短期大学部

 

短期大学部

【教育課程編成の全体方針】

大学・短期大学部・短期大学部各科が掲げているディプロマポリシーを実現するために、「共通科目」、「専門教育科目」、「資格関係科目」の3つの科目群を設置します。
「共通科目」では、建学の精神である「自主自律」、生活信条である「愛情・勤勉・聡明」を実践できる女性を育成するための自校・初年度教育、キャリア教育をアクティブラーニング形式で学修するとともに、学びの基礎となる知識や幅広い教養、語学力、情報力を育む科目、体育・健康に関する科目を設置します。
「専門教育科目」には、短期大学部2科それぞれの専門分野を深く学ぶための講義・演習・実習科目を効果的・系統的に配置します。
「資格関係科目」には、短期大学部各科の専門領域に応じた免許・資格を取得するために必要となる講義・演習・実習科目を順次性を重視し、効果的・系統的に配置します。さらに、各々の科目の学修が十分に行われるように、年間 48 単位の CAP 制を設けています。

【教育内容】

「共通科目」

「コア科目」、「教養科目」、「外国語科目」、「情報科目」、「健康とスポーツ科目」、「教職関連科目」の6つの科目群に分けて設置します。なお、短期大学部では各科の専門領域に応じた教員免許状取得を可能としており、人を育てることを重要視していることから、教員免許状の取得に関わる科目の中から基礎的な科目について、教職課程を履修していない人でも履修できる科目として、「教職課程科目」を設置しています。

「専門教育科目」

専門領域に必須となる知識・技能を系統的に学修できる科目群に加え、演習科目、実験科目、実習科目といった本科の特徴をなす実践的な科目を効果的に配置し、基礎的・概説的な科目から各論的・応用的な科目へと進むことができる系統性を担保しつつ、当該領域に不可欠な研究方法や態度を培う教育課程を編成しています。

「資格関係科目」

幼稚園教諭、保育士、栄養士、フードスペシャリストの免許・資格を取得するのに必要不可欠な科目によって編成されています。また、栄養教諭、家庭科教諭の免許も取得できるよう編成されています。

「初年次教育とキャリア教育」

初年次教育は、1年次学生を対象に「自校・初年度教育科目」を前期開講し、東京家政大学の成り立ち、東京家政大学短期大学部で学ぶ意味を理解した上で、専門家を目指すために必要な心構えや大学生像の形成をアクティブラーニング形式で学修します。ここでは、感覚を磨く、コミュニケーション力を高める、思考力を深めるといった事項をグループワークで学びます。また、1年次後期には「キャリアデザイン」を開講し、免許・資格取得者としてのキャリア形成の具体例を基に一人ひとりの学生が自分に合った将来像を考える機会とします。

【教育方法】

  • 学生の主体的で能動的な学修を促すため、専門教育関連の科目を中心として、人やもの、知識に触れる体験的な授業内容を多く提供します。
  • 学生が協同的な学修を行うために、話し合いや発表などを含んだ授業内容を提供します。議論することによって考える力を、発表することによって発信する力を高めます。
  • 教育方法を向上するために、授業アンケートなどにおける学生の要望を分析し、短期大学部の組織的な取り組みとして、授業内容や方法の改善を工夫します。

【評価】

  • 短期大学部のディプロマポリシーを達成するため、各科目において、様々な評価課題の中から最適なものを選び、妥当な評価基準で、学生の資質や能力の成長を把握し、学修の成果についての評価を行います。また、その評価をもとに、学生自身の自己評価の機会を提供し、学生の学修の改善をはかります。
  • 各科目の学修成果については以下の基準で評価を行います。

-秀:完全にないしはほぼ完全に到達目標を達成している。100点法では90点以上に該当。
-優:若干不十分な点は認められるものの、到達目標を達成している。100点法では80点〜89点に該当。
-良:不十分な点は認められるものの、到達目標を達成している。100点法では70点〜79点に該当。
-可:到達目標の最低限を達成している。100点法では60点〜69点に該当。
-不可:到達目標を達成していない。100点法では59点以下に該当。