TOKYO KASEI
写真・オブジェ

概要
文学研究科 (修士課程)
英語英文学専攻
心理教育学専攻
特別研究
募集要項
(英語英文学専攻)
募集要項
(臨床心理学コース)
募集要項
(心理教育学コース)
社会人特別入試
狭山キャンパス
臨床心理士プログラム
(臨床心理士の一日)

文学研究科

心理教育学専攻

(平成13年4月1日現在)

臨床心理学コース
臨床心理学特論【4単位】
(福井 至)
 心理臨床の場にあっては,体験的な知識と各種心理療法の理論の知的な理解とが統合されている必要がある。そのため,本講義においては,各種心理療法の理論と受験生各自が実習等で得た体験的な気づきを統合できるようになることを目標に授業を行う。特に,各種心理療法の理論については,全体的視野の中で考えつつ臨床心理学の真の理解を受講生とともに目指したい。


臨床心理面接特論【4単位】
(増田 實)
 心理臨床的援助活動において不可欠的に求められることは,その相手(クライエント)の内面への傾聴である。その傾聴が適切になされるならば,かれの問題からのこの回復(治療)や彼自身の心理的成長が容易になる,と考えられる。このことに注目し,M本特論では,履修者同士で心理面接に相応する場面を設定し,その実践の仲から傾聴への態度とともに,傾聴そのものを体得できるようすすめていく,また,関連する学会大会に参加し,心理面接に関する補完をおこなうことを求めておく。


臨床心理査定演習【4単位】
(福井 至・吉澤 一弥)
 心理査定について,その立場と重要性を理解した上で,主たるアプローチの一つである心理検査について学ぶ。方法は演習形式であり,投影法・描画法・質問紙法・知能検査各種について具体的に実施方法と解釈の方法を習得する。また,クライエントの多目的理解と総合的考察という心理査定レポートの目標をふまえながら, 検査バッテリーを組み,それらの心理検査郡の解釈レポートの目標をふまえながら,検査バッテリーを組み,それらの心理検査郡の解釈及びレポート作成ができることを目指す。本演習はオムニバス方式でおこない,吉澤がWAIS,ロールシャッハ,風景構成法を担当し,福井が質問紙(MMPI,CMI,TEG,POMS,Y-G,SDS,STAI,P-Fスタディ,JIBT,DAMS,DACSなど)を担当する。

臨床心理基礎実習【(2)単位】
(近喰 ふじ子,越智 啓太)

(1) オリエンテーション 近喰ふじ子,越智啓太が担当
(2) 電話相談対応の仕方;(初回面接)家族からの申し込みの場合
(3) 電話相談対応の仕方;(初回面接)本人からの申し込みの場合
(4) 電話相談対応の仕方;(面接継続中)家族や本人からの相談の場合
以上,越智啓太が担当
(5) 臨床心理面接に際して;初回面接での対応の仕方
(6) 臨床心理面接に際して;継続中に出現しやすい状況の際の対応の仕方
以上,近喰ふじ子が担当
(7) 臨床心理面接に際して;個人心理療法の場合
(8) 臨床心理面接に際して;集団心理療法の場合
以上,越智啓太が担当
(9) 心理療法の種類の実際;遊戯療法,芸術療法(箱庭療法,コラージュ療法など),他
(10) 心理療法の種類の実際;運動表現療法,自律訓練,他
(11) 心理療法の種類の実際;交流分析,家族療法,来談者中心療法,他
以上,近喰ふじ子が担当
(12) 治療構造概説:各種の治療の特徴ならびに,その注意点など 
越智啓太が担当
(13) 〜(14)ロールプレイ;(言語発達遅滞児などの発達障害へのプレイセラピー)
(15) 〜(16)ロールプレイ;(神経性咳層などの心身症への家族療法)
(17) 〜(18)ロールプレイ;(不登校への芸術療法)
(19) 〜(20)ロールプレイ;(虐待,非行などの行動問題への家族療法)
以上,近喰ふじ子が担当
(21) 〜(22)ロールプレイ;(神経症などへの心理面接)
(23) 〜(24)ロールプレイ;(アルコール依存症への家族療法)
(25) 〜(26)ロールプレイ;(老年期への心理的アプローチ)
以上,越智啓太が担当
(27) 臨床心理面接の陪席:小児への臨床心理面接
(28) 臨床心理面接の陪席:思春期への臨床心理面接
(29) 臨床心理面接の陪席:中年期,更年期などの臨床心理面接
(30) 臨床心理面接の陪席:老年期などの臨床心理面接
以上,近喰ふじ子,越智啓太が担当
(31) まとめ 近喰ふじ子,越智啓太が担当


