院生からのメッセージ

修士課程

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児童学・児童教育学における実践的課題解決能力をもった人材を育成

 変化の激しい現代社会において子どもの成長発達を的確にとらえ、子どもの健全育成のための環境と方法についての深い学識と専門技術の習得をめざします。個性を育てる芸術教育分野の研究もおこなわれ、保育所・幼稚園・小学校の現職者や経験者が実践的課題解決能力を持った研究的教育者になるための配慮もされています。

幼稚園教諭としての経験を生かして研究を深める

大井美緖さん 家政学研究科 児童学専攻※ 24年度修了生

 大学を卒業し、幼稚園教諭として働いてきた幼稚園が閉園することになったのをきっかけに、大学院への進学を考えるようになりました。これまで毎日の忙しさに流されて過ごしてきてしまったという思いがあり、もう一度幼児教育についてじっくりと学び、ステップアップしたいと思ったからです。大学院での研究テーマは、「子どもと共に創る生活」としました。いまは研究の基礎資料を作る段階です。閉園した幼稚園から他園へ集団転園した子どもたちが、新しい環境のなかでどのように生活を築いているのか調べるため、定期的に園を訪れて子どもたちを観察し、事例を集めています。

保育者養成の現職に役立つ実践的な子供のための音楽を研究する

菊田 知子さん 家政学研究科 児童学専攻※ 24年度修了生

 私は音楽大学を卒業後、ピアノや合唱、合奏などの指導を通して多くの子ども達と関わってきました。しかし、これまでに専門的な保育の学びを経験してきませんでした。現在の保育者養成校での勤務をきっかけに、改めて保育音楽について深く学ばなければと実感し、本学大学院に入学しました。入学する前は仕事と研究の両立に大変不安でしたが、指導教授の笹井邦彦先生をはじめ、先生方、仲間、さらに勤務校の先生方や家族の理解や支えによってここまで頑張ることができました。実際、仕事と研究の両立の難しさに悩んだ時もありましたが、理論と実践を同時に学びながら深めていける環境は、私にとって大変有意義で贅沢な時間でした。勤務校では、ピアノ初心者の学生がほとんどであるためピアノに苦戦している学生が多くいます。将来保育者を目指す学生が、音楽を通して楽しみながら子ども達と関わることができるよう、より保育現場の実状に合った子どものための音楽の研究を深め、学生に還元していきたいと思っています。

震災を経験した福島県の保育者として「放射能と子どもと保育」を研究する

生駒恭子さん 人間生活学総合研究科 児童学児童教育学専攻 25年度修了生

 2011年3月11日の東日本大震災では、マグニチュード9.0という巨大なエネルギーによる地震・津波・そして原子力発電所の事故という災害が東日本を襲いました。私は、福島県の幼稚園でこの震災を経験した保育者の一人です。震災における様々な経験は喜びや悲しみについて様々に思いをめぐらせる機会となりました。そして、改めて子どもの力の素晴らしさと保育の重要性を実感し、保育の専門性と資質の向上について学びを深めたいと考えました。大学院での研究テーマは、「放射能と子どもと保育」としました。保育の再構築を目指して、保育現場と大学院の行き来を楽しみながら研究に取り組んでいます。

新任保育士定着と専門性の向上について研究する

加藤あゆみさん 人間生活学総合研究科 児童学児童教育学専攻 26年度修了生

 保育現場や一般企業での社会人経験を経て、現在は保育士養成校で働いています。保育士不足が課題となっている現代において「新任保育士の定着と専門性の向上」について考えることは、保育士の離職問題解決の一助になるのではと思い、大学院への進学を決めました。大学院では、保育園の「園内新任研修」に参加をし、複数の新任保育士に定期的にインタビューを行いながら研究を進めています。仕事と勉強の両立は大変ですが、「養成校」と「大学院」という2つのフィールドで新任者育成について考えることができ、働きながら学ぶことの意義を日々実感しています。大学院終了後は、研究成果により何らかの形で社会に貢献していけるよう、指導教員の先生にご指導いただきながら日々精進してまいります。

