平成23年度 受賞者発表

 

平成23年度 受賞者発表

学園創立130周年を記念し創設した「渡邉辰五郎賞」「渡邉辰五郎奨励賞」は選考の結果、以下の方への贈賞が決定いたしましたので、お知らせいたします。
5月10日(木)の14:30より、本学板橋キャンパス三木ホールにて贈賞式、15:00より受賞者による記念講演会が行われました。

渡邉辰五郎賞・・・1名

受賞者:大神 のりえ 氏 (おおが のりえ)


インド国際子ども村「ハッピーバリー」代表
昭和49年 家政学部児童学科卒業

受賞理由:インド国際子ども村「ハッピーバリー」の建設および国際交流活動UNESCO憲章前文に「戦争は人の心の中に生まれるものだから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という言葉がある。インド国際子ども村「ハッピーバリー」はこの言葉の実現のため、インド南部カルナータカ州に国際子ども村を設立した。1992年の開村後、子ども達をインドに派遣する「平和キャンプ」を開催し、現在までに400名以上の参加がある。特に最近「平和キャンプ」の参加について登校不適合の子どもの保護者からの問い合わせもあり、国際交流から教育問題への解消の場へと発展している。
  • 2000年 自治省「世界にひらかれたまちづくり」 自治大臣賞受賞
  • 2008年 財)西日本国際財団「第9回アジア貢献賞」 受賞

渡邉辰五郎奨励賞・・・2名

受賞者:笠岡 宜代 氏 (かさおか のぶよ)


(独)国立健康・栄養研究所 栄養疫学研究部 食事摂取基準研究室長
平成5年 大学院家政学研究科修了(附属女子高等学校・大学栄養学科卒業)

受賞理由:栄養学研究者として栄養学の発展に寄与しているため。ハーバード大学、米国国立衛生研究所等国内外の研究施設において分子栄養学等を研究し、日本食(特に魚に含まれるn-3系脂肪酸、タウリン)の肥満抑制作用を遺伝子レベルで明らかにしてきた。また、東日本大震災における栄養・食支援においては、学術面・調査研究面での支援活動の中心的役割を担い被災地の栄養改善にも貢献した。研究だけにとどまらず、エビデンスに基づいた栄養改善活動を目指し、基礎研究と管理栄養士・栄養士現場レベルの橋渡しにも力を入れている。栄養士のバイブルである食事摂取基準の研究室長。
  • 2007年 栄養改善学会奨励賞 授賞



受賞者:石川 庸子 氏 (いしかわ ようこ)


川口市立元郷南小学校教頭
昭和62年 家政学部児童学科卒業

受賞理由:川口市教育委員会学校教育部指導課・道徳担当指導主事として川口市及び埼玉県の道徳教育の振興に努める。又資料作成を通じて後進の育成に尽力してきた。
埼玉県県民生活部青少年課において青少年の健全育成に力を注ぐ。特に携帯電話のフィルタリングの徹底に関しては、学校・地域・保護者研修の推進役となり、非行・問題行動の防止に貢献した。現在川口市立元郷南小学校教頭として学校運営に携わり、教職員はもちろん広く地域の信頼を集め、初等教育の充実、若手教員の育成に力を尽くしている。道徳研修・研究組織「川道楽」のメンバーとしても、指導・助言者を務め道徳教育の発展・充実に寄与している。