新入生の皆さんへ

 

新入生の皆さんへ

学長 井上 俊哉

皆さんに質問です。あなたはABのどちらに近いですか?
A ほかの人に話をするのが好き
B ほかの人が話すのを聞くのが好き

「私はA」「私はB」と迷わず選べた人もいれば、「時と場合によってAでもあるしBでもあるなぁ」などと悩む人もいるかもしれません。
どちらがよい(正解)という質問ではありません。

入学式の時に、「世の中をさらによくしていこう、皆が幸せになれるように変えていこうとするとき、複数の人が力を合わせなければ成し遂げられない」、「複数の人が関わる社会生活において、自分の思いや考えを実現するには、意見をぶつけ合って目標を共有し、自ら率先して動くこと、頑張っている周囲をサポートすることが不可欠」と述べました。

協同して何かに取り組む場面では、AタイプとBタイプのどちらが向いている(得意だ)と思いますか。私は、グループに両方の人がいるのがよいと思います。アイディアを積極的に発言する人、明るい話でグループを盛り上げる人、ほかの人の発言をじっくり聞く人、口数は少ないけれどほかの人が気づかなかった点を発言してくれる人、いろいろな人がいる方がうまくいきます。多様な人がお互いを尊重し、それぞれの個性を活かすとき、グループ(チーム)の力が増し、目的達成に近づきます。

とくに、人と接することに苦手意識を持っている人(私も以前はかなりそうでした)に伝えたいことがあります。ひとりでいる時間もとても大切な時間ですが、授業や授業外の様々な場面で、いろいろな人数、いろいろなグループで協同する経験を積んでください。そのことで、自分が人といるときの個性(ひとりでいるだけではわかりません)を再確認(発見)するとともに、人の話に耳を傾けること、自分の思いや考えを思い切って発言することの難しさと楽しさを感じてください。

東京家政大学での皆さんの4年間(短大の方は2年間)の学生生活が、みのりあるものになることを願っています!