困難を抱える子どもへの援助について研究した成果を今後に生かしたい

伊藤路香さん 人間生活学総合研究科 児童学児童教育学専攻 28年度修了生

 幼稚園教諭として働いてきましたが、経験だけを頼りにしてきた面があると感じ、自らの保育を振り返ってみたいと思って大学院に進みました。研究テーマに選んだのは「特別な配慮を要する子を含んだ幼児期の集団における人間関係の構築」です。保育現場で見てきた、子ども同士の人間関係の構築に困難さを抱える子どもたちに、保育者ができることを考えてみたいと思いました。豊富な保育経験をもつ方へのインタビューから皆さんの実践知(現場で適切な判断を下せる能力)を明らかにしています。今後は保育者養成校で後進の育成にあたることで、役立てていきたいと思っています。

※平成24年度改組

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食と栄養の高度な研究者や実践的な専門能力をもつ管理栄養士を育成

 食品の多様化が食生活を向上させるなか、飽食や食のアンバランスが健康阻害や疾病の原因となっています。本専攻では、食物・栄養・健康に関する高度な知識を教授するとともに、管理栄養士の高度な実践的専門技術を習得することによって、これらの諸問題を解決する研究能力をもつ人材と、専門技術をもつ管理栄養士等を育成します。

研究することの楽しさを知って大学院に進学

疋田あかりさん 家政学研究科 食物栄養学専攻※ 24年度修了生

 家政大学に入学したときは、卒業後は病院の管理栄養士になることが夢でした。しかし大学で勉強するなかで、身体の仕組みや栄養素の働きに興味がわいてきました。そして卒業論文で取り組んだ研究が楽しかったことから、大学院でさらに深く研究しようと決めました。私の研究テーマは「咀嚼」についてで、いまは咀嚼時の筋電図や加算度の変化などについて実験・検討を進めています。大学院での研究は、自分が知りたいことをより深く学べるだけでなく、実験などを通して新しい発見があります。将来は、「食べることを通して健康になることに貢献する」仕事がしたいと思っています。

きめ細やかな少人数教育と学外研究活動で調理科学を深める

島村 綾さん 家政学研究科 食物栄養学専攻※ 24年度修了生

 私は本学の栄養学科から大学院の食物栄養学専攻に入学しました。大学院進学のきっかけは、学部時代に食に関する様々なことを学んだ中で、特に人の食事と密接に関わる調理の分野に興味をもち、調理科学に関するテーマの卒論を選択したことでした。実験を行い卒論を書き進めるうちに、このテーマでさらに研究を続けたいと考え今に至っています。大学院では少人数の授業で私の研究テーマに合った内容の講義をしていただいたり、学外に出て実際に体験しながら学習したりセミナーに参加することでさまざまな視点から自分の研究について深めることができました。私は今、病院などで多く利用されているスチームコンベクションオーブンを使用して実験を行っています。現場での普及率は高いものの実際にはその機能があまり活かされていないという現実があり、研究を深めていく中で、大量調理の現場で活かすことのできる活用法の提案ができればと考えています。

管理栄養士として高齢化社会に貢献できる幅広い知識と専門性を身に付けたい

荒井恵美子さん 人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻 25年度修了生

 管理栄養士の仕事から、しばらく離れていましたので、再就職した病院で、管理栄養士に対するニーズの幅が広がっていることを実感しました。高齢化社会に貢献できる幅広い知識と専門性を身に付けてから再出発しようと、大学院への進学を希望しました。研究テーマは「咀嚼・嚥下困難者の食事におけるフレーバーリリース」で、とろみ調整剤を添加した時のにおいの変化に着目し、風味を損なわない調理上の工夫を探求しています。調理科学・食品学・生化学・社会福祉学等、幅広い分野の講義を受けることで、一つの興味に対して多方面からアプローチでき、より深い理解へと繋がっています。制限ある食事でも、おいしく食べられる工夫を提案していきたいです。

