社会デザイン学環
教育課程編成の全体方針
社会的課題を解決し、これからの社会を構想するために、社会デザイン、プロジェクト・マネジメント、デジタル・デザインという3つの領域の学修内容を軸に教育課程を編成します。そのための「専門教育科目」を「専門基礎科目」と「専門応用科目」とし、「専門基礎科目」には「社会デザイン基礎」、「プロジェクト・マネジメント基礎」、「デジタル・デザイン基礎」を配置し、「専門応用科目」には「社会デザイン応用」、「プロジェクト・マネジメント応用」、「デジタル・デザイン応用・演習」、「実践実習」、「総合科目」を配置し構成します。
社会デザイン学環の教育内容は、次のような特徴を持っています。
教育内容
「専門基礎科目」
「社会デザイン基礎」
「コミュニティデザイン演習」「フィールドワーク」「地域経済学概論」「ライフコース論」など、社会デザインの基礎となる科目を配置します。
「プロジェクト・マネジメント基礎」
「コンテンツ・ビジネス論」「人を育てるコーチングⅠ」「にぎわい空間再生事業論」「プロジェクト・マネジメント」など、プロジェクト・マネジメントの基礎となる科目を配置します。
「デジタル・デザイン基礎」
「デジタル・ファブリケーション」「3次元CADソフト演習Ⅰ」「デジタル活用によるハンドメイド・クラフト」「3Dプリンター活用技術演習Ⅰ」などデジタル・デザインの基礎となる科目を配置します。
「専門応用科目」
「社会デザイン応用」
「リジェネラティブな暮らしのつくり方」「ソーシャルメディア特論」「遊びと社会デザイン」など社会デザインの応用となる科目を配置します。
「プロジェクト・マネジメント応用」
「グラフィック・ファシリテーション」「マネジメントリサーチ特論」「ビジネス・キャリア特論」「ウェルビーイング特論」「スモールビジネス起業講座」などプロジェクト・マネジメントの応用となる科目を配置します。
「デジタル・デザイン応用・演習」
「3次元CADソフト演習Ⅱ」「3Dプリンター活用技術演習Ⅱ」「スマホアプリ作成講座」「3Dプリンター援助技術演習」などデジタル・デザインの応用となる科目を配置します。
「実践実習」
「PBL事前・事後指導Ⅰ・Ⅱ」「実践実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」など、学修内容を社会の中で実践しながら、自ら問題を探究し、主体的に解決策を模索できる力を身につける科目を配置します。
「総合科目」
「専門ゼミナール」「社会デザイン・ワークショップⅠ〜Ⅳ」などによって、自身の研究テーマを探究します。また、研究テーマを設定し取り組みをまとめる「卒業研究」を配置します。教育方法
- 学生の主体的で能動的な学修を促すため、専門教育科目全体を通じて、人や作品・制作物に触れる体験的な授業内容を多く提供します。
- 学生が協同的な学修を行うために、試作活動や研究発表などを含んだ授業内容を提供します。「社会デザイン・ワークショップⅠ〜Ⅳ」では、学年間相互交流の仕組みにより、議論や発表の相互評価などを通じて表現し発信する力や提案する力を高めます。
- 企業・自治体・地域の実習フィールドと提携して、本物の学び(Authentic Learning)や協働的な学びを通じて、社会デザインを構想し、自らのライフスタイルや生き方を考えます。
- 3領域ごとに「コミュニティ・コーディネート演習」「人を育てるコーチングⅡ」「3Dプリンター援助技術演習」の科目を配置し、既習科目にスチューデント・アシスタントやメンターのような役割として下級生に関与しながら、他者を支援することによって自己省察を深め、学びの定着と支援スキルの向上を促します。
- 「TKUコミュニティ・コーディネーター」を認定する科目群や、自治体・NPO等と連携した講座の履修を通じて、地域活性化に取り組む人々や地域社会とつながり、共に学ぶことのできる教育環境を構成します。
評価
大学に準拠する。