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  • 絵画ゼミ

    山藤仁先生のご指導のもと、絵画ゼミは13人で活動しています。
    油彩や水彩、アクリルなどそれぞれが思い思いの画材を使ってのびのびとした作品制作を行っています。
    13人13色のゼミ生がコロナ渦に抗いながら創り上げた4年間の集大成です。
    絵画ゼミ生の持つ色(個性)と絵具の色が織りなす世界を、存分にご堪能あれ!

    日本画ゼミ

    日本画ゼミは3人で活動しています。
    主な活動場所は15号館の共通準備室Aで、日本画の授業担当の佐藤めぐみ先生から色々アドバイスを頂きながら各々自分の制作一生懸命進めています。
    膠の準備や片付けなどは3人という少ない人数の中協力して行っています。
    とても和気藹々とした雰囲気で活動しています。

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    夢現


    これからやりたいことはあるものの、何がしたいのか分からず空っぽな自分は、一人でいる時夢か現実か分からない状態になってしまう。ぼんやりとしている時間が多い分未来について考えることが多いから、この卒業制作で自分自身と向き合い、辿り着く未来を想像し、自分の頭の中と心を表現している。夢想家でもある自分と現実との対比を入れ交ぜて不可解な状態を表現している。    

    使用素材・ツール

    油彩、 キャンバス

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    愛こそすべて


    稲葉成美

    愛おしさの爆発をコンセプトに愛犬パグの「まる」をモチーフに描きました。私が感じる愛おしいと素直に向き合い、画面いっぱいにつめ込んだ作品となっています。まるは 11月に突然亡くなってしまいました。楽しかった思い出や大好きなところ、抱きしめた感触など思い出しながら後半は制作を進めました。優しくて強いまるちゃんへ、愛と感謝をこめて私からの大きなラブレターです。

    使用素材・ツール

    油彩、キャンバス

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    20代


    土田紫温

    大学生になり、アルバイトや趣味を通じて他人との出会いがぐっと増えました。人脈が広がったことで酸いも甘いも経験しそれが自己の形成にも活きました。水面に反射した光や揺れが表しているのは、外部からの刺激によって悩んだり前を向いたりする忙しない自分の心です。それを取り囲む小石は、自分の意思や価値観です。私には頑固なところがあるので、硬い石でそれを表現することにしました。

    使用素材・ツール

    油彩、キャンバス

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  • サブリミナル・サカナ二ナル

    中村汐音

    おさかなをはじめ、海の生き物をモチーフにささえられてきた人生を、自分なりの色彩で表現しました。要するに“おさかな天国”です。

    使用素材・ツール

    油絵具、アクリル絵具、ペン、クレヨン

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    Be there


    西万優子

    ふとした瞬間に感じる違和感を絵にしました。

    使用素材・ツール

    アクリル絵具、油性マーカー

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    1998・1123


    濱中麗奈

    自分が思い描く“自分”

    使用素材・ツール

    油絵具

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    茫漠


    細井茉央

    はっきりとしないものを描きたかった。山羊はやぎで蛇はへびなのに勝手に意味を持たされてしまったことに対して、はっきりしない、意味などない、という概念の名前を付けた。

    使用素材・ツール

    キャンバス、油彩

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  • 失楽園


    浅倉里菜

    旧約聖書「創世記」に出てくるアダムとエバの楽園追放をモチーフに、これから社会人として巣立ちする私の不安でもあり楽しみな気持ちと、コロナ情勢によって閉ざされた世界からいつか外に出て明るい未来が来ることの願いを込めて制作しました。卒業制作は大学4年間の集大成ということで、今まで私が授業で制作してきた金工のジュエリーや陶芸の置き物等、沢山の作品が絵の中に隠れているのでぜひ探してみて下さい。