臭い成分の分析を通して栄養が人間の心身両面に与える影響を考察

青木里紗さん 人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻 26年度修了生

 管理栄養士をめざして大学に進学し、食物中の成分に大変興味をもつようになりました。分析器を使って食品の成分を分析し、研究できる研究室で学びたいと考え、指導教員を探して東京家政大学の大学院を受験しました。 私の研究対象は食品の臭い成分で、「紙パックの臭い移り」と「野菜嫌いの原因になる臭いの軽減」をテーマに研究しています。人にとっての栄養とは、栄養成分の摂取による身体的充足と、食事を楽しむことや食べることによる安心感など心理的充足から成り立つものだと思います。その両面を研究しながら、栄養についての理解を深めているところです。

胃切除患者の栄養改善について調査・研究を進めています

早﨑麻衣子さん 人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻 28年度修了生

 管理栄養士として働き始めて10年目に大学病院へ入職しました。研究や学会発表を行っていましたが、より高度な研究能力を身につけたいと思い大学院に進みました。現在は「胃切除患者の栄養改善について」研究しています。体重低下などを防ぐため、管理栄養士は胃切除患者に対してさまざまな術後障害に応じた栄養指導を行っています。私は、胃切除患者に術前と術後1年間で計5回、体組成測定や食事栄養調査などを実施し、体重減少の原因を調べ、栄養改善につなげようと取り組んでいます。病態栄養認定管理栄養士、がん病態栄養専門管理栄養士の資格も取得する予定です。

※平成24年度改組

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衣生活文化・生活美術の発展をになう人材を育成

 着心地や簡便性、美意識や自己表現、伝達などの多面的な衣服の創造を目的とした衣生活の科学と文化、そして衣服とのつながりをもつ生活美術をテーマとしています。服飾美術と造形表現2つの分野のカリキュラムにより、幅広い、しかも奥行きと実践力のある専門家の養成に力を注ぎます。

フランス王妃マリー・アントワネットの服飾を研究する

海和夏希さん 家政学研究科 被服造形学専攻※ 24年度修了生

 家政大学では美術を専攻しました。4年次で体験した博物館実習で、服飾美術専攻の学生が卒業研究で製作した西洋歴史服の雛形が展示されていたものに興味を覚え、美術だけでなく、服飾の分野も学びたいと思い、大学院への進学を決心しました。大学院では、服飾史の基礎知識や18世紀の服飾に関する専門知識について学びながら、「18世紀フランスのロココ文化における服飾」を研究する毎日です。王妃マリー・アントワネットに衣類を納入した商人の記録をもとに、服飾品購入の推移やファッションからみた王妃の人物像の再構築などに取り組んでいます。

自分で選んだターニング・ポイント

奥野 良江さん 家政学研究科 被服造形学専攻※ 24年度修了生

 大学院入学の前年まで、開館準備室から関わった美術館で学芸員の職に就いていました。現在、私はこの美術館で扱ってきた100年前のフランスのジュエリーに関する研究をテーマに掲げています。被服科の短大を卒業しOLとして社会に出ましたが、幸運な経緯から学芸員となり、数々の経験を経て自分の将来像を考える時期を迎えました。普通ならば大学院を卒業した後に就く職業かもしれません。しかし私は現場での仕事を経験したうえで、能澤教授の門を叩き、これから自分が志向するものへ向かって改めて学びの場を得ることができました。2年次からは服装史研究室に加えて押元准教授の金工ジュエリー研究室にも所属し、より深く作家のリアリティーに迫るべく、学ぶことの多い貴重な毎日を送っています。大学院は専門的な授業科目が豊富です。様々な分野に精通する先生方の一言一句に視野が広がります。自らの課題の追究にあたって、我見に偏らない柔軟な研究の姿勢も習得したいと心掛けています。

映像や写真を通した表現力を深める

淵之上明日香さん 人間生活学総合研究科 造形学専攻 25年度修了生

 大学院に造形学専攻ができることを知ったのをきっかけに、進学への興味が高まりました。4年生になった時に、家政大学で学んだことを活かしてさらに学びたい、もっと表現力を高めたいという気持ちが強くなり、大学院への進学を希望しました。「映像表現を用いた抽象概念の可視化」を研究テーマに、現在は映像と写真を中心に、平面表現や色彩論、空間表現などの授業を受けています。分野は異なっても、自分の研究内容に発展することのできる内容の授業が多く、幅広く学ぶことができています。将来は映像や写真を通して何かを伝えられる仕事に就きたいと思っています。

