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英語英文学専攻
(平成14年4月1日現在)
■英米文学
英文学研究【4単位】
(倉持 三郎)
- D.H.ロレンスの作品と時代背景の関連を探る。ロレンスは1885年生まれで,1930没の作家であるが,彼の作品には時代が反映されている。 次の項目中心に見る。
1.女性参政権運動との関連,
2.ドイツの思想との関連,
3.キリスト教との関連,
4.第一次世界大戦,ボーア戦争との関連,
5.政治,人種との関連,など
こちらで用意したプリントを適宜,配布して,それを読んでいく。
米文学研究【4単位】
(新井 哲男)
- 現代アメリカ文学の作品を読みながら,その作品を著した作家およびその作品の特質を考える。取り上げる作品は,John Steinbeckの作品を考えているが,具体的には受講生の関心を考慮しながら年度初めに決定する。
現在のアメリカ社会は,1620年に清教徒たちがメイフラワー号にのってヨーロッパからやってきたことにより始まる歴史の浅い国である。彼らは新しい世界に大きな夢を持ってやってきた。いずれの作品を読むにせよ,現代にまで続くアメリカ人がもっているアメリカの夢,および社会が極度に近代化したことにより生じている現代社会に生きるアメリカ人の人間としての心の苦悩について作品を通して考えてみたい。
英米文学演習I【4単位】
(小出 二郎)
- 15世紀を中心にして農民階層の間に広く流布したバラッド(歌物語)にはロビン・フッドとその無法者の仲間たちの話を扱った,一群の歌がある。彼らをめぐる伝説は,このバラッド群に由来するのであるが,これらのうちでいちばん長く,その代表と目されるA Lytell Geste of Robyn Hode and His Meyne(『ロビン・フッドとその仲間の短い手柄話』)の読解を通じて,伝承上の人物ロビン・フッドの原像を把握する。
英米文学演習II【4単位】
(伊藤 節)
- Virginia Woolf研究−−− 「沈黙の小説を」読む。
モダニズムを代表する作家の1人であり,ブルームズベリー・グループの中心的存在でもあり,かつ20世紀フェミニズム文学の旗手ともみなされるヴァージニア・ウルフの長編第4作のMrs Dallowayをとりあげる。これはウルフの実験的作品Jacob's Roomでの手探りの後で成就した「沈黙(意識の流れ)の小説」である。狂気と正気の世界が平行し,ホモエロティシズムあふれるこの作品を読みながら,ウルフがいかにヴィクトリア朝の桎梏を逃れ,新しい生のヴィジョンを模索したかを考察する。
英米文学特論I【4単位】
(竹村 和子)
- この授業では,近代の女の表象,および性力学の表象が,文学作品および映像作品のなかでどのようになされてきたかを検討する。扱う時代は,19世紀中頃の以降の英語圏表象である。合わせて現代のフェニズム理論も取り上げる。テキストはCharlott
Perkins Gilman,The Yellow Wall Paper,Feminist Press at the CUNY,1996。その他,授業中にプリントを配布する。
英米文学特論II【4単位】
(長岡 政憲)
- この授業は,アメリカのピューリタニズムをテーマとしているナザニエル・ホーソーンの作品を精読する。代表作品のThe Scarlet Letterをテキストにするか,ホーソーンの他の短編小説にするかは受講生との話し合いで決めることを考えている。いずれの作品にしてもBibleの知識にも触れながら,じっくり作品研究する。
■英語学
- 英語学研究【4単位】
(小川 明)
- 言語に対する考え方は,時代と共に変化してきた。このことは英語というひとつの言語の研究の姿勢にも顕著な影響を及ぼす。ここでは伝統文法からJespersen,構造言語学からBloomfield,生成文法からChomskyを選んで,その代表的な言語観が現れている著述の一部を読んで,英語という同一の言語に対していかにたくさんの異なった見方が存在するかということを検討したい。そして自分自身の言語観を養う土台をつくる。
英語学演習I【4単位】
(島岡 丘)
- リズム,音節,音素,異音,示差的特徴などの基礎概念を把握した後,英語の音声を正確に観察しそれを精密表記号などを用いて記述することを覚える。それに平行して,日本語との比較を体系的に行い,日本語から英語音を発する過程を検討する。英語の発音辞典は活用できるようにし,同一語の発音の種類を区別して発音でき,また客観的に観察できるようにする。