臨床心理実習【(2)単位】
(増田 實,吉澤 一弥)
 受理面接,臨床心理査定,臨床心理面接,ケース・スーパーヴィジョン,ケースカンファレンスが本実習の履修内容である。
 本学附属臨床相談センターでは,臨床心理基礎実習での修得を踏まえて,院生相談員登録を行い外来クライエントへの対応に備える。臨床相談センターの来談は,診断分類上,@対人不安,不適応,不安神経症,強迫神経症,恐怖症などの神経症圏の至心因反応,A行動化の少ない軽症の境界人格障害,B軽症の気分障害,Cやせの程度の比較的軽い摂食障害,Dその他となっている。従って,臨床心理実習履修者は,本年もこのような傾向のクライアントを担当することが想定される。
受理面接と臨床心理査定は,指導教員の直接の指導下で実習する。臨床心理面接は,通常継続面接となるが,毎回のセッション終了後に指導教員および臨床相談センター所属の臨床心理士によるスーパーヴィジョンを受けることとする。また,本センターでは原則として毎週1回グループでのケースカンファレンスを実施しているが,この実習履修者はこれに参加し,ケースプレゼンテーション,討論への参加が義務づけられている。実習後には所定の臨床心理実習日誌への記録をおこない指導教員に提出する。
 機関提携の精神病院実習では,子どもから青年期,中年期,老年期の精神疾患をもつクライアントに接することで,臨床相談センターでは関わることの出来ない臨床活動を行い,臨床心理実習を補完する。

心理統計法特論【4単位】
(井上 俊哉)
 心理学研究を行う過程で,さまざまなデータを集め,それらを処理して何らかの結論を導くことが必要とされる場面は少なくない。自分自身で研究を行うときはもちろんのこと,他者の研究を正しく理解し,批判的に吟味するためにも,統計学の知識は必須である。すでに統計学を履修した方が多いであろうが,本特論では,まず基礎知識の整理・確認をしておく。その後,いくつかの応用場面を取り上げて,統計法の正しい適用と解釈について理解を深めていきたい。


心理学特別演習【4単位】
(西村 純一)
 心理学の基礎的な知識と技術を獲得していることを前提として,リサーチ能力を高めることを目指している。そのために,より高度の心理学研究法や心理測定法の理論と実際について学ぶ。

人格心理学特論【4単位】
(坂野 雄二)
 心理臨床場面においてクライエントの訴えを理解し,援助の方策を考える際,クライエントのパーソナリティを理解することは不可欠である。
 本講では,パーソナリティの概念の歴史的発展を見る中から,心理臨床場面においてパーソナリティをどのように理解することができるかについて学習する。また,不安や抑うつ,セルフ・エフィカシー,説明スタイル,オプティミズム,アレキシサイミアといった,症状と関連性が深いと思われるパーソナリティ特性の諸概念を理解するとともに,その査定方法,及びその変容の方法論についても学習する。
 さらに,現在欧米で心理療法の中心となっている認知行動療法の実際について症例検討を通して具体的に見る中から,パーソナリティのもつ意義について考える。