「生きる」ための知識を学ぶ家庭科の魅力と重要性を伝えたい

岩﨑潤子さん 人間生活学総合研究科 造形学専攻 26年度修了生

 高校時代に家庭科教諭になることを決めました。家庭科は生活に必要なことを学べ、それを生活に役立てられる教科だと感じたからです。東京家政大学の服飾美術学科での学びを通じ、家庭科が「生きる」ための知識を得る重要な科目だと知ったことから、習得した知識を研究という形で追究するために大学院に進学しました。現在は、「家庭科教育」という視点で服飾造形や被服管理、繊維について学び、教える立場になったことを想定しながら研究を進めています。「生きる」を学ぶ科目である家庭科の魅力を伝え、家庭科の必要性を生徒に確認してもらえる授業ができる教師をめざしています。

ユニバーサルデザインの衣服を通じて、視覚障がい者の方の役に立ちたい

中島優子さん 人間生活学総合研究科 造形学専攻 29年度修了生

 短大を出て就職しましたが異動が多くて専門知識が身につかず、自分で専門性を身につけようと、以前から興味のあったテーブルセッティングを学問的に学ぶために、他大学の家政学部に編入しました。卒業論文で「視覚障がい者に衣服の色を伝える触覚タグの試作」に取り組んだことがきっかけでユニバーサルデザインへと興味が広がり、東京家政大学大学院へ進学しました。修士論文のテーマは「視覚障がい者のガイドヘルパーの衣服デザインと制作」です。この経験を生かし、将来はコミュニケーションツールとしてユニバーサルデザインの衣服を機能させていきたいと考えています。

※平成24年度改組

英語・英語教育研究専攻院生の研究活動はこちら

高度な英語教育研究の能力を磨く

 英語・英語教育研究専攻は、英語教育、英語学・英語文学の2分野で構成されています。それぞれの分野を専門に研究すると同時に、他分野の授業科目を履修することで、広い視野で研究ができます。将来、英語教育の現場で活躍するための高度な能力を育成するとともに、研究能力も養成。研究対象が外国の文学・文化・言語であり、その教育に関わるため、国際化時代に対応できる実践的な英語能力の育成に努めています。

「異文化を理解する教育」をテーマに専門理論を深める

松村百合野さん 文学研究科 英語英文学専攻※ 24年度修了生

 私は大学時代にアイセックという世界的な規模でインターンシップを運営する学生NPO団体に加入しました。そこで台湾の小学校でのインターンシップを体験し、英語力や教養がまだ足りないこと、異文化理解教育についての研究に取り組みたいという思いが強くなり、大学院に進学しました。大学院の授業では、英語教育と言語学を中心に受講しています。自分の専門性を磨くための理論を自分で選択して学ぶのが、大学院の特徴です。私の場合、英語教育では生徒が言語を学習する際に起こる心理的な変化やプロセスについて、また、言語学では人間が生まれ持った文法構造の解明をテーマにしています。

小学校英語必修化の中での、中学校英語教科書題材を比較研究する

大野 葵さん 文学研究科 英語英文学専攻※ 24年度修了生

 私は大学院で英語教育学を学んでいます。今執筆している修士論文では、すべての中学校英語検定教科書(18冊)で扱われる題材の比較研究をしています。題材には、日本や海外の伝統文化、風俗習慣、日常生活、地理、世界中で起きている国際問題、人権、平和などたくさんのテーマが取り上げられる中で、6種類の出版社それぞれの特色や傾向、偏りを調査しています。このテーマにした理由は、昨年からの小学校英語の必修化が中学校英語教育にも大きく影響しているのではないかと考えたからです。現在の教科書は約10年前私たちが使っていたものより大きく変化を遂げています。様々な点で考え抜かれた教科書の素晴らしい点を発見する度に感動します。大学院生になって読んでみても、英語だけでなく時事問題や新たな知識を得られ、とても勉強になります。今後の教科書がどういう内容に発展するのか楽しみです。

