教員紹介

 
今留 忍

教授

健康科学部 / 看護学科

今留 忍

Shinobu Imatome

高校生へのメッセージ

 近代看護の祖、ナイチンゲールは、「病人の看護と健康を守る看護」の書き出しの中の一文で「病気の看護ではなく、病人の看護というところに注意してほしい」と記しています。1893年、シカゴ大博覧会において、史上初の「女性の職業についての部会」に、英国が提出した論文の一つです。看護学の「人間をみる」という起源はここにあります。  人に焦点を当てる看護ではあらゆる角度からその人の生活のありようを見ていかなければなりません。その人の健康問題を解決することはできません。人を対象とするが故に、“看護とは”の答えは簡単には出ません。正解・不正解はありません。  入学するとすぐに、「看護とは探しの旅」が始まり、4年間繰り広げられる「旅」です。その年月は皆さんにとって決して楽な道のりではありませんが、日々努力する姿勢とあきらめない根性、挫けない強さを持って学修に臨めば、知識と経験により深まり輝きを増した「自分が考える看護とは」を見つけることができるでしょう。

 
担当科目 看護学概論、看護援助論、家族看護概論 看護理論、看護倫理、看護過程の技術 ヘルスアセスメントの技術、看護研究Ⅱ 基礎看護の実践Ⅰ・Ⅱ
教育に対する抱負  医療・看護を取り巻く環境の著しい変化に対して、最善の看護を提供できる専門職者として成長して行く基盤作りと、病を抱えながら生活する患者さんとその家族が「その人らしく生きる」、すなわち「生活の質を維持する看護」を重視した教育を展開しています。それは、ナイチンゲールの看護の示唆「病気の看護ではなく、病人の看護というところに注意して欲しい」という、病気をみる「医療」の視点と、生きていく営みである「生活」の両方の視点が共通しており、最も大切にしている看護の本質がそこにあるからです。  看護をより高みへと引き上げていくためには、「看護とは」を意識的に問うこと、それを学生に伝えることが、私の役割と考えています。
研究に対する抱負 常に看護の動向を把握し、最新の情報を入手し、教育に反映して行かなければなりません。さらに、自らの専門分野の研究を精力的に進め、日々研鑽し、研究成果を重ねる努力を惜しんではならないと思っています。  2年前からは、「大学を拠点とした広汎性発達障害児を持つ母親のサポートシステムの構築」をテーマに研究活動に取り組んでいます。本学はさまざまな専門分野の人材を擁し、小児内科「かせい森のクリニック」と発達障害のある未就学児および放課後等デイサービス「つくし」の発達支援施設を附置しており、周辺の狭山市・入間市をフィールドとして、本学が母親を支援できる体制の拠点となることにより地域貢献に寄与できると考えています。
主な著書名 看護学入門6 基礎看護Ⅰ 第6版