児童学科

 

児童学科

教育課程編成の全体方針

児童学の学修を学びの柱とし、幼稚園教諭一種免許及び保育士資格の取得に向け、保育者に必要とされる知識や技術、実践力や態度を高める学修内容を提供します。そのための「専門教育科目」を、「学科・専攻基礎科目」、「基礎科目」、「基礎選択科目」、「保育理論科目」、「保育実践科目」、「児童学研究科目」(児童学専攻)、「育児支援研究科目」(育児支援専攻)、「総合研究科目」、「実習科目」から構成し、「共通教育科目」、「教職課程科目」にも免許・資格関連科目を配置しています。

教育内容

児童学の学修を基本として、幼稚園教諭一種免許および保育士資格の取得に向けた必修・選択科目を系統的に配置しています。児童学科の教育内容は、以下のような特徴を持っています。

  • 児童学探究のための科目として、1年次に「児童学総論」と「基礎ゼミナール」、2年次に「児童学研究法」、3年次に「ゼミナールⅠ」、4年次に「ゼミナールⅡ」と「卒業研究」を配置しました。
  • 1年次の科目として児童学専攻には「自校附属園実習」を、育児支援専攻には「学内育児支援施設実習」を置き、免許・資格にかかわるすべての科目を、実際の子どもの姿と照らし合わせながら学ぶことができるようにしました。
  • 各専攻の専門性を高める科目を、2〜4年次に配置しました。

    [児童学専攻]

    • 児童学や保育実践の学修において、子どもをより広くそして深く理解することが必須であることから、「子ども理解研究」という科目を3年次前期に設置しました。また、児童学の学びを深めるための卒業選択必修科目として、「児童学特別演習」を3年次後期に、「児童学特別講義」を4年次前期に設置しました。

    [育児支援専攻]

    • 多様化する子育てにあって、育児支援に必要な理論と子どもにも子育てする側にも寄り添うことができる実践力を身に付けるために、「育児支援実習」を2年通年科目として、「育児支援研究」を3年次後期科目として配置しました。また、育児支援についての学びを深めるため、卒業選択必修科目として「育児支援特別演習」を3年次後期に、「育児支援特別講義」を4年次前期に設置しました。
  • 初年次教育(「スタートアップセミナー自主自律」や「基礎ゼミナール」)においては、他者と出会い、他者を知り、その結果として自らを知ることを重視したグループワークを行います。その中で、大学での学び方を知り、大学生活への適応を高めます。

  • キャリア教育については、共通教育科目(コア科目)として3年次に開講される「キャリアデザイン」を基礎にして、4年次に開講される「教職・保育実践演習」や「保育キャリア支援演習」などで学びを深めます。

  • 修得する単位に見合った学修の量・質を保つため、様々な授業外学修を提供します。個人学習としては、e-learning課題の提供、協同学習としては、ラーニングコモンズを活用したグループワーク課題の提供などを行います。

教育方法

  • 学生の主体的で能動的な学修を促すため、保育内容関連の科目を中心として、人やものに触れる体験的な授業内容を多く提供します。
  • 学生が協同的な学修を行うために、研究発表や製作活動などを含んだ授業内容を提供します。議論することによって考える力を、発表することによって発信する力を高めます。
  • 教育方法を向上するために、授業アンケートなどにおける学生の声を分析し、児童学科の組織的な取り組みとして、授業内容や方法の改善を工夫します。

評価

  • 児童学科のディプロマ・ポリシーを達成するため、各科目において、様々な評価課題の中から最適なものを選び、妥当な評価基準で、学生の資質や能力の成長を把握し、成績の評価を行います。また、その評価をもとに、学生自身の自己評価の機会を提供し、学生の学修の改善をはかります。