体験を通して、各々が自己の成長を実感できるツアーでした。
また、母国とは異なるカンボジアの様々な医療の現場に触れることで、医療の発展には政治的、歴史的背景が大いに関係していることを再認識する機会
にもなりました。
近年のグローバル化に伴い看護職が国際的視野をもつことの重要性が高まっている中、また国際社会における看護実践に必要な概念と国際的視野を養うためにも、
今回のツアーは学生にとって貴重な経験となりました。
・<国立小児病院>
小児に特化した総合医療を見学しました。カンボジアの出生率は低下傾向ではありますが、後発途上国としては高い水準で、2020年に産婦人科外来・病棟が
新設され利用されていることを学びました。


・<王立プノンペン大学>
現地日本人教師による日本語授業(1年生)の見学と、現地の日本語選択3年生による日本語学習に関するプレゼンテーションや、現地の学生との交流会に
参加しました。日本人とカンボジア人学生との日本語と英語、ジェスチャーを交えたやり取りを通して交流を深めました。


・<公立Chory Changvar小学校>
看護学科4年生を中心に、小学6年生を対象とした手洗いの目的・方法の説明や手洗い体験演習を行いました。手洗いの習慣のない子供達へ意識づけてもらう
ための支援を行いました。また、持参した折り紙で紙飛行機を作り、飛行距離を競い交流を深めました。




・<義肢装具センター>
義肢作成現場の見学や、地雷により下肢を失い、義肢を受け入れるまでの苦難等を描いた動画を視聴しました。また、カンボジア人技師から、現在では地雷に
よる義足のオーダーよりも交通事故や糖尿病、がんによるオーダーが増えているとの説明を受け、歴史的背景や現在の疾病構造を踏まえた支援について考える
ことができました。

・<患者さん宅(60代後半、男性、脳卒中)>
日本人看護師による患者さんのご自宅への訪問看護に同行し、カンボジアにおける在宅看護の実際を学びました。また、訪問看護の需要が増えていることや
カンボジア人スタッフの育成・雇用の実際についての説明を受け、日本の状況と比較しながら学びを深めました。

・<SPEAN MIRAI(訪問看護ステーション)>
訪問看護ステーション(入院施設併設)を見学し、リハビリに必要とされる備品や、入居者の入院環境について学びました。


・<『トゥール・スレン』博物館>
クメール・ルージュ政権時代の政治犯収容施設「S21」跡の博物館を見学し、歴史的出来事についての学びを深めました。


・<『キリングフィールド』博物館>
ポル・ポト政権下での大量虐殺の場所を見学し、約1万~2万人が収容され、そのほとんどの方が処刑されたという歴史的出来事についての学びを深めました。