発達心理学特論【4単位】
(井森 澄江)
 本年度の「発達心理学特論」では,乳児期・幼児期・児童期に社会性の発達の様相 を探っていく。また,生涯にわたる対人関係のあり方についても検討したい。使用す るテキスト及び資料については授業中に指示する。
 
認知心理学特論【4単位】
(太田 信夫)
 1.現代の記憶研究の状況
 2.記憶研究法の視点
 3.潜在記憶と顕在記憶
 4.プライミング実験による潜在記憶研究
 5.人間の行動における潜在記憶の意味
参考書:太田・多鹿「記憶研究の最前線」(北大路書房,2000年)

社会心理学特論【4単位】
(越智 啓太)
 本特論では,実際の社会的な問題に,臨床心理学や社会心理学,その他の心理学の知見を生かして,アプローチしていく。本年取り上げるのは,児童虐待の問題と凶悪犯罪の問題である。授業は,演習方式で行う。取り上げるテーマの例は,以下の通り,虐待の連鎖,虐待の原因,性的虐待児へのカウンセリング手法,遺伝と凶悪犯罪,少年犯罪は凶悪化しているか,レイプ犯人のタイプ,暴力映像は攻撃行動を促進するか,学校での銃乱射など。

社会病理学特論【4単位】
(町沢 静夫)
 社会病理は応用精神医学である。したがってまず,精神医学の診断学や病理の内容を知る必要がある。そのため前半は診断学に大半の時間を費やす。次いで社会病理としての犯罪,非行,いじめ,不登校,閉じこもりなどの問題を検討する。現代日本の大きな問題は,母子密着から生まれていることが大きい。この問題がなぜいろんな精神障害や社会病理と結びつくかを分析し,その妥当性を検討する。
 現在,閉じこもりの問題も大きい。主に男性であり,30歳を超えるようになった。この問題も母子密着と結びついていると同時に,不登校の対応の間違いから生じている点も大きい。また犯罪も非行少年型から単独犯行に向かいつつある。これも母親の過保護が多く,自尊心が高い。しかし対人関係能力はきわめて低いものである。したがって彼らの犯罪も以上のようなアンバランスから発生してくるものである。

家族心理学特論【4単位】
(大熊 保彦)
 少子化,晩婚化,非婚化,事実婚など,現代の家族は確かにその姿を変え始めているといってよいのだろう。家族は社会的な装置であり,それゆえ社会の歴史や文化に影響される部分が少なくないのだから,家族が変容を始めたのは社会的状況の変化に対応した現象ともいえるし,他方ではその変容に抵抗や不安や反動が並行して生起するのもまた必然であるといっていい。そうした混乱(混沌,模索,実験,黎明,試行錯誤,何でもいいが)の渦中で,家族心理学は如何なる発言をなしうるのだろうか。あるいは如何なる発言が求められ期待されるのだろうか。そもそも,家族心理学が(しばしば暗黙のうちに)前提としている家族像はいかなるものであり,そしてそれは現代にあって妥当なモデルといいうるのだろうか。ことによると,現実は「家族心理学」なる学(学であるとして)を超えつつあるか,あるいはすでに超えてしまっているのではあるまいか。
 講義では,おそらく定型的な(無難な)家族心理学を講義することになろうが,以上のような問題意識を包含しつつ,受講生とともに現代家族を考究できるよう願っている。

精神医学特論【4単位】
(吉澤 一弥)
 前半は精神医学領域の重要な疾患(精神分裂病,気分障害,人格障害,神経症など)に関してテーマを一人ずつ与えるので,専門書や文献を各自熟読して発表する形式の授業を月に1回程度行う。今年は日本で初めて国際精神医学会(WPA横浜)が開催されるので,8月24日〜29日まで学会に参加しより学術的,専門的な事柄を学習する。最新の精神医学の知見を取り入れるまたとない機会になる。後半はこれをふまえて各自もっとも興味深かった発表やシンポジウムのテーマをひとつ選んで発表し討論する形式の授業をやはり月1回程度行う。