    使用素材・ツール

    油彩、キャンバス

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  • 安寧秩序


    一見、優雅で穏やかに見える自然界でも実際は、身の危険を脅かす何かが付き纏っている。これは私の死生観に関係している。絵と現実は交差しないが作用し合う、表現は言葉や態度で内面を表す人間とも通じる。パネルに直接描く絵とコラージュした絵が「一枚としてなりたっているが交わることがない」違和感を持たせたい。受け取り手が考察できる作品が自身の理想だが、テーマは人の命と自然界の比喩。

    使用素材・ツール

    F100パネル、水彩

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    現実逃避


    私は妖怪や魔物といった非日常的・非科学的なものが小さい時から好きでそれをテーマに大きなキャンバス1枚に思う存分描いた。コロナウィルスの影響で世の中が暗くなり不安定になっているため、元気が出るような楽しい雰囲気と、作品の世界に迷い込んだような感じを表現しました。

    使用素材・ツール

    アクリル絵具、F100号キャンバス

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    garden


    関口舞

    「生態系と人間」をテーマにした絵画作品。クジラをモチーフにした大きな黒い魚を、海の生態系の象徴として描いている。クジラの死体から大量のプラスチックゴミが発見されたという記事を見て、人間の生み出したものが生態系を崩す原因になっているのではないかと思い、問題提起の意味を込めテーマを決定した。左下から伸びるクジャクは生命の流れを表し、頭上に輪っかを携えた生物は、死んでしまった海の生物を表している。

    使用素材・ツール

    キャンバス、油彩

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    この世界


    山田美里

    現実感と自分が今まで感動したことや素敵だと思ったことを合わせて、一つの自分の好きな世界を表現しました。具体的なものを描くので構図に時間がかかりましたが、ファンタジー感とそれぞれでもどこか現実味のある、私が思っていた通りの作品ができました。ポイントは光沢感のある作品に仕上げたところです。特に上からかけたパール材が光に反射した所が良いと思っています。

    使用素材・ツール

    アクリル絵具、油絵具、パール材

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    fallen Angel


    これは心臓を手に持った天使の女の子の絵画です。心臓を誰かに手渡す絵は相手への恋愛感情や信仰心を伺うことができると聞いたことがあります。しかしこの絵画の少女は真っ直ぐ前を睨み今にも心臓を握り潰してしまいそうです。天使という神に使える存在の犯行的でドス黒い感情を絵画に表現したいと思って描きました。モデリングペーストで凹凸をつけるなど、質感にもこだわって製作したのでぜひ注目してみてください。

    使用素材・ツール

    キャンバス、アクリル絵の具、モデリングペースト

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  • 導かれて


    大前智優

    海の中の独特な神秘的な世界を描きたくてこのようなテーマにしました。自分の中でずっと海の中は静かで様々な生命を感じることが出来る癒しの環境というイメージです。そして、それは神社の毎回くぐるときにも似たような感覚を感じることがありました。神聖な力を感じ、心を清められる場所です。この作品を見たときに海の中のようなどこか幻想的な異世界に来たと感じさせるような作品を目指しています。

    使用素材・ツール

    雲肌麻紙パネル、水干絵の具、箔

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  • 桜舞う


    芳沢美凪

    長い冬を耐え、迎えた春の季節に咲き誇る桜を、4年間学んできたなかで自分なりにこだわってきた細かなタッチと色の魅せ方を最大限に活かし、今までの集大成として、またこれから始まる人生の門出の祝いと期待の思いを込め、卒業制作のテーマとして描こうと思いました。

    使用素材・ツール

    雲肌麻紙パネル、水干絵の具、箔

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  • 自分の誕生とガーベラ


    塙佳恵

    私は双子なので、双子の姉との離れられない宿命的な繋がりを表現しています。また、生まれる前のお腹の中をイメージして人物二人を丸まった体勢にしました。そして、ガーベラの花や葉、茎からは生命を表現し、もみ紙という技法で全体に出ているシワから、「双子で生まれる」という神秘さを表現しました。

    使用素材・ツール

    雲肌麻紙パネル、水干絵の具、箔


    各分野紹介