高度な理論と実践を身につけた視野の広い教員をめざす

八嶋由紀子さん 人間生活学総合研究科 英語・英語教育研究専攻 25年度修了生

 私は、幼少から教師になることが夢でした。家政大学二年の時にイギリスへの長期留学を経験し、生きた英語を教えることの重要性を考えるようになり、四年の時の教育実習を通して、「理論」と「実践」の両輪がスムーズに働くことが、生徒が意欲的に学ぶことのできる英語の授業の展開に必要ではないかと実感しました。これらの点をさらに深く、より多くのことを学びたいと思い、大学院進学を決意しました。修士課程では、授業で「理論」を学び、非常勤講師として中学校で英語を教えることで「実践」を重ねています。研究の中心となる英語教育の面からだけでなく、文学の面からも多くのことを学び、視野を広く持ち、自分の目標達成に向かっていけるのが、大学院の環境だと思います。

小説を広い視野から考察する楽しさを多くの人と共有したい

高田幸香さん 人間生活学総合研究科 英語・英語教育研究専攻 26年度修了生

 大学で文学への興味がわき、小説に関する授業を多く履修しました。さらに深い文学に関する知識を得たいをいう気持ちが強くなり、進学を決意しました。大学院では、文学を広い視点で捉えるということを学んでいます。大学時代は一人の作家のひとつの作品を読み解くことが中心でしたが、国、時代、性別、年齢、出自など広い範囲から考察することで、より深く理解できるようになりました。文学のなかに共通してあらわれる話のリアルさや非リアルさを研究テーマにしたいと考えています。将来は出版や編集の仕事に携わり、多くの人と本の素晴らしさを共有していきたいと思います。

教員を続けながら学び、「理論と実践の結合」を実感する毎日です

増渕素子さん 人間生活学総合研究科 英語・英語教育研究専攻 2年

 公立中学で約30年英語を教えてきました。大学院の講義では、第二言語習得について理論と実践、両方の視点から学んでいます。本や研修で学んできたことが、大学院での学びにより系統立てられ、教師経験と結びついて深化していく感覚を楽しんでいます。まさに「スキーマ(既存知識)の活性化」も身をもって体験しているところです。大学院で複数の視点から学んだことで、現場に戻って授業をする際、生徒たちの頭のなかがふつふつと沸き立って、新しい知識を求めて目が輝き出す過程が見て取れたことに驚きました。今後は、語い指導を研究テーマにしようかと思考中です。

※平成24年度改組

臨床心理学専攻・教育福祉学専攻院生の研究活動はこちら

臨床心理学専攻

「臨床心理士第1種指定大学院」として、理論と実践の両面で実力を備えた臨床のスペシャリストの養成をめざしています。臨床に関わる諸領域の優れたスタッフをそろえ、多くの実習科目を含みながら理論面での実力涵養をも考慮したバランスのとれたカリキュラムを充実させ、学内にある実習施設や提携病院を整備しています。文学研究科心理教育学専攻※の多くの修了生が臨床心理士として活躍しています。

教育福祉学専攻

心理学・教育学・社会福祉学を中心とする学際的な広い視野・観点から人間への理解を深めるという目標のもとに、現代に求められる専門分野を深く学べるカリキュラムと体制を整えています。とくに、社会人を対象とした特別入試制度によって、広く門戸を開放し、学校や地域社会の諸問題を創造的に解決できる高度職業人を養成します。

臨床心理士としての実践力を磨く

豊田彩花さん 文学研究科 心理教育学専攻※ 24年度修了生

 私は臨床心理士をめざして家政大学に入学しました。大学4年間で、心理学の基礎知識とさまざまな症例を学ぶなかで、自分を客観視することができるようになったと思います。さらに、臨床心理士になるためには大学院修了が必須条件なので、大学院に進学しました。臨床心理士をめざす課程なので、カウンセリングの面接技法、心理検査、ロールプレイ、研究のために必要な統計など、臨床心理士に必要な実践力を培うカリキュラムが組まれています。どの授業も10名程度の少人数なので、先生への質問や学生の意見もその場で出せますし、同じ目標をもつ仲間と互いを高めあうことができます。

