教育福祉学科
教育課程編成の全体方針
本学科では、社会教育・社会福祉・心理の3分野を包括した視点から、人間生活の総体を視野に入れて人間を多角的に理解でき、これに加えて教養と実践力を身につけた人間性豊かな専門家として活躍できる人材を育成することを目指しています。社会教育に関する専門資格(社会教育主事基礎資格、学芸員、図書館司書資格等)及び中学・高等学校教諭免許状(社会・公民)、社会福祉に関する専門資格(社会福祉士・精神保健福祉士等)、心理に関する専門資格(公認心理師等)等の資格取得に関係した科目を設置し、キャリア教育を充実させる内容にも配慮してカリキュラムを構成しています。
教育内容
「共通専門科目」
- 社会教育・社会福祉・心理の3分野に共通して必要な知識と技能を実践的に学修することを目的とした科目が設定されています。3年次に履修する各種「演習」と4年生に履修する卒業論文及び教育演習が該当します。
「社会教育科目」
- 社会教育に関する理解を深めるとともに、教員免許状を含む社会教育及び社会福祉の各種資格に必要とされる科目を設定しています。
「社会福祉科目」
- 社会福祉に関する理解を深めるとともに、社会福祉士及び精神保健福祉士、公認心理師に必要とされる科目を設定しています。
「心理科目」
- 心理に関する理解を深めるとともに、公認心理師に必要とされる科目を設定しています。
「教科関連科目」
- 主として中学校社会及び高等学校公民の教員免許に関わる科目を設定しています。
教育方法
- 1年次には、基礎的事項を理解し3分野を総合的に学べるようにし、少人数の初年度教育(基礎ゼミ)で、今後の履修に向けてのサポートを提供します。2年次には、各分野の理論と技術を習得し、必修科目である「キャリアデザイン」を通して自分に適した分野を探求できるよう科目を設定します。また、3年次には、選択必修の演習や実習関係科目などを置き、専門分野に必要な技術と実践力、応用力を高め、4年次には卒業論文や教育演習など、今までの学びをさらに高度化、深化させるカリキュラム編成にしています。
- 幅広い分野で社会参画していくことができる人材を養成するために、演習(ゼミ)は、少人数で主体的に学びを深め、学内だけではなく、地域の関係機関、関係者との交流や協働活動も行います。各分野とも実習指導に力を入れ、大学教員と実習関係機関担当者との連携を重視した授業内容を構成しています。学んだ知識を生かし、状況に対応した取組みの姿勢や態度を評価対象として単位を授与します。
評価
大学に準拠する。