心身医学特論【2単位】
(近喰 ふじ子)
 心身医学とは,神経症などに伴う身体愁訴を扱うものではない。その意味では精神医学とは異なっている。すなわち,患者(患児)の身体面のみならず,心理面・社会面・実在面をふくめた総合的な全人的医療を目指す医学なのである。
 その方法としては,心身医学的診断法や心身医学的治療などを学習することが必要であるが,あくまでも医学的知識が基本になければならない。なぜなら,心身症面接に際し,患者(患児)自身が心身相関の意味を理解することが重要だからである。 そこで,ここでは総論的な内容について学び,2年生の現場活動に役立てていきたい。
1)心身医学とその歴史的変遷
2)心身症の考え方(神経症との相違)とその分類
3)心身症発症のメカニズム
4)心身症の診断の決め手とその方法
5)心身症治療者の条件
6)心身症で使用される各種の心理テスト
7)心身医学的な診断と治療の進め方
8)心身症医療におけるチーム医療の必要性など

老年心理学特論【2単位】
(西村 純一)
 現代の日本人は長くなった中年期や老年期をいかに生きようとしているのか,彼らの生活と生きがいについて 考えていく。また,老いを生きる人々の知恵や創造性について学びたい。

心理療法特論【4単位】
(橋口 英俊)
 臨床心理学の基礎となる代表的な心理療法について,可能な範囲で,できるだけ詳細に検討することを目的とする。
 最初に,臨床心理学の中における心理療法の意義について述べる。
 次いで,各自でそのいくつかを担当し,順に発表し,質疑や討論などを行う。開発者の生育歴,開発の経緯,理論,技法,事例,全体の中での位置づけ,問題点などが含まれるようにする。
 特に技法については,ロールプレイなど,できるだけ全員で体験学習が可能なようにする。
 最後に,各自の心理療法やカウンセリング観の形成にこれらを取り入れる際の問題やレパートリーを拡げることの意義などについて考えたい。評価は,出席点,発表,資料,レポート,討論への参加度などを総合して行う。

グループ・アプローチ特論【2単位】
(増田 實)
 このアプローチは,心理臨床的実践そのものとして,また,その実践者(臨床家)の資質研鑽として活用されるが,エンカウンター・グループ(encounter group)がその中心をなす。
 これは,構成的(ベーシック)なそれと非構成的なそれに大別されるが,本科目では,とくに非構成的なエンカウンター・グループに関し,実践的な体得から理論的な修得へと導かれるよう考慮してその体験を中心にすすめていく。本科目の履修に際しては,エンカウンター・グループ関連ワークショップへの参加が求められる。
<参考文献>
伊藤義美,野島一彦,増田實編:パーソンセンタード・アプローチ,ナカニシヤ出版,1999

心理教育学コース

生涯学習学特論【4単位】
(山本 和人)
 生涯学習に関する基礎理論を理解し,日本における制度化,推進体制等について検討する。
 資料,教科書等は授業の中で提示する。



発達心理学特論【4単位】
(井森 澄江)
 本年度の「発達心理学特論」では,乳児期・幼児期・児童期に社会性の発達の様相を探っていく。また,生涯にわたる対人関係のあり方についても検討したい。使用するテキスト及び資料については授業中に指示する。

教育心理学特論【4単位】
(西村 純一)
 子どもたちの生涯にわたる成長・発達に影響を及ぼす教育のあり方を心理学の視点から考えるべく,以下のテーマを取り上げていく。
(1)効果的学習法,(2)発達課題と成長,(3)社会生活への適応,(4)自己評価法, (5)学習集団の活性化,(6)障害児の心理,(7)教師の心理,など。

認知心理学特論【4単位】
(太田 信夫)
 1.現代の記憶研究の状況
 2.記憶研究法の視点
 3.潜在記憶と顕在記憶
 4.プライミング実験による潜在記憶研究
 5.人間の行動における潜在記憶の意味
参考書:太田・多鹿「記憶研究の最前線」(北大路書房,2000年)