実習で多くの人と関わりながら、臨床心理士の学びを深める

藤原 未央さん 文学研究科 心理教育学専攻※ 24年度修了生

 私は現在、心理教育学専攻臨床心理学コースに所属し、「中学生の学校不適応と自尊感情」というテーマで研究に取り組んでいます。また、研究だけでなく、2年間の大学院生活では、実習を通して実際に現場で働ける力を養っています。学内にある臨床相談センターでは、実習担当教員の指導のもと、心理面接の陪席や発達障害児を対象とした学習支援を担当しています。学外実習においては、提携病院の心療内科にて、心理検査の所見作成や患者さん対象の運動療法に参加しています。大学院生活の魅力は、知識を深めるだけでなく、現場で多くの人と関わりあいながら、学びを深めることができるという点だと思います。そして何より、こうして現場で得た学びを共有しあえる大学院の仲間に出会えたことは、人生の宝物だと思っています。修了後は、ここでの学びを活かし、心理士として幅広い分野で活躍していけるよう日々精進していきたいと思います。

臨床心理士をめざし幅広く実践的な知識や技術を学修

鈴木雅子さん 人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻 25年度修了生

 私は臨床心理士になることを目指して家政大学に入学しました。大学4年の時、病院での実習を通して臨床心理士の方が働いている現場を見たことで、更に臨床心理士になりたいという気持ちが強くなり、大学院に進学することを決めました。大学院ではカウンセリングのロールプレイや心理検査、各種心理療法の知識、研究に必要な統計法など幅広く実践的な知識や技術を学んでいきます。実習も豊富で、現場での経験から得られる学びも多くあります。また大学院は10人程度の少人数なので、同じ目標を持つ仲間同士で切磋琢磨していくことができます。

密度の濃い授業と実践的な実習で多くの人を支える臨床心理士を目指す

近藤有美香さん 人間生活学総合研究科 臨床心理専攻 26年度修了生   

 高校時代から心理カウンセラーをめざしていたので、臨床心理士の資格取得のために第1種指定大学院である東京家政大学大学院に進むことを決めました。授業の多くが少人数で、ディスカッションをとおして知見を深めることができます。また、より専門的な心理療法の知識をはじめ、疾患を想定したカウンセリングや心理検査のトレーニングなど、密度の濃い授業が充実していて、付属の臨床相談センターでの実習では、現場ならではの緊張感と充実感をもって臨めます。修了後は学んだことを生かし、臨床心理士としてさまざまなフィールドで多くの人を支えていきたいと考えています。

臨床心理士の資格を取得し、女性を支えるカウンセラーを目指します

小野寺京子さん 人間生活学総合研究科 臨床心理学専攻 28年度修了生

 助産師として働くなかで「人の心」の大切さを感じ、東京家政大学の心理カウンセリング学科に入学しました。大学院に進んだのは、2年次に「家族心理学」と出あい、より深く学びたいと思ったからです。受講したかった「家族心理学特論」では、家族面接をロールプレイで行い、実践的な体験学習を重ねています。研究については、母親が「語る」出産体験をナラティブ(語りを通して得る人間理解)で分析検討してみたいと考えています。目標は臨床心理士の資格を取得し、女性と子どもを支えるカウンセラーになることです。大学院で本気で学びあえる学友を得たことも大きな財産です。

家族を支える専門職を目指し、現場の課題解決に貢献するために選んだ大学院進学

三竹彩賀さん 人間生活学総合研究科 教育福祉学専攻 27年度修了生

 「人がより幸せに生きていく為にできることは何か」を知りたいをいう思いから、学部時代には”福祉”を専攻し、一人の人を取り巻く環境を調整していくことの難しさと大切さを学んできました。ゼミや実習での学び、”障がい児の対人関係の発達”を卒業論文のテーマに取り上げる中で、自分の問題関心が、特に「対人関係のネットワークは様々な形で障害発達していくこと」、「家族を支えていくこと」であると気付き、学びを深める為、大学院への進学を希望しました。 大学院は、少人数制なので、自分から疑問や関心を発信していけばいくほど、学ぶことの楽しさを感じられる場です。社会人や他専攻の学生とかかわりを持つ中で、柔軟性を持って、「意見を人に伝える力」を養っていきたいです。 修了後は、公務員の福祉職として、家族の持つ課題に向き合い、共に解決していく相談員を目指しています。大学院での学びを積み重ね、自分の研究テーマをより深めていくことで、現場での課題解決に貢献していきたいです。