文献研究としては,ロンドン大学,エディンバラ大学などの音声学関係,日英語の中間言語に関するもの,及び最近の音声研究の論文を適宜取り上げて批判的に話し合う。
テキスト
Peter Roach(1996)英語音声学・音韻論(大修館書店)
島岡丘(1994)『中間言語の音声学−英語の「近似カナ表記システム」の確立と活用』(小学館プロダクション)など。
島岡丘(1997)『カナ活用英語のリズムとレダクション』(洋販出版)
島岡・枡矢・原口(1999)『英語学文献解題−音声学・音韻論』(研究社)
英語学演習II【4単位】
(乾 隆)
- 口語英語の聴解のメカニズムについて,テキストをもとに学ぶとともに, CD-ROM化されたアメリカのテレビドラマの台詞分析を通して,日本人の英語学習上の聴解の問題点について探求します。主要テキストにBrown,G(1990)Listening to Spoken English.
Longmanを用いますが,これは原書なので受講生はよく下読みをして内容をまとめておく必要があります。
英語学特論【4単位】
(小林 絢子)
- 英語の成り立ちを理解し,深く研究するためにイギリスの伝統的口承詩や散文の一部を精読していく。古期英語,中期英語は現代英語と大分異なるので,その相異を授業の初めの時期に講義形式で説明する。その後,英語の文献を読み,文法的,語彙的,内容的に正確な解釈を試みる。教材はGeoffrey Chaucerの作品を使う。原文理解のための辞書のひき方,文献の調べ方にも馴れてもらい,その分野の研究への手ほどきをする。
言語学特論【4単位】
(下宮 忠雄)
- 歴史言語学入門(Introduction to Historical Linguistics)
歴史言語学は言語の音韻・文法・語彙の変化の原理を探る学問で,比較言語学や語源と深い関係をもっているBrevity is the soul of wit(簡潔は機知の魂),I wot well where he is(私は彼がどこにいるかよく知っている)はいずれもシュークスピアの言葉だが,このwitとwotの関係はsingとsongの関係に似ている。wit,wotは印欧語根*weid-,woid-「知る」に由来し,サンスクリット語veda(知識)もここから来ている。授業は私の『歴史比較言語学入門』(開拓社1999)からのコピーを配布し(毎時間2,3頁),7割を講義形式,3割を演習形式で行う。〔参考書〕中島文雄『英語発達史』(岩波全書)
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英語教育学
- 英語教育学研究【4単位】
(加須屋 弘司)
- 英語英文学専攻は,英語学,英米文学,英語教育学の3分野より成り立っている。本講義は,英語教育学の分野を概観することを第一のねらいとし,今日までの外国語教育についての理念や方法の変遷を包括的に考察する。英語教育学とは「英語の教授・学習の過程を分析し,教授者・学習者両方に作用する習得の原理・原則・法則性を発見し,体系化した仮説のもとで実験する独自の科学」である。
英語教育学は,主として英語教育の理念的な部分を扱う言語観,目的論,課程論と,英語習得に関する方略を扱う教授法論,教材論,学習環境論等に分けられるが,どの分野も密接に有機的に関連して,その総合的な活動が英語教育となるのである。本講義は,英語教育学の専門書や論文を読み,知識を蓄積すると共に,英語教育が直面 しているさまざまな問題の解決策を探ることを第二のねらいとする。
テキストは授業時に指示する。
英語教育学演習I【4単位 】
(矢田 裕士)
- 基本文献としてLives Across Culuterを読みながら,言語と文化との関わり合いと,コミュニケーション・アプローチについて考察を加えながら,コミュニケーションのための能力とは何であるかを解明していくまた外国語である英語を,伝達手段として習得させる方法を具体的に探っていく。これまでの英語の授業を見直し,新たな視点と工夫を考えていく。その他,英語の教授法・教材について各種文献を輪読しながら,理論と実践の裏付けをし,英語教育学が教育現場での実践でなし得ることを解明する。
- 英語教育学演習II【4単位 】
(野田 哲雄)
- 英語音声学の理論と実践を研究し,英語教育の中で重要なスキルである発音と聞き取りの理論面 と実践面について研究していく。
集中講義,演習という形式を取る。
テキスト:P. Avery and S. Ehrlich,Teaching American English Pronunciation,Oxford University Press.