人格心理学特論【4単位】
(坂野 雄二)
 心理臨床場面においてクライエントの訴えを理解し,援助の方策を考える際,クライエントのパーソナリティを理解することは不可欠である。
 本講では,パーソナリティの概念の歴史的発展を見る中から,心理臨床場面においてパーソナリティをどのように理解することができるかについて学習する。また,不安や抑うつ,セルフ・エフィカシー,説明スタイル,オプティミズム,アレキシサイミアといったその査定方法,及びその変容の方法論についても学習する。
 さらに,現在欧米で心理療法の中心となっている認知行動療法の実際について症例検討を通して具体的に見る中から,パーソナリティの持つ意義について考える。

社会心理学特論【4単位】
(越智 啓太)
 現代社本特論では,実際の社会的な問題に,臨床心理学や社会心理学,その他の心理学の知見を生かして,アプローチしていく。本年取り上げるのは,児童虐待の問題と凶悪犯罪の問題である。授業は,演習方式で行う。取り上げるテーマの例は,以下の通り,虐待の連鎖,虐待の原因,性的虐待児へのカウンセリング手法,遺伝と凶悪犯罪,少年犯罪は凶悪化しているか,レイプ犯人のタイプ,暴力映像は攻撃行動を促進するか,学校での銃乱射など。

臨床心理学特論【4単位】
(福井 至)
 心理臨心理臨床の場にあっては,体験的な知識と各種心理療法の理論の知的な理解とが統合されている必要がある。そのため,本講義においては,各種心理療法の理論と受験生各自が実習等で得た体験的な気づきを統合できるようになることを目標に授業を行う。特に,各種心理療法の理論については,全体的視野の中で考えつつ臨床心理学の真の理解を受講生とともに目指したい。


教育評価・心理検査演習【4単位】
(井上 俊哉・井森 澄江)
 この授業は,「教育評価」と「心理検査」に関して開講される。
 「教育評価」は実践的側面の強い領域であり,これを正しく理解し適切におこなうには,教育現場における経験を積むことが欠かせまい。しかし,ただ闇雲に経験を積んでも,教育評価を極めることはおぼつかない。どのような評価法がありうるのか,それら評価法の得失は何であるのかなどについて,いわば理論的,方法論的な知識を持った上で,実践に当たることが重要である。この授業では,実践的側面を意識しつつ,理論的側面への理解を深める。
 「心理検査」についても,上記と同様のことがいえる。心理検査を使う最終目標は,他者や自己を理解するという実践的なものであるが,なぜその心理検査で,知的能力や性格を測定できるのかという,理論的背景を知らずに,これを利用することは危険である。この授業では,いくつかの代表的な心理検査について,その有効性や限界などに留意しながら,その利用法を学ぶ。

心理学特別演習【4単位】
(西村 純一)
 心理学の基礎的な知識と技術を獲得していることを前提として,リサーチ能力を高めることを目指している。そのために,より高度の心理学研究法や心理測定法の理論と実際について学ぶ。


社会福祉学特論【4単位】
(平戸 ルリ子)
 前期は,社会福祉学の基本的文献の中から何点かを選択し,読んでその内容を把握する。そして,社会福祉学の理論がどのように変化・発展してきたか,その変遷を理解する。
 後期は,急速な社会変動と,それにともなう生活ニーズの変化に対応した近年の社会福祉改革に注目し,どのように社会福祉(制度・対象・サービス・財源等)が変わろうとしているのか,また,今後の課題は何かについて,ディスカッション等を交え,共通認識を深める。
 受講生の要望があれば,テーマごとにゲストスピーカーを招いたり,現場の機関を訪問したりすることも可能である。



