深掘り!文化情報学環

「文化情報学環の学びはどう役立つの?」「学んだことはどんな仕事につながるの?」など、文化情報学環の学びについて、学環長(就任予定)の白木先生にインタビュー!
Q1. 情報があふれる時代にどう対応する?
白木先生、こんにちは!今日は東京家政大学に新しくできる「文化情報学環」についてお伺いします。
早速ですが「文化情報学環」って名前からしてちょっと難しそうですが、どんなことを学ぶところなんですか?
こんにちは!たしかに名前は少し堅いですが、内容はとても今っぽいんですよ。
今の社会では、TVやWEBサイト、SNS、AIなどを通じて、毎日たくさんの情報が流れていますよね?
でも、その情報をただ見るだけじゃなくて、「どう読み解くか」「どう使うか」がとても大事なんです。
文化情報学環では、そうした情報をうまく使って、新しいアイデアや価値を生み出す力を育てます。たとえば、データを分析して社会の動きを読み取ったり、情報発信の方法を学んだりします。
情報って目に見えないものなのでわかりにくいです…
そうですね、情報はたしかに目に見えないし、形があるわけではないので、わかりにくく感じるかもしれません。でも、実は私たちは毎日、情報に囲まれて生活しているんですよ。
たとえば、スマホで見るニュース、SNSの投稿、友達との会話、電車の時刻表、テレビのCM、学校の掲示板——これらはすべて「情報」です。目には見えなくても、人の考えや気持ち、社会の動きが伝わるものなんです。
情報は、目に見えないけれど、社会を動かす力を持っているんです。だからこそ、正しく理解して使える人が、これからの社会ではとても大切になるんですよ。
Q2. 文化情報学環の学びがなぜ必要とされているの?
どうして文化情報学環の学びが今、必要とされているんですか?これからの社会って、どう変わっていくんでしょうか?
これからの社会は、AIやデジタル技術がますます進化して、情報がどんどん増えていきます。でも、ただ情報が多いだけでは、私たちの暮らしが豊かになるとは限りません。
大事なのは、「その情報をどう読み解くか」「どう使うか」、そして「人と人とのつながりや文化をどう大切にするか」という視点です。たとえば、SNSでの発信ひとつでも、相手の文化や考え方を理解していないと、誤解やトラブルにつながることがありますよね。
文化情報学環の学びは、こうした時代に必要な「人間らしい知恵」を育てるものです。情報を扱う力と、文化を理解する力を組み合わせて、社会の課題を解決したり、新しい価値を生み出したりする。そんな力が、これからの社会ではますます求められるんです。
文化情報学環の「学環」って「学部」とは違うんですか?
はい、「学環」はちょっと特別な仕組みなんです。
「学部」では特定の学問分野を深く学ぶのですが、東京家政大学の「学環」は複数の分野を横断して学びながら、社会とつながる実践的な学びを大切にする新しい仕組みです。
たとえば、文学・社会学・教育学・情報学など、いろんな分野の知識を組み合わせて学べるので、文系と理系の枠をこえて、広い視野で考える力が身につきます。これは、今の社会が求めている「分野をつなぐ力」を育てるための新しい学び方なんですよ。
Q3. 文化を理解するってどういうこと?
文化って、外国の習慣とか伝統のことですか?
それも含まれますが、もっと広い意味で使っています。
たとえば、ビジネス、地域の暮らし方、人の行動や考え方、SNSで生まれるネット文化も「文化」です。文化情報学環では、人の生活の仕方を「文化」としてとらえ、それらを理解して、違いを受け入れたり、共感したりする力を育てます。
Q4. 「文化」と「情報」をどう組み合わせるの?
文化と情報って、どうやって一緒に使うんですか?
いい質問ですね!たとえば、地域のお祭りを動画で記録して、SNSで発信することで、文化を情報として広めることができます。
逆に、SNSでの発言を文化的な視点で考えることで、相手にどう伝わるかを理解することもできます。
つまり、「文化」を情報として整理したり、「情報」を文化的な感覚で使ったりすることで、社会の課題を解決したり、新しい価値を生み出すことができるんです。
Q5. 文系と理系の力を合わせて、社会の課題を考える
それって、文系と理系の両方を学ぶってことですか?
そうなんです!文化情報学環では、社会や人のことを考える文系の力と、データ分析などを使う理系の力を組み合わせて、より深く問題を考えたり、新しいアイデアを出したりします。
たとえば、地域の課題を調べるときに、文化的な背景を理解しながら、調査データや統計データを分析して解決策を考える。そんな“分野をつなぐ学び”ができるのが、この学環の特徴です。
Q6. 学んだことはどんな仕事につながるの?
この学環で学んだことって、将来どんな仕事に活かせるんですか?
とてもいい質問ですね!文化情報学環で身につけた力は、いろんな分野で活かせます。
たとえば:
■広告・マーケティング(企業の広報、ブランド戦略、SNS運用など)
■メディア業界(テレビ、新聞、Webコンテンツ制作など)
■情報系企業(IT、データ分析など)
■教育・研究機関(学校や大学、教育支援など)
■行政・自治体(地域づくり、文化政策など)
■博物館・文化施設(学芸員、司書など)
■NPO・国際協力団体(多文化共生、地域支援など)
社会のさまざまな場面で、「文化」と「情報」をつなげて考えられる人は、とても貴重なんです。
なるほど!文化情報学環って、今の時代にぴったりな学びができるところなんですね。
いろいろ教えていただいてありがとうございました!
こちらこそ、ありがとう!ぜひ興味を持ってもらえたら嬉しいです。