英語教育学特論【4単位】
(荻野 治雄)
- C.Kramschの Context and Culture in Language Teaching (OUP)を読み,外国語学習における異文化理解の位置づけを検討する。外国語の学習は4技能の習得に加えて,言語の背景にある文化の理解が不可欠である。クラムシュは,A
rocs,maybe,is a rose,but it is not,une rose,not eine Rose.と述べて,バラもその言語を話す民族により文化的背景を異にするため概念が異なることを端的に説明している。具体的にあたりながら理解を深めたい。
応用言語学特論【4単位】
(田辺 洋二)
- 本特論では,近年の応用言語学理論を基礎に据え,その包括的な研究の展開の中で,主として,外国語(特に英語)指導法の基礎理論の学習を行う。特に,日本人のための英語教育を考察するため,日本語と英語の語学的背景を対照言語学的見地から観察し,併せて言語教育とその教授法理論のあり方を検討する。
前期は言語教育に関する理論の具体的な検討を行い,後期は特定の一教授法を取り上げ,その教授法を通 して,教授法理論と実践の組み立てに関する問題,及び学習指導要領など日本の教育政策と英語教育についても考察する予定である。
■三分野共通科目
- 比較文化研究【4単位】
(篠田 左多江)
- 本講座では北米の日系アメリカ人の文化について論じる。最近,ようやく注目されはじめた日系アメリカ文学を素材として,日系アメリカ人の文化変容を考える。一世によって書かれた日本語のアメリカ文化評論をはじめ,二世,三世の英語文学および論評を読み,考察する。テキストは使用せず,前もってプリントされたマテリアルを読んで,ディスカッションをしながら授業を進める。
英語コミュニケーション研究 【4単位】
(加須屋 裕子)
- 英語でのコミュニケーションに止まらず,言語コミュニケーション一般や言語使用における理論を文献購読や実際のスピーチサンプルの分析を通じて討論考察する。特に,次の4点から見ていく:
1.母子/父子間の社会的相互交渉における子供の言語習得とコミュケーションスキルの発達,2.High context language & Low context languageでのコミュニケーションと日米の発想の違い,3.Politeness,Women's language,Politically correct languageとコミュニケーションギャップ,4.Bilingualism,Code-switching,Language choiceがもたらすコミュニケーションの様相。
フランス語研究 【4単位】
(小野 正敦)
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フランス語学の基礎的分野のうちから,音声学・音韻論と統辞論を中心にいくつかの問題を考察する予定。できるだけ英語との相違を視野に入れるとともに,理論倒れに陥らないためにも,常に具体的言語資料に接することを心がける。すなわち,前者では,現代フランス語の音韻体系を把握するとともに,実践的な意味での音声的訓練をも取り入れる。また,後者では,基本構文とその変換を考察するが,実際のテキストや辞書類から例文を見つけ出す作業も行いたい。
現代英語演習【4単位】
(横尾 信男)
- S.I.Hayakawa,Language in Thought and Action(第5版)を取り上げ,多様性に富む現代英語の諸相を探る。章ごとに要旨と意見を英文でまとめ,提出していただく予定。
使用テキスト:S.I.Hayakawa,Language in Thought and Action(1990),Harcourt Brace Jovanovich.
英語論文演習【4単位】
(Gregory H.Hutchinson)
- This is a writing theory and practice class. Text assignments will supply the theory of how to write an academic paper. Weekly writing assignments will give you practice in English
writing.Discussions will be in English. Textbook free.
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