■染色 I・II
各自のイメージしたデザインを布地等に染めることを目的とした科目で、ここでは、ろうけつ染・糊染・テキスタイルプリント等の表現を学ぶ。
さらに卒業制作につなげることもできるので、自分のイメージに合った、世界でたった一枚の染布を、自分色に染め上げていって欲しい。
■織物 I・II
人が身にまとうという実用的な目的から織物は発達してきた。しかし現在では実用的な織物、小物、壁掛けやカーペット、又繊維による造形的なアート志向の強い作品まで、実に多様な表現の場が与えられている。素材の持つ特徴や知識をベースに学びながら、織物の構成要素である組織図やテクスチャー、色彩をプロセスを追って学んでいく。また、繊維を使った造形作品の発想から展開までを制作を通して何故、いかにつくるかを学ぶことで道が開けていくはずである。素材は表現の大切な要素であるが、糸や布、また日常使われている捨てられてしまう素材までもが素材に変貌する。基本的な技術は押さえていくが、技術の習得だけではつくれない。頭のなかのイメージと手が一緒になってはじめて物づくりは始まる。そのために実験的な試みを重ね、素材の可能性を追求していくことから創造性の高いものへと発展していく。技術はあとからついてくるもので、それ以前のもの物づくりの姿勢が大切である。考える力を大いに養いたい。
■金工・ジュエリー I・II
いろいろな工芸分野で使われる素材のなかで金属は人間が石の次に古くから使いす続けている主要な材料である。現代では金属は私たちの生活のあらゆる所で見られるが、その割に身近に感じられていないのが実状である。「金工」は「彫金」「鍛金」「鋳金」と呼ばれる金属の加工技術の総称である。本講座では銀、銅、錫、真鍮など、さまざまな金属を用い、叩く、曲げる、切る、削る、彫る、くっつける、溶かす、といった技法を通じて金属に親しみ、その特有のおもしろさを体験したうえで自らのデザインによるアクセサリーや器物などの工芸品を創作する。また必要に応じて七宝などほかの素材も取り入れて現代のファッション感覚を盛り込んだ独創性の高い、イメージの実現への工夫を学ぶ。
■陶芸I・II
やきもの文化は土と炎の美術として広く浸透しているが、「用」の工芸概念にとらわれず自由な発想で、土による造形表現を展開する。
手捻り、ろくろ、石膏型などの成形技法、多様な装飾技法、焼成について習得し実際にいろいろな技法、材料を試し体験を重ねることで自分の表現の可能性、幅を拡げていく。素材としての「土」が「やきもの」として成り立つまでのすべての過程において、変化していくなかで得られる驚きや発見、その体験を通して自分にしかできないこと、自らの意思を形にしていく。