障害児教育特論【2単位】
(遠藤 司)
 障害の重い子供との関わりを通して,人間の生世界の根源的なあり方について考察を深めることが,この授業の目指すところである。具体的には,われわれの生の根拠をなすところの『空間』の問題や,『身体』の問題等について子供の姿から学びつつ,また,そうした学びを行うことのできるかかわりのあり方についても考えていきたい。授業は,子供との実際の関わりの場面をビデオ等で紹介しながら進めていく。授業を通して子供のあり方について改めて考え,人間理解がより深く豊かなものとなり,また,自分が関わる全ての人へのまなざしがよりあたたかなものなることを望む。

老年心理学特論【2単位】
(西村 純一)
 現代の日本人は長くなった中年期や老年期をいかに生きようとしているのか,彼らの生活と生きがいについて考えていく。また,老いを生きる人々の知恵や創造性について学びたい。

高齢化社会特論【2単位】
(樋口 惠子)
 急激な高齢化は日本社会の基盤である人口構造を根本から揺るがし,個人の人生設計から教育,雇用,家族に到るまであらゆる分野に構造的変化をもたらしている。生涯学習理論は,このような状況において,急激な高齢化の進展と変化の上に立たなければならない。
 本特論においては,とくにジェンダーの視点から,人生の終末期である老いを多様な分野で分析するものとする。説明するまでもなくジェンダー(gender)は生物学的男女の性差に対して,社会的文化的歴史的に形成された性差をさしている。genderと生物学的性差は二分法で語り得ないものを持つが,老年期はジェンダーが最も明確に顕在化する時期でもある。老年期のジェンダーの実態を分析することから始まり,ジェンダーが社会的・文化的に形成・伝承されたものであることから,幼児期からのジェンダーの一生を老年期を起点として分析する新しい手法が可能になるだろう。

社会教育学演習【4単位】
(山本 和人)
 人が育ち社会の中で生きていく上で,教育とは何であり,どのような位置を持っているか,そのあり方や構造について検討する。具体的には学校現場での問題や社会教育施設で取り組まれている事業等について検討する。試用するテキスト等については授業の中で指示する。

教育人間学特論【4単位】
(川瀬 八洲夫)
 人間性の形成,発展を人間の誕生,存在,成長,発達過程のなかで考察する。また,フロム(E.Fromm)の人間性のオリエンテーションや人間的体験論,ヒューマニズム論,パッペンハイム(F.Pappenheim)の人間疎外論,そしてデューイ(J.Dewey)の文化と人間性論,メイ(R.May)の存在と覚醒,人間学的教育論などを手がかりにしつつ人間の成長・発達,人間の意識や性格の形成,このための教育の内容や方法過程等を考える。

生徒指導・進路指導演習【2単位】
(増田 實)
 生徒指導や進路指導は,学習指導と並んで学校教育の活動の主要なひとつとされているが,それは,児童生徒の潜在的可能性を啓き,彼らの個性に沿った援助活動が求められているからである。このような教育活動について,その基本を改めて探るとともに,その実践的な態度(あり方)を培うようすすめていく。

学校カウンセリング演習【2単位】
(増田 實)
 今日,学校教育にはさまざまな問題が顕在化している。非行,いじめ,不登校などは,その一端である。 これらの問題への対応のひとつとしてカウンセリングが有効であると考えられているが,このカウンセリングの基本的・実践的な側面について,生徒指導との関連を含めながら修得できるようすすめていく。

産業カウンセリング特論【2単位】
 本年度開講せず。

心理教育学特殊講義【2単位】
(水野 薫)
 学校において児童・生徒が示すさまざまな不適応行動の背景を探り,適切な対応のあり方について考える。特に,いじめ,不登校,LD,ADHD,高機能自閉症などの子供達への,通常の学級での指導や学校組織としての対応について取り上げたい。担任,教育相談担当者,スクールカウンセラーなどの立場で,子どもや組織にどのように働きかけていったらよいか,関係諸機関との連携をどう進めていったらよいか等について,協議,演習,事例研究を通じて考える。