授業科目紹介
■児童学専攻 育児相談学
■保育臨床演習
この授業では、保育現場や教育現場において出会う、様々な臨床的な問題について、その具体的な事例を検討することを通して、保育臨床や発達臨床の基礎的な概念と、基本的な取り組み方を学んでいく。
■保育相談特論
保育所等の保育サービス資源や保育士が果たす保育相談の役割は、育児支援に欠かせないものとなって来つつある。本授業では、保育相談を二つの側面から捉え、アプローチしていく。その一つは、保育場面における様々な子どもとのかかわりの中で保育臨床的にすすめられる保育相談である。その二つは、保護者や家庭からの養育や保育に関する相談に応じる保育相談である。授業を通して、その意義を理解し、専門的に深めていく。
■育児相談特論
育児支援に占める育児相談の役割は大きい。しかし、保育や育児支援における育児相談の専門性は必ずしも明確になっていない。その内容や方法は、きわめて多様である。本授業では、保育や子育て支援のフィールドにおいてとくに保護者への育児相談に求められる知識や技術、マインドについてアプローチしていく。とくに相談の過程と方法については、実際の事例やロールプレイを通して学んでいく。
■小児保健学特論
本特論では、乳幼児・小児期の子どもたちの健全な発育にかかわるさまざまな医学的、生物学的現象を中心にして、それが小児医療、療育施設、保育や幼小児教育などの場において、どのような問題と課題を生じているかを、Illingworthの名著Normal Childの輪読を通して検討していく。またそうした検討を通して、乳幼児・小児期の子供たちの成長、発達を支援する小児保健学的な視点についても、具体的に考えていく。
■小児保健学演習
小児保健に関する知識をさらに深め、人が生まれて育つ過程とその健全な育成を妨げる諸問題を、文献やケースの検討、討論などを通して学究する。対策を立案したり、多角的に子どもの健康問題にアプローチできる学習を目指す。概説の後、各人がテーマを調べ、発表する形式を取る場合がある。進捗状況により、学生の希望に沿った新規な内容を取り入れることもある(双生児研究など)
■障害児保育特論
心身障害児といってもその成因はさまざまである。概念を少し広げれば、慢性疾患を持つ児を如何に哺育するかと云うことも重要である。さらに正常と異常の枠組みを理解することの困難さもある。本特論では、IllingworthによるNormal Childから疾患や発達異常に関する部分を輪読することでおおまかな概念の構築を諮る。併せて、受講者の経験例を持ち寄り、保育実践の在り方についても、具体的に検討していくことにする。
■小児精神保健学特論
子どもの精神保健は、子供の心の健康維持と成長促進を目的とした活動である。本講義では、精神発達のモデルから子どもの年齢による心理的特徴を呈示した上で、小児期の主要な精神疾患である発達障害と精神病を中心に、その病理と療育について紹介する。さらに近年問題が先鋭化している不登校や児童虐待について、社会的文化的観点も取り入れながら解説する。
■児童福祉学特論
この授業では、現代社会に生きる子どもやその家族と、彼ら/彼女らを支える保育者について、社会学的な観点から考察します。現実をありのままにとらえることを目標に、資料やデーター、事例などに検討を加えながら考えてゆきます。毎回、テーマを設定して問題提起をしますが、受講者とともに議論しながら授業を進めてゆきたいと思います。
社会保障体系における児童福祉の位置づけについて、戦後の日本社会の福祉史的展開の視点から概念規定を明確にしていく。その上で、20世紀末からの社会福祉基礎構造改革の理念と実状に基づき、(1)生活保護、(2)児童福祉・母子福祉、(3)心身障害児・者福祉、(4)老人福祉について、こどもたちの社会保障とからめて考えていく。特に(a)要養護児童、(b)心身障害児、(c)非行、(d)保育の各問題について、具体的に問題を検討し深めていく。
