造形表現学科
教育課程編成の全体方針
造形表現の各分野(絵画、映像メディア、金工・ジュエリー、陶芸、染色造形、織物、視覚・コミュニケーションデザイン、メディア・情報デザイン、
空間・インテリアデザイン、住環境・まち、観光まちづくり、芸術学・アートマネジメント、育ちのための表現)を基礎から総合的に学びます。
生活空間を美しく快適に創造し、社会の変化に対応できる柔軟な思考力と豊かな感性を持つ人材育成を目標とし
幅広い知識と高度な表現力を育む多くの科目を開設しています。
教育内容
- 共創デザイン学部の二学科(造形表現学科・服飾美術学科)の基礎的内容を相互に学び、さらにプロジェクト活動で切磋琢磨し意欲を持って
「表現基礎科目」
- 初年次教育では、表現の各分野の先生のオムニバス形式の基礎的な実習により、分野を越えて色彩、形態、構成などの基本的な造形の仕組みを身につけ、
「基礎共通科目」
- 2年次には、幅広い造形表現の考え方を身につけるため、各専門分野の基礎を幅広く関連付けながら学びます。それにより多くの表現方法を体験し、
「各分野の関連科目」
- 造形表現についての知識・技能をベースとした社会におけるコミュニケーション力、積極的な姿勢を持った実行力を養います。
- 3年次から表現系、造形系、デザイン系、表現と社会系などで分類された専門科目によって、高度な知識や技法を学びます。
- 4年次には更に専門性を深め独自の表現として展開、その成果を卒業制作展等により社会に発信します。
- 各学年にわたり、課題作品のプレゼンテーションや公開展示を通して創造力、発信力を育みます。
- キャリア教育として、多くの表現を学び身に付けながら、実社会の変化に対して、柔軟な思考を持って将来を展望し、生活空間を自ら豊かに創造する術を
「時間割外設定科目」
- 美術研究 A・B・C・D、アートプロジェクト実習、卒業制作・論文、美術研修、時間割外の実習等によって、企画、運営、計画、行動力を身につけ
「資格関連科目」
- 教職課程科目・学芸員関連科目
また学内に博物館がある利点を活かした博物館実習科目などにより、学芸員の資格が取得できます。
さらに、カラーコーディネーター、インテリアコーディネーター、CGクリエイター、Webデザイナー等の各資格検定の取得指導を行います。
教育方法
新たな価値を創造する高度な専門性へ
本カリキュラムの中核をなすのは、アート思考とデザイン思考というアプローチの習得です。アート思考が「自分」を起点として既存の常識を問い直し、
新たな文化や価値を生み出す力を育むのに対し、デザイン思考は「他者や社会」を起点として、現実の複雑な課題を解決する力を養います。
これらの思考法と、先端技術から伝統技能に至るまでの多様な表現手法を統合的に学ぶことで、学生は社会の要請に応える実践力に加え、
未来を切り拓く独創性を兼ね備えることができます。これにより、社会の複雑な課題解決に貢献するだけでなく、既存の常識を刷新し、
新たな文化や価値を創造する高度な専門性と表現力を身につけます。
1. 内的探求と価値創造を導く「アート思考」の実践
アーティストが内なる価値観から独自の作品を生み出すように、既成概念にとらわれず、
自身の感性を起点に新たな価値を創造する思考と制作を学びます。主体性を尊重し、自身のビジョンを表現する力を養います。
教育手法
作品制作を通じて自己の内面と向き合い、独自の視点や客観性、新たな価値観を探求する演習を領域横断的に学習する。
各領域での作品制作を通じた、思考と感受性の可視化と表現力の向上。
2. 共感と協同を基盤とする「デザイン思考」の実践
他者への「共感」を起点とし、社会や利用者のニーズ等を探り、解決策を創出する思考プロセスを体得します。
デザインにおける制作やグループディスカッション、プレゼンテーション、グループワークといった学びを通じて、
社会からの様々な要請を構想する力を身につけます。
教育手法
ユーザー視点に立った課題発見と制作、解決策の立案を行う議論やグループワーク。
作品を元にプレゼンテーションを通じた、多様な意見の集約と共創力の育成。
3. 創造性を拡張する「先端技術(ICT/AI)」の応用
生成AIをはじめとする情報通信技術を、単なる効率化の道具としてではなく、人間の思考や創造性を拡張する手段として捉えます。
基礎知識を学んだ後、実践的な実習等を通して、最新技術を応用した先駆的な発想を生み出す力を探求します。
教育手法
ICT/AIを活用した情報収集、分析、表現に関する実験・実習、制作。
技術と人間の創造性の関係性を問い直すプロジェクト型学習。
4. 試行錯誤から学ぶ「手で考える伝統技術」の実践
伝統的な技術・技能に根差す実践的なものづくりを通して、手を動かしながら思考を深める「手で考える」手法を体得します。
素材との対話やプロトタイピング(試作)を重視し、試行錯誤のプロセスそのものから学びを得ることで、
言葉だけでは表現しきれない豊かな造形表現と思考力を広く学びます。
教育手法
具体的な形を作るプロトタイピングを重視した制作、反復的な試行錯誤による学習。
各分野に伝わる伝統技術・技能の習得と、素材を通じた意味を探求する実習と制作。
評価
造形表現学科では、授業形態や内容の特性に応じて、学生の知識、技能、思考力等を多角的かつ公正に評価します。
具体的には、ルーブリック評価、レポート、筆記試験、提出作品、および制作プロセス評価など、科目特性に合わせた適切な評価方法を適用します。
なお、最終的な成績評価の基準および方法は、本学の定める規定に準拠します。