学びながら児童福祉司として働き、成長した自分を実感しています

三竹彩賀さん 人間生活学総合研究科 教育福祉学専攻 27年度修了生

 大学院では「自閉症スペクトラム症の子どもたちの社会性・コミュニケーションの発達を促す支援」が研究テーマでした。大学1年次からボランティアとして参加している「障がい児の料理サークル」の子どもたちと保護者の方にご協力いただきながら観察データを収集・分析し、保護者の行動が子どもにどう影響し、他者との関わりに広がっていくのかを研究しました。修士2年目からは、児童福祉司として児童相談所に勤務しています。大学院では授業が少人数で発言することも多いため、自分の考えを以前より言葉にできるようになり、職場でも自分の成長を実感しています。

※平成24年度改組

博士後期課程

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多様化する人間生活を追究する

 修士課程各専攻を融合・発展させ、高度な技術革新と多様な社会情勢に対応し、人間生活を総合的に究明することをめざしています。心理臨床学・人間発達学・生活環境学・生活材料学・生活管理学の5分野を柱にしています。

男性がメタボになりやすいメカニズムを解明したい

関目綾子さん 家政学研究科 人間生活学専攻※ 25年度修了生

 家政大学に入学してから研究職という仕事分野があることを知り、自分の好きなことを仕事にできる理想の分野だと思い修士課程に進学し、修了後は研究に関わる仕事をしてきました。今後も研究を続けていくには博士課程で技術と知識を深める必要があると思って進学を決めました。私の研究テーマは、現代日本で女性よりも男性の方が肥満やメタボリック症候群の人が多いことについてです。マウスのような小動物でも、オスの方が肥満しやすいのです。このメカニズムを解明するため、マウスに栄養バランスの異なる餌を与え、性ホルモンの影響を調べるなどの実験を進めています。受賞:平成24年度日本消化吸収学会天野学術研究奨励賞「食事誘導性肥満に対する生物学的性差の影響」

大学院で肥満や性差について研究しています

 私の研究テーマは「肥満と性差についての研究」です。現在の日本では女性よりも男性の方が肥満やメタボリック症候群の人が多いです。この原因として女性の方がダイエットや健康に対する関心が高いから、というような意識や生活習慣上の要因も考えられます。しかし、マウスを使った実験で同じカロリーでも栄養バランスを脂肪の多い状態に変化させると、オスは肥満になりやすいのですが、メスはそれほど体重が増えないことがわかりました。つまり、生まれつきの男女による体質の差(=性差)も肥満の発症に関わっているということです。現在は、糖尿病、脂質異常症、胆石などの生活習慣病の発症率にも性差や栄養バランスの影響があるか調べています。また、このような性差が表れる原因についても性ホルモンの影響を調べるなど研究を行っています。今後、この研究成果が肥満や生活習慣病のより良い対策を生み出すきっかけになればうれしいです。

「在宅看護」を深く研究し、介護者への支援モデルを作り上げたい

森山恵美さん 人間生活学総合研究科 人間生活学専攻 27年度修了

看護学校の教員として、看護教育に携わっています。他大学大学院で修士課程を終えていたので博士課程へ進むことを考えました。進学する一番の目的は、研究を深めて自己を成長させることでした。私の研究領域は「在宅看護」です。高齢者の夫婦二人暮らしで在宅介護をしている夫または妻に対して、訪問看護師がおこなう支援のモデル作りをめざしています。研究を通して、現場の看護師、ケアマネージャー、ヘルパー、医師なども多くの人と交流しながら在宅ケアの充実を図っていくとともに、一人でも多くの看護師をめざす学生に看護の素晴らしさを伝えていきたいと考えています。

※平成24年度